【25歳総合商社男子の成功人生】周りに流され続けていたら、いつの間にか「モテ力」も「年収」も手に入れた!
有名大学を卒業後、大手総合商社に入社し、2年目で年収は早くも700万円。平日は仕事、週末は合コンに全力投球のキラキラ男子。「今のところ人生順調!」と笑うリア充ですが、よくよく聞くと、ターニングポイントでは“周りに流されて”決断してきたのだとか。そんな彼のこれまでを、詳しく聞いてみました。
※写真はイメージです。
【人物紹介】
村田翔吾さん(仮名・25歳)は、大手総合商社の経理職。有名私立大学経済学部卒業後、新卒で今の会社に入社して2年目。年収はすでに700万円超だとか。
大学時代から付き合っている「真面目で清楚な」彼女がいるにもかかわらず、週末は銀座や六本木で合コン三昧。シュッとした外見とノリのいいトークが大人気で、合コンではモテモテ。仕事もプライベートも順風満帆なのだ。
「東京は可愛い女の子が多い」との先輩の一言で、地元進学を止め上京
大学時代に起業し、軌道に乗せた後に第一希望の総合商社に入社。仕事は順調、年収もまあまあ。そして合コンでは商社ってだけで超モテる!毎週金曜日はほとんど合コンで埋まっています。
今のところ、そこそこ順調な人生ですが、今に至るまでを振り返ってみると、人生の岐路では必ずと言っていいほど周りの人に影響されているんです。自分の意思で決断し、道を切り開いてきたというよりも、周りに流されて進む道を決めてきた感じ。まぁ、結果オーライだからいいんですけどね。
初めの転機は、大学進学です。親に勧められるがままに、実家から通える地元・関西の私立大学に進学しようと思っていました。志望校には、その時の成績で十分受かるレベルだったので、のんきに構えていましたね。でも、高校3年の夏にたまたま帰省していた東大生の先輩に「東京はいいぞ!大阪よりも街が洗練されているし、遊ぶところもたくさんある。何より、大阪以上に可愛い女の子がたくさんいる」と言われて、一気に方向転換しました。決め手は女の子です(笑)。
その日のうちに親を説得して猛勉強。東大は無理でしたが、無事に有名私立大学に合格し、晴れて上京しました。
大学進学後は、とにかく遊びまくりましたね。たくさんのサークルに入り、毎日何らかのイベントに参加していました。入ったサークルは、テニス、フットサル、スノボ…一つぐらい真面目なのも…と思って国際交流サークルみたいなものにも入り、友達を作りました。
当時の生活は、それぞれのサークルの友達と渋谷のクラブで朝まで遊んで、大学は午後から。出席が必要な授業だけ顔を出して、後は各サークルのたまり場を回って顔を売る、の繰り返し。受験までの半年間で猛勉強した反動が大きくて、「まずは死ぬほど遊んでやろう」と思っていたので、寝る時間を惜しんで命を削って遊んでいた気がします。ちなみに、上京と同時に髪を金髪に染めまして…完全にイキってました。
彼女に振られ落ち込む姿を見かねた友人の誘いで、インターンシップに参加
ただ…こんな生活に半年で飽きてしまって。人脈は広がったし、可愛い女の子の知り合いも増えて、楽しいっちゃ楽しいのですが、「イメージしていた学生生活となんか違う。このままでは4年生の時にどうなっているんだろう?」とふと不安になったんです。
そんな時、タイミングよく高校時代から付き合っていた彼女に振られました。彼女は東京の他大学に進学していたのですが、僕が遊びまわっていたせいで会う時間がほとんどなくなっていたのです。久々に連絡をしてみたら、「将来起業を考えていて、いま起業家セミナーに通っているから忙しい。あなたみたいにチャラチャラ遊んでいる暇なんてないの」と言われてしまったんです。ショックでしたね。
しばらくはがっくり落ち込んでいましたが、見かねた大学の友人が「気分転換になれば」と1年生から参加できるインターンシップに誘ってくれました。Webサービスのベンチャーで、営業同行やプレゼン資料・見積もり作成などを行う長期のインターンシップ。給与も出るというので、アルバイト代わりにやってみることにしました。何かに打ち込むことで、彼女のことを忘れられそうだとも思ったんです。
