Xperia XZ2の4K HDR動画撮影機能を解説
Sony Mobile の 2018 年フラッグシップスマホ「Xperia XZ2」や「Xperia XZ2 Compact」は Xperia シリーズで初めて HDR での動画撮影に対応しました。
昨今、HDR は写真撮影時のみならず、動画視聴においても頻繁に話題となっており、今回の記事では Xperia XZ2 の実機および Sony が公開した情報を基に Xperia XZ2 に搭載された HDR 録画機能の使い方や効果をご説明します。
HDR(ハイダイナミックレンジ)というのは、ダイナミックレンジ・・・「カメラが捉えることのできる明るい部分から暗い部分までの再現可能な幅」を拡張して撮影する手法のことを言います。
Xperia XZ2 は HDR フォーマットの一つである「HDR-HLG」に準拠しており、HDR 動画を撮影する際にはこの規格に従って映像を記録します。
撮影できるのは HD、フル HD、4K で、フル HD @ 60fps では機能しません。
HDR で動画を撮影するには Xperia XZ2 のカメラアプリの左下に表示される「HDR ON / OFF」ボタンをタップして HDR モードを ON / OFF します。
後はいつもどおり撮影するだけなので、使い方はとても単純です。
また、Xperia のギャラリーにおいて HDR 動画には「4K HDR」といったタグが付き分かりやすくもなっています。
Xperia XZ2 で撮影した HDR 動画の視聴は HDR 対応デバイスで行います。
例えば Xperia XZ2 はもとより、Xperia XZ Premium や Xperia XZ1 です。
仮に HDR 動画を YouTube にアップロードした場合には、YouTube の画質オプションに「1080p HDR」等と表示されます。
新たに追加された HDR 撮影機能のメリットは、前述したダイナミックレンジが広い環境に限り、被写体や風景をより綺麗に見せることができることです。
効果を発揮するシーンは限られるので、いつでも HDR の方が良いということはありません。
ダイナミックレンジが広い環境としては晴天時の昼間に公園を撮影する時が挙げられます。
この時、空は白飛び、樹木は黒つぶれすることがありますが、HDR だと「捉える色域と輝度幅」が拡大するので、そうした部分を軽減します。
また、夜間に白飛びする照明の強い光は飛んだ状態から少し鮮やかになります。
HDR 録画機能はモードを ON にしているならいつでも使用できますが、例えば曇り空の風景などダイナミックレンジの狭い環境ではあまり意味をなしません。
そのような状況でも HDR 録画を利用すると映像は少し暗めに映ってしまいますが、それは HDR モードで動画を視聴した際に、実際の風景の明るさを再現できるようそのようにしているだけで不具合とかではありません。
Source : Sony
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