パーキンソン病の重症度をスコア化するアプリ「HopkinsPD」、米大学が開発

access_time create folderデジタル・IT
パーキンソン病が疑われるとき、どんな症状がどの程度あるのかをみて、医師は重症度を判断する。

基本的に、患者に質問をしたり、実際に体の動きにみたりするのだが、この判断に指標のようなものはあっても確固とした基準はない。

そこで米国のジョンズホプキンス大学などの合同研究チームが開発したのが、スコアで重症度を示すスマホアプリ「HopkinsPD」。スマホのセンサーなどを活用して、患者の体の様子を客観的に分析する。

・手先の動きや足取りも感知

患者が医師の診察を受けるときに症状が出るとは限らない。また、普段の様子を患者が正確に伝えられないこともある。

そこで、HopkinsPDではスマホのマイク、センサー、スクリーン、加速度計などをフル活用して、症状の度合いを見極める。

たとえば、パーキンソン病では体の震えや、運動量の減少などの症状を伴うことが多い。アプリでは、実際に歩いたりや指先でタップしたりするテストを行い、それらが正確に行えるかどうか、リアクションまでの時間などによりスコア化する。

・Android、iOS端末で利用可

診断の客観性に加え、患者が自宅などでテストできることもメリットだ。医師の診察が及ばない時もこのアプリならウォッチできる。

HopkinsPDはAndroid用アプリで、Parkinson’s Voice Initiativeで入手可能となっている。iOS版は「mPower」としてApp Storeでダウンロードできる。

Johns Hopkins University

  1. HOME
  2. デジタル・IT
  3. パーキンソン病の重症度をスコア化するアプリ「HopkinsPD」、米大学が開発
access_time create folderデジタル・IT
local_offer
Techable

Techable

ウェブサイト: https://techable.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。