今年も花粉の季節がやってくる。鼻炎対策には適切に栄養を取ることが重要
薬を使わずに糖尿病改善に取り組む薬剤師の笠原友子と申します。薬を飲んでも糖尿病が改善して行かない疑問の答えを探そうと、日々の薬局業務のかたわら研究する中で「糖尿病は飽食の時代の栄養失調」であるとの考えに至り、「糖尿病は栄養をとれば健康に戻る(経済界)」を過去に出版しました。
なぜ鼻炎薬で対症療法を繰り返していても花粉症が治って行かないのか?
同様に、上記の「栄養」に対する考え方から、花粉症・アレルギー性鼻炎も飽食の時代の栄養失調と言えると考えていますが、このことに気づかせてくれたのは、当時妊婦だった薬局スタッフの一言でした。
糖尿病患者への栄養素補給に取り組んでいるのを見てふと「私も栄養不足でしょうか?お腹が大きくなってから急に鼻炎になりました。」と言うのです。なるほど妊婦は妊娠していない時よりも多くの栄養素を必要とします。その場で栄養素補給を試みると、数時間もしないうちに鼻水が治まってしまいました。何度繰り返しても同じように鼻水は治まります。
薬局店頭でのアンケート調査によると、栄養素以外にストレスとも関係しているようです。
血糖値、生活習慣や栄養不足と鼻炎・花粉症には関係がありそう
先にご紹介した拙著を出版する際に、薬局店頭に来店される患者と関係者167名(16~92歳、男性88名女性79名)に糖尿病に関係しそうな生活習慣や体調の アンケート調査を実施しました。その際、アンケート項目の中に「急に鼻炎になりやすくなった。皮膚もかゆくなりやすい。」と言う質問項目を入れていました。
このアンケート結果をあらためて、鼻炎・皮膚アレルギーの側面から集計しなおしました。すると、意外な事に血糖値(p
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