お名前つけから風邪予防まで!リアルに役立つ通園グッズ【サクライクvol.9】
保育園&幼稚園の入園準備、こまごまと大変ですよね。1歳児から保育園に通わせている我が家の、使ってよかったグッズをご紹介します。
寒さの底もすぎ、春のきざしが見えてきました。4月から保育園&幼稚園ライフが始まるという方も少なくないはず。0歳児では涙を呑んだけれど、運よく1歳児から保育園に入れた我が家も、早いもので通園2年目に突入します。
そこで今回は、入園準備でそろえたいアイテムをご紹介。各園のルールを確認しつつ、ご覧ください。
膨大な“名前つけ作業”はスタンプで乗り切る
入園前に手がかかる準備といえば、あらゆるものへの名前つけ。お洋服やハンカチはもちろん、おしりふきのパックやおむつ1枚1枚に至るまで、すべてにフルネームの記名が必要です。手書きなんて到底無理なので、スタンプが欠かせません。
▲個人情報保護のためにレタッチで苗字を消したら、ちょっと間が抜けて見えます。ビッグスタンプは楽天、ミニスタンプはハンドメイドマーケット『minne』にて。
物のサイズに合わせて使い分けられるように、ビッグとミニの2種類。ビッグは主におむつやおしりふき、ミニはお洋服のタグやコップなどに使っています。
しかし、大きな名前スタンプ、全然かわいくない。せめて洒落たフォントを探したけれど、ぽんぽん捺せるスタンプタイプではなかなか見つからず……。このサイズで恐竜やボールなどのアイコンを入れるのも、苦しまぎれ感がすごい。ということで、シンプルな大判スタンプになりました。
その代わり、ミニサイズはちょっとしたデザイン入りをチョイス。紳士に育ってほしいという想いをなんとなく込めて、ヒゲのイラストを選びました。タグに捺すと、結構かわいいです。
▲おむつにビッグ、お洋服のタグにミニを捺すと、こんなかんじ。こちらも苗字は消しております。
最初の通園バッグは、大人に合わせて
通園バッグというと、子どもが好きなキャラものやお稽古バッグのようなものをイメージしがち。でも、0~2歳くらいのお子さんなら、持つのはほとんど親です。なので、デザインも大人に合わせてOKではないでしょうか。
息子の通う保育園の場合、毎日持ち運ぶのは着替えセットと連絡帳、エプロン2枚、タオル3枚。普段は、雑貨屋さんで買った布トートに入れています。月曜と金曜は毛布やシーツ、お散歩用の上着や帽子なども入れなければならないため、DEAN & DELUCAの特大トートバッグを使用。
どちらも私が使うために買ったもので、子ども用にわざわざ用意したものではありません。そのうち、息子がばっちり持ってくれるようになったら、彼の気に入るバッグやリュックにしようかなと思っています。
▲たためる布トートはかさばらないため、子どものロッカーの中で場所をとらないのがいいところ。Lサイズのおむつと大きさを比較してみました。
食事エプロンも使い分けると便利
息子の通う園では、ランチとおやつにそれぞれエプロンが必要になります。ランチはスープなども出てくるので、こぼし対策にシリコンビブが便利。おやつは薄手のポケット付きにしています。
シリコンビブは洗えばすぐにまた使えるため、1枚あればいいかと思ってしまうけれど、絶対に2枚用意すべき。ランチで汚れたビブを、帰宅後すぐに洗って夕食で使う……そのひと手間が、ワーママ・ワーパパを苦しめます。
自宅用と保育園用を1枚ずつ用意しておくと、帰宅後はすぐにきれいなビブが使えるし、寝る前に2枚とも食洗機につっこめばOKなのです。
▲離乳食を始めるとき、友達がお祝いにくれた白いビブは自宅用。デザイン違いで買ったグリーンのビブを、保育園のランチ用にしています。Amazonや赤ちゃん用品店など、どこでも手に入るはず。
ハンカチはループ付きの手洗い用と食事用の2種類
おそらく、毎日3枚のタオルを使うのがスタンダード。手洗い場の近くにひっかけておくループ付きのタオル・ランチ用・おやつ用です。
ループ付きタオルは、大学時代の友人が出産祝いに3枚セットをくれました。じつは、もらったときにあまりピンときていなかったお祝いNo.1。でも、約1年後に保育園入園が決まったとき「あ! ようこが3枚セットでくれたやつがある!」と思い出し……名前の刺繍まで入っていて、とっても助かりました。
保育園や幼稚園に通う予定のお子さんなら、出産祝いにとってもおすすめです。
ランチとおやつのタオルは当初、家で余っていたハンドタオルにお名前スタンプを捺して使っていました。でも、洗っているうちにどうしてもインクがとれてしまい、何度も捺し直す羽目に……見た目もどんどん薄汚れていきます。
