【ラクちん掃除術】押入れのカビの取り方&予防法
押入れやクローゼットに生えたカビやカビの臭いを取る方法をご紹介。なぜ押入れはカビが生えやすいのか、その原因と合わせて、カビを防ぐための対策法も伝授します。カビの生える原因を抑えて、適切な対策を取りましょう。
目次
押入れのカビを取る方法
押入れのカビ防止策4選
押入れのカビ対策
ここでは押入れに生えたカビの取り方を解説していきます。
カビの掃除には水気を与えずに除菌を行うことのできる、消毒用エタノールが活躍しますよ。
押入れのカビの掃除方法
© PIXTA押入れ内に生えたカビは、消毒用エタノールを使って掃除しましょう。
カビの菌を除菌してカビの広がりを止めたうえで、カビ独特の臭いの発生も抑えることができますよ。
ただし狭い空間での掃除作業になるため、カビの胞子を吸ってしまわないよう、マスクの着用を忘れないでくださいね。
【用意するもの】
消毒用エタノール・・・適量
雑巾・・・1枚
マスク・・・1枚
【押入れのカビの除去方法】
最初に布団や衣服など、押入れの中身を全て出し、カビが移っていないか確認してください。カビが生えた衣服は処分するか、クリーニング店に依頼してみましょう。布団にカビが生えていたら、こちらの記事をチェックしてみて。
次に雑巾に消毒用エタノールを染み込ませて、押入れ内のカビを拭き取っていきます。
カビの拭き掃除が終わった後は押入れの換気をして、乾燥させればお掃除完了です。
押入れ内のカビを拭き取る際、乾いた雑巾や、水で湿らせた雑巾を使うのは厳禁です。
乾いた雑巾はかえってカビの胞子を飛び散らせてしまいますし、濡れ雑巾はカビの栄養となる湿気を与えてしまいます。
必ず消毒用エタノールを使って拭き取るようにしましょう。
【カビの跡がどうしても気になる場合】
消毒用エタノールでカビの菌を除菌すればそれ以上カビが広がるリスクは減りますが、残ったカビの斑点は気になるもの。
こうしたカビの跡は、塩素系漂白剤を使って目立たなくすることができます。
漂白剤を染み込ませて、漂白できたら水を固く絞った雑巾で拭き取るだけの簡単な方法ですが、壁紙やベニヤを変色させてしまう恐れがあります。
押入れの目立たない箇所であらかじめ変色しないか確認しておくか、いっそプロのハウスクリーニング業者に依頼してしまうのも手です。
押入れのカビ防止策4選
© PIXTAここでは、押入れにカビを生やさないための対策法をご紹介します。
家庭にあるアイテムでできる方法もあるので、ぜひ試してみてくださいね。
そもそも押入れはカビの生えやすい場所
押入れは扉を閉めておくのが普通ですが、それだけに風通しも悪く、カビが生えやすい場所のひとつです。
ここへ寝ている間に汗を吸って湿気を溜め込んだ布団や、着用した後の衣服をしまうわけですから、当然カビにとって居心地の良い場所になってしまいます。
また布製のものをしまうために内部はホコリが溜まりやすく、カビの発育に必要な餌も十分。
さらに結露によって水分が発生することがあるため、家の中でも特に注意が必要な空間なのです。
次に紹介する防止策を日頃から取り入れて、押入れをカビの生えにくい環境にしましょう!
【防止策1】ときどき扉を開けて換気する
扉を閉めっぱなしにしているのは、押入れにカビを生やしてしまう原因のひとつ。
1週間に1度は押入れの扉を開けて、中の空気を入れ替えましょう。
ただし雨の日に換気を行うのは逆効果なので、晴れた日に行うようにしてくださいね。
【防止策2】すのこを活用して空気の通り道を作る
押入れに限らず、手っ取り早く空気の流れを確保するにはすのこが最適です。
すのこを床に敷くだけでは床面付近の風通ししか確保できないので、押入れ内の壁にも立てかけておくのがおすすめです。
押入れの収納容量は減ってしまいますが、詰め込みすぎの押入れはそもそも空気の流れが止まってしまいます。
詰め込みすぎを防ぐ意味でも、すのこは縦横に配置して、最低限の空気の通り道を作っておきましょう。
【防止策3】カビの餌になるホコリは極力排除する
布製品を収納する役割上、押入れの中はホコリが出やすい空間。
カビはこのホコリを餌にして成長してしまうので、普段から注意するようにしましょう。
部屋に掃除機をかける際、ついでに押入れの中のホコリも吸い取るのが一番手軽な方法です。
押入れに衣類や布団をしまう際も直接置くのではなく、プラスチックのケースなどに収納すればホコリの発生を極力抑えることができますよ。
【防止策4】吸湿性のあるアイテムで湿気を取り除く
湿気を吸い取る性質を持ったアイテムを、押入れに入れておくのも簡単な対策法です。
市販の除湿剤を使用しなくても、丸めた新聞紙や重曹、炭や粉末洗剤など、身の回りには吸湿性に優れたアイテムが沢山あります。
中でもおすすめは重曹を使った除湿剤。小瓶に入れて押入れの隅に置いておくだけで、湿気や臭いを吸収してくれますよ。
いかがでしたか? 普段締め切って中を見ることが少ない押入れは、早めにカビを見つけることが大切です。
収納する布団や衣服にカビが移ってしまわないよう、こまめに確認しておきましょう。
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