rabanne 2026年春夏 プレコレクション 「From Hardy to Party」
rabanne(ラバンヌ)は、2026年春夏 プレコレクション「From Hardy to Party」を発表。
すべての時代には、それぞれの華やかさがある。2026年春夏プレコレクションにおいてrabanne(ラバンヌ)は、過剰さを抑え、軽やかさを纏いながら、フォーカスされたインスピレーションを自由な解釈で表現。Françoise Hardy(フランソワーズ・アルディ)のワードローブは、今もなお色褪せることなく、その魅力を放ち続けている。
直近のランウェイで掲げられた「Contain-and-Release(抑制と解放)」のコンセプトに続き、今季は2つの関連コレクションが登場。Julien Dossena(ジュリアン・ドッセーナ)は、あらゆる影響を巧みに吸収し、独自のかたちへと昇華。華やかさ(グラマー)と粗野さ(グランジ)を自在に融合させる手腕が光る。そこにあるのは、世代という垣根を軽やかに飛び越えた自由な視点と、遊び心に満ちた目線、そして洗練された手さばき。そして、常に主役となるのは素材そのもの。
すべてのPartyルックには、過去からの記憶が静かに息づいている。それは、時代を超えて再解釈され、今の時代の感性へと優雅に姿を変えたもの。登場する人物たちは、1970年代のシルエット、1930年代の装飾技法、そして1990年代の反骨精神をまとって現れる。そこにあるのは、ミラノとパリのブルジョワ的要素をミックスしたような佇まい。けれど、そこにはクラシックな「レディらしさ」は見当たらない。代わりに登場するのは、流れるような光沢を放つスパンコールで覆われた、ボディラインに沿うタキシード。その姿が、レトロ・フューチャーを思わせるシャギーなカーペットの上で、まばゆい存在感を放っている。
本コレクションでは、カジュアルとデカダンスが反転しあい、新たな装いの可能性が提示される。ユニフォームのようなアプローチが感じられるルックもあれば、たとえば、バターイエローのスペンサージャケットとトラウザーズ、光沢あるカプチーノカラーのコーティングコットンのトレンチコート、ハイスリット入りのTシャツドレスにネクタイ柄のプリントが施されたアイテムなどがその一例。Françoiseのエッセンスを今の時代に呼び起こすようなスタイルも今季の見どころ。クロコ型押しのレザーブルゾンにサイドジップのジーンズを合わせたモダンなレイヤリングや、あえて日中に着こなすシルバーメタルメッシュのミニドレスなど、既存のルールに軽やかに揺さぶりをかけるスタイリングが、自由な感性を映し出す。
rabanne | ラバンヌ
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