フォルクスワーゲン子会社、米国34州のウォルマート100店にEV充電ステーションを整備

フォルクスワーゲンの米国子会社エレクトリファイ・アメリカは、米小売り大手ウォルマートの100店舗に電気自動車(EV)充電ステーションを整備する。

EV利用者は買い物中にマイカーを充電でき、EVの浸透に一役買いそうだ。

・来年6月までに整備完了

発表によると、米国34州の100店舗に設置し、2019年6月までの整備完了を見込む。

設置するのはDC急速充電ステーションで、出力は150〜350キロワット。1分あたり32キロ走行分の充電ができる計算で、これは従来の出力50キロワット充電施設の3〜7倍の充電スピードになるという。

この急速充電により、ウォルマートの客は買い物している間にマイカーをほぼフル充電できることになる。

・EV浸透に一役

ウォルマートは全米に約5000店舗を展開していて、設置するのはその一部となる。しかし、今回の取り組みで充電ステーションの数は2倍超になるという。

一方、エレクトリファイ・アメリカは2019年末までに充電ステーション2000カ所の整備を目標としていて、ウォルマートへの設置は目標達成に向け大きな前進となる。

環境に優しいことはわかっていてもEVがいまひとつ浸透しない最大の理由の一つとして、充電ステーションの少なさが指摘される。ガソリンスタンドのように街のあちこちで充電できるとなれば、次に車を購入するときはEVにしよう、という人は増えてきそうだ。

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