どこからどう見ても”オレオ”な『ノアール』、ついに! ヤマザキビスケットのオレオ愛が炸裂
ココアビスケットで甘いクリームをサンドした「オレオ」が中国製になり1年半。悲しみの涙に暮れていたオレオファンに、ついに朗報! ヤマザキビスケットが新たに開発した『ノアール』が、びっくりするほどかつてのオレオ感満載。その味もまた旧オレオに近いものだった。でもこれって、セーフなの!?
1年半ぶり、YBC(旧ヤマザキナビスコ)からリリースされた『ノアール』はどう見ても「オレオ」ではないか!?
ヤマザキビスケット(旧ヤマザキナビスコ)がナビスコとのライセンス契約を終了した2016年夏。長年みんなに愛されてきた「リッツ」は現「ルヴァン」となり、沢口靖子さんもリッツパーティからルヴァンパーティへと切り替えたのは有名である。一方、同じく人気を集めていた「オレオ」はモンデリーズ・ジャパンの販売となり、日本製から中国製になった。
「オレオ」の新旧商品比較は過去にご紹介させていただいたが、今回はヤマザキビスケットから新発売の「どうみても完全にオレオだよね」な『ノアール』(18枚入・希望小売価格 税抜220円・2017年12月1日全国発売)の正体を確かめてみたい。
シンプルなパッケージだが、PB商品ではない!
『ノアール』は、パッケージこそ日本国旗カラーの赤と白をベースにしているものの(オレオは青カラー)、その見た目はココアビスケットでクリームをサンドした丸いお菓子というどう見てもオレオな新商品。つまり世の中に「モンデリーズ・ジャパンのオレオ」と「ヤマザキビスケットのオレオっぽいノアール」のふたつが共存することになったのだ!
「黄金のレシピを、47年の年月をかけて磨き抜いた技術で、丁寧に焼き上げました」とは公式サイトの記載
「類似製品の製造販売の制限」期間が終了したことにより、見事にアノ味が復活!
「これってセーフなの?」と心配になるが、実はヤマザキビスケットとモンデリーズ・ジャパンの間には「類似製品の製造販売の制限」という取り決めが存在し、その期限は2017年11月30日。『ノアール』はなんと制限期間の翌日から発売されたということになる。そうまでしてオレオを取り戻したかったのか…と、ヤマザキビスケットのオレオに対する愛というか執念を感じずにはいられない。
『ノアール』はメイド・イン・ジャパン。現在の「オレオ」は中国製
新しく誕生した『ノアール』は、オレオと同じく9枚×2パック入りで計18枚入り。原材料は「砂糖、小麦粉、ショートニング、加工油脂、乳糖、ココアパウダー、ぶとう糖果糖液糖、コーンフラワー、カカオマス、乳などを主要原料とする食品、食塩/膨張剤、乳化剤(大豆由来)、香料」と表記されている。この原材料は、ナビスコブランド当時の旧オレオとほぼ同じ。
モンデリーズ・ジャパンの現オレオともそれほど違いはないのだが、中国製の現オレオが輸入に対応するためか酸化防止剤が含まれていたり多少の違いは見られる。
『ノアール』は日本人が愛し続けた懐かしのオレオを思い出させる”日本っぽい”味わい!
『ノアール』を袋から出してみると、ココアパウダーとクリームの甘い香りがする。見た目はオレオとの判別がむずかしいほどだが、ビスケットの中心に「YBC」の刻印があることやココアビスケットの黒がオレオに比べてちょっとだけ濃いように思う。(ノアールはフランス語で”黒”という意味)
これも日本製のアピール? 桜の模様が印象的
ひとくち食べてみると、甘さ控えめなココアビスケットはさっくり軽い食感。サンドされたクリームはなめらかでほど良く甘かった。なんだか懐かしい味わい! モンデリーズ・ジャパンのオレオは海外輸入菓子っぽいジャンクな濃さと甘さがあるので、『ノアール』はかつてのオレオのような日本のお菓子らしい味わいに思える。
海外の菓子と違って、甘みがやさしい
そして、オレオよりも『ノアール』の方がビスケットとクリームが離れやすい。クリームがさらっとしているのだ。個人的には、そのまま食べるなら『ノアール』で、ミルクにつけるなら味の濃いオレオかなと思う。『ノアール』とオレオに大差までは感じなかったし、どちらもおいしい