このインターンは約1年間やりました。結論から言うと、僕って営業の素養があったみたいです(笑)。初めは営業同行でしたが、コミュニケーション力の高さや商品理解の高さが買われ、2カ月目からは一人で営業に出るように。成果が出れば出るほど、営業がどんどん楽しくなり、稼ぎも右肩上がりに。辞めるころには、インターンなのに月20万円ももらうまでになっていました。
インターン先の友人から誘われ、大学3年で“棚ボタ”学生起業
そして…なんと大学3年のときに起業までしてしまいました。ざっくり言えば、Webに関するクラウドソーシング会社です。インターン先で知り合った他大学の友人がシステムを開発し、私はマーケティングや販促、メディア向け営業を担当しました。
ベンチャー企業でのインターンを通じて、漠然と起業に興味を持つようになりましたが、ビジネスアイディアはないし、本気で起業するつもりもなかった。そんなときに僕の営業スキルと人脈に目を付けた友人に「一緒にやらないか」声を掛けられ、それに乗ったんです。商品も、ビジネスアイディアもすでにある。完全に棚ボタ起業ですね。でもお互いの利害が一致した結果、売り上げは順調に拡大。図らずも起業することになり、ちょっと元カノを見返せたんじゃないかな~なんて思います(笑)。
そのころは、週1のゼミ以外はほとんど大学に行きませんでしたね。テスト前には各サークルに顔を出して、全ての授業のノートを借りては猛勉強。どうにか単位を落とすことなく進級できました。
「我ながらすごいな」って思うのは、一度築いた人脈をずっと維持する能力と、どんなタイプの人とも話を合わせてうまくコミュニケーションを取る能力の高さ。1年生の時にたくさん入ったサークルにも定期的に顔を出し続け、チャラいやつにはチャラい話し方で、マジメなやつには真摯な態度でコミュニケーションを取り、相手に合わせた話題をチョイス。要は、八方美人なんです。皆によく思われたいし、皆と仲良くしたい。
ちなみに、どんな人にもうまく合わせられるので、女の子にはめちゃめちゃモテていました。インターンで営業としてバリバリ稼ぎ、起業もしてビジネスもうまくいっている。…ちょっとほかの学生とは違う印象も与えるんでしょうね。仕事と学業の合間を縫って、合コンに明け暮れていました。…今と同じですね(笑)。
「ベンチャーにはいつでも行ける」の一言で、大手を目指して就活開始
仕事もプライベートも順調なまま、大学4年生になりました。そのときは、「卒業後は今の会社をさらに大きくしていこう」と思っていたんです。しかし、ある人の助言をきっかけに大きく方向転換しました。
ビジネスが大きくなったのを機に、友人の知り合いの元東大生が新たにメンバーに加わりました。その人も大学時代に友人が立ち上げたベンチャーにジョインし、卒業後もそのまま勤務。そして、うちのビジネスに興味を惹かれて転身してきました。
その人が、僕に言った言葉が胸に刺さったんです。
「僕が翔吾君と同じ大学4年生に戻れたら、絶対に大手企業に就職する。大手からベンチャーにはいつでも行けるけれど、ベンチャーから大手はハードルが高いからね。それに給料や待遇だって、全然違う。僕はずっと、やりがいがあればそれでいいと思っていたけれど、今の年収じゃ彼女と結婚もできないよ」
人の意見はしっかり聞く、がモットー(悪く言えば人の意見に流されやすい)の僕は、「その通りだ!」と素直に受け止め、すぐに考えを変えました。
ベンチャーを立ち上げ、自分の手で大きくして日本を代表するような会社に成長させる――とても素晴らしく、大きな夢だけれど、大手企業で経験を積んでオカネを稼いでからでも遅くはない。今しかできない選択をしよう!と決意したんです。
