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スマートフォンを活用して12種類の感染症を診断する新たな手法が発明される

米ワシントン州立大学とペンシルバニア大学の共同研究チームは、2018年4月、スマートフォンを使って臨床検査機関と同等レベルでウイルス感染や細菌感染を検査する新たな手法を発明。

その研究論文を専門雑誌「Clinica Chimica Acta」で発表した。

・スマートフォンで検体を撮影し、感染症を診断

この手法は、麻疹・ヘルペス・ライム病を含む12種類の感染症につき、96の検体を一度に検査できるのが特徴。

スマートフォンのカメラ機能で検体をまとめて撮影し、この画像をもとに、コンピュータプログラムで検体の色を分析して陽性または陰性を判断する仕組みだ。

共同研究チームがペンシルベニア大学病院の患者771名を対象にこの手法で感染症検査を実施したところ、97.59%以上の精度を記録した。

なお、この手法には、スマートフォンのほか、専用のポータブルデバイスが必要。

共同研究チームによると、このデバイスは1台あたり50ドル(約5450円)以下で製造可能だという。

・短時間かつ低コストで感染症検査できる画期的な手法

発展途上国や過疎地など、臨床検査の専門家や機器が十分に整っていない国や地域では、遠方の臨床検査機関に検体を送って検査を依頼したとしても、相当の日数がかかり、検査結果を待っているうちに、感染が広がってしまうケースも少なくない。

短時間かつ低コストで感染症検査ができるこの新たな手法は、感染症患者を早期に治療し、感染症の流行を食い止める手段として期待が寄せられている。(文 松岡由希子)

Washington State University

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