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親は知っておくべき、2020年大学入試改革の「不安」とは…? 【鬼頭あゆみの「本が好きっ!」】

親は知っておくべき、2020年大学入試改革の「不安」とは…? 【鬼頭あゆみの「本が好きっ!」】

みなさん、こんにちは!鬼頭あゆみです。

インターネットラジオ「本が好きっ!」、第30回目のゲストとしてお越しいただいたのは『不安な未来を生き抜く最強の子育て 2020年からの大学入試改革に打ち勝つ「学び」の極意』(集英社刊)の共著者の一人である井戸まさえさんでした。

2020年からの大学入試改革は、とても話題になっていますよね。この本では、日本社会のOS(オペレーション・システム)を変えるほどの大きな変化だと言っています。これから受験をする子どもたちだけでなく、社会全体で関わるお話なのだそう。

■大学入試改革で一体何が変わるの?

今回お越しいただいた井戸さんは、5人のお子さんを育てる母親であり、『無戸籍の日本人』を出版され、政治活動もされていているとてもアクティブな女性です。

この本は作家の佐藤優さんと、井戸さんの対談形式。井戸さんが作家の佐藤優さんに、大学入試改革について疑問に思っていることを聞いたことから始まったそうです。佐藤さんは、元外務省の分析官で、数々のノンフィクション賞を受けた「知の巨人」と言われる方。井戸さんいわく、「日本一贅沢な雑談」から生まれた本なんだそうです。

そのせいか、難しい内容が含まれているにも関わらず、スッと頭に入ってくるとても読みやすく、夢中になって読んでしまいました。

お二人によれば、大学入試改革は、社会の大きな変化が根底にあると言います。知識の量を競うのではなく「未知の問題」を解決する判断力、知識や技能を使いこなし新しいものを生み出していく能力が問われる。さらにコミュニケーション能力も必要という事から、大学の入試が変わったというのです。

入試が変わるという事は、学校の授業も変わっていく、そして親の意識も変わっていく、まさに社会全体を変えるインパクトがあるのでしょうね。

■改革したはいいけれど…2020年以後の教育現場で起こることとは?

井戸さんとのお話で印象的だったのは、「いい中学、いい高校に入れば安泰という、古い基準はもうなくなり、学歴社会から本当の学力を大学で学ぶ社会への大変革」という事でした。

確かに、かつてはいい大学に入れば、大企業に就職できて、将来も安心と言われていましたよね。大企業と呼ばれる会社もつぶれたり、10年前にはなかった会社が社会を変革する大企業に成長したりと、変化は凄まじいスピードです。そんな時代に学歴信仰はもう意味がなくなっているというのです。

その一方で、急速な変化の中で親世代は不安に感じ、うまく適応できない人も多いはずです。

本の中で佐藤さんは、これから「型破りな人間」をどう育てていけるかが重要だと指摘していました。そんな「型破りな人間」を育てるために、思考力や判断力を育てるアクティブラーニングが重要なのですが、一方で型を覚えておく必要があると述べています。つまり、「型破りとデタラメ」は違うのです。

アクティブラーニングだから、と基本を軽視したり、基礎学力がおろそかになっては元も子もありません。

そうした誤解の先行や、現場の教員の混乱などが起きた場合、この教育改革は一部で上手くいったとしても、圧倒的多数がボロボロになる可能性もあると指摘しています。これには、井戸さんもびっくり。「まさにうちの子どもたちが学ぶときじゃないですか」と。

大切なことは、高校までに基礎学力を身につけさせ、入った大学でいかに自分の能力を伸ばすかということ。大学は学びの場と意識して、入る際から良い教員のいる大学を見つけ、学ぶべきことをしっかり見極めることが必要だと佐藤さんは本書で主張します。

■子育てにとって一番大切なことって?

では、子育てにとって一番大切なことはなんでしょうか?

井戸さんはこう問いかけます。

「子どもを、幸せな自立した大人に育てるには結局、親も自立できていないとダメなんですね」

そして、佐藤さんはこう答えます。

「旧来の価値から離れ、子どもを新しい世界に向けて自立させる。それこそが、親が今、第一にすべきことかもしれませんね」

結局、入試が大きく変わる中でも、子どもを信じ、自らも自立して生きていく事が大切なのかなとしみじみ感じました。

インターネットラジオ「本が好きっ!」を聞いた後に、ぜひじっくりと本を読んでいただきたいです。これからの子育てのヒントが沢山つまっているはずです。

【鬼頭あゆみの「本が好きっ!」】

ブックナビゲーター・鬼頭あゆみによる書評ラジオ。毎回、話題の本の著者が登場して、本について掘り下げるインタビューを届ける。

オーディオブック配信サービス・FeBeにて無料配信中。http://febe.jp/honga

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