OB訪問はゼロ、インターンシップには参加せず、会社説明会も合同説明会にも行っていない…同期からはだいぶ出遅れた就活でしたが、外資系コンサルや金融、五大商社、有名ネット系企業など数社を受け、一番初めに内定が出た大手商社に入社を決めました。決め手は「みんなが知っている会社」「モテそう」「給与水準がいい」「海外に行けそう」「社員の人が熱かった」です。
大学4年の8月に内定が出た後は、経営していた会社からも退き、卒業旅行三昧。それまで仕事が忙しすぎて、ほとんど旅行に行けなかったんですよね。溜まったお金を使い果たす勢いでアジアや中東、欧州などに旅行しまくりました。日本では「Tinder」で知り合った女子との合コンにも明け暮れ、残りの学生生活を満喫し尽くしました(笑)。
今の会社を「惜しまれつつ辞め」て、来年には外資系コンサルに転職したい
そして、現在入社2年目。そこそこ順調な毎日ですが、経理部に配属されたのは予想外でした。商社と言えば、営業として世界を飛び回るイメージを持っていましたし、インターン先や自社での営業経験も活かせると思っていましたから。
経理部への配属当初は、交通費精算や経費精算など、地味なデスクワークばかり。誰かがやらなきゃいけない仕事だとは思うものの、「何で自分が…」と腐っていましたね。
ただ、2年目になって徐々に任される範囲が増えてきて、少しずつですが仕事が楽しくなってきました。うちの会社は、頑張っている人にはどんどんチャンスを与える社風。まずは自分の目の前の仕事を頑張り、そのうえで面白そうなプロジェクトがあればどんどん手を挙げ、アイディアも積極的に発信しています。おかげで周りから一目置かれるようにもなりました。
実は、来年ごろをめどに、外資系コンサルティング会社への転職を考えています。現在の年収は約700万円。2年目としては十分な年収ですが、10年目で1200万円ぐらい、それ以上頑張っても1500万円がせいぜい…と先が見えています。横並びの評価体制の日本企業では、ある程度仕方のないことです。一方で、外コンの多くは頑張れば頑張っただけ給料も青天井だとか。
男たるもの、稼げるときにガンガン稼いで自分の力を試してみたいじゃないですか。それに、今付き合っている彼女とゆくゆくは結婚したいし、子どももほしい。子どもには、お金の心配をせずに好きなことをさせてやりたいと思うので、若いうちに稼いでお金を貯めておきたいんです。
今の会社は3年で辞めるというプランですが、どうせならば惜しまれて辞めたい。惜しまれるために今の仕事を頑張っていると言っても過言ではありません。
そして、30代になったら、地元に戻って家業を継ぎたいと思っています。学生時代はそんなこと思っていなかったんですけどね、ベンチャー経営を経験して、自信がついたというか。経験を活かして家業を大きくして、故郷に錦を飾りたいという思いが強くなりました。
今の彼女は東京出身ですが、結婚したら関西について来てくれると言っています。大学3年の時から付き合っていますが、常に忙しく八方美人な僕を陰で支えてくれる、本当にいい彼女なんですよ。
じゃあなぜそんなに合コンしているのかって…うーん、やっぱりモテるのは嬉しいし、きれいな女の子と話すのは楽しいですからね。でもあくまで遊びは遊び。彼女と別れる気は1ミリもありません。
商社マンって、けっこう女性には堅実ですよ。私の周りの人は皆、大学時代に生涯を添い遂げられる女性を見つけ、その後どんなに遊んだとしてもその彼女と結婚しています。いつかは海外に赴任するから、どんな環境でもついてきてくれる芯のしっかりした女性を選んでおきたいという思いが強いんでしょうかね。
婚活の一環で商社マンと合コンする女子は多いけれど、こういう理由で大体が彼女持ちなんで、僕が言うのも変だけどマジで気を付けたほうがいいですよ、絶対(笑)。
EDIT&WRITING:伊藤理子
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