HTT、アブダビに世界初の商用ハイパーループを2019年建設へ

Hyperloop Transportation Technologies(HTT)は17日、アラブ首長国連邦(UAE)の不動産デベロッパーAldar Propertiesと世界初の商用ハイパーループを建設することに合意し、サインしたと発表した。

建設地はアブダビとドバイの境エリアで、近くにはExpo2020会場やアール・マクトゥーム国際空港などがある。長さは約10キロ、ハイパーループをテーマにしたイノベーションセンターやビジターセンターも建設される。

・サウジともつなげる構想

万国博覧会が開催される2020年に間に合うよう建設される見込み。

10キロというのは高速システムにしては短いが、構想ではそこを拠点にUAE国内にルートを広げ、さらにはサウジアラビアの首都リヤドへの接続も視野に入れている。

・2年後には走行?!

建設されるエリアはAldar Propertiesが住宅開発を進めるAlghadeerにほど近い。同社のCEO、Talal Al Dhiyebi氏は「戦略的にもAlghadeerはUAEの中で非常に重要な場所。成長著しいアブダビとドバイを高速輸送システムでつなぐというのも理にかなっている」とハイパーループ歓迎の意を示した。

HTTのCEO、Dirk Ahlborn氏も「今回の歴史的な合意により、世界初の商用ハイパーループシステムに向け大きな一歩を踏み出した」とコメントした。

HTTは先日、フランスに実物大試験トラックを建設することを発表したばかり。試験、そして本格建設と、順調に行けば2年後にはハイパーループが走る姿を見ることができるかもしれない。

HTT News Release

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Techable

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