そこで、入園3ヵ月後くらいに刺繍入りタオルを発注。毎日使うものなので、なるべくメンテナンスに手間がかからないアイテムをそろえるのが、親の負担を減らすポイントです。
▲一番上のランチ用タオルは、ハンドメイドマーケット『minne』。真ん中のループタオルはいただきもの、一番下のミニタオルは楽天で。いずれも、本当はフルネームが入っています。ローマ字はアウトかなと思ったけれど、書き方の規定はないため、意外と何も言われませんでした
体調不良を長引かせないアイテムも大事
用意すべきは、持ち物ばかりではありません。保育園に行けば風邪や感染症をもらってくる……というのは、2000%真実。息子も最初のころは毎月しっかり発熱し、数日間は保育園を休むルーティンでした。
体調が悪くなるのは仕方ないけれど、子どものためにも早く治してあげたいもの。下記のようなアイテムを用意しておくと安心です。
・クーリング用グッズ
体温調節が未熟な赤ちゃんは、すぐに発熱してしまいます。でも、熱が上がりきったときに首やわき、そけい部を冷やしてあげるだけで、ぐっと熱が下がることも。それですこし楽になり、穏やかに眠ったり、食事ができるようになるかもしれません。
我が家で愛用しているのは『わきの下専用ちょいパットアイス』(チュチュベビー)。冷えピタなどは嫌がるけれど、これはたすきのように保冷ジェルパックを背負わせて、わきの下に当ててくれるアイディアグッズ。さっと装着してしまえば、本人もつけていることを忘れて過ごせます。
▲両肩から下がっている、黄色い布バッグの中に保冷ジェルが入っています。たすき部分の長さはもちろん調節可能。
・鼻水吸引器
鼻水がずるずる出てきたときは、吸い出してあげるのが一番。呼吸も楽になるし、なんといっても治りが早いです。もちろん嫌がって泣き叫ぶけれど、心を鬼にして。慣れてくると子どもが自分から吸引器を当てにくる、なんて話も……うちの子も早くそうなってほしい。
電動と手動の両タイプを試しましたが、絶対に電動がおすすめ。一瞬で大量に取れるので、子どもの苦しみも短いです。そして、ズゴゴゴッと取れるのが快感。
▲電動鼻水吸引器『メルシーポット S-503』(シースター)。興味津々でさわってるけど、ノズルを向けると逃げます。
▲同じくシースターからは、電源コード不要の携帯タイプ『ベビースマイル S-302』も登場しています。場所を選ばないので、こちらも便利。
・お薬を飲みやすくするもの
シロップ薬も粉薬も、基本的にはごくごく飲んでくれる我が子。でも、抗生物質だけは苦くてダメです。そこで役立つのが、チョコレート味の服薬ゼリー『おくすりのめたね』(龍角散)。粉薬とゼリーを混ぜれば、ぱくぱくゴキゲンで食べてくれます。合成着色料や砂糖を使っておらず、薬の作用や吸収にも影響を与えません。
▲ピーチやぶどう、いちご味もあるけれど、やや味が薄め。苦い抗生物質は、風味の強いチョコレートがおすすめです。
・除菌ジェル
日ごろの感染予防には、手洗いを徹底したいところ。でも、気づけば地面や汚れた壁を触っているし、水のない場所でいますぐお菓子を食べたがる、なんてことは日常茶飯事です。そんなときに役立つのが除菌ジェル。手にすりこむだけで、水もタオルも使わずに除菌できます。
▲真ん中の『手ピカジェル プラス』(健栄製薬)は、ドラッグストアで手に入る強力な除菌ジェル。ほか3つは、アメリカ生まれの抗菌ハンドジェル『PocketBac Sanitizer』(Bath & Body Works)。さまざまなデザインや香りがあるので、ハワイに行くといつもまとめ買いしています。
素敵な保育園&幼稚園ライフを
入園が決まったときは、何から何まで素敵なデザインの保育園グッズを揃えようと息巻いていた私。でも、結局気に入るものが見つからず、保育園用のコップは航空会社のだっさいアメニティだし、お昼寝用の毛布も何かのノベルティです。お洋服に名前を書くのも最初はなんだか抵抗があったけれど、いまでは新しいお洋服を買ったら、息を吸うようにぼんぼんスタンプを捺しています。
毎日、とっても楽しそうに保育園に通っている息子。夕方迎えに行くと、いつもきゃっきゃと遊んでいて、かなり近くに寄らないと気づいてもらえないこともあるほどです。彼が毎日心地よく過ごせて、保育園の先生方に迷惑をかけないアイテムなら、極論なんでもよし。あとは、自分たちの日々の手間が省けて、ちょっとかわいくて、いい気持ちで使えるものを選びましょう。
春から、素敵な日々が始まりますように! 子どもも親も、のんびり楽しんでいきましょう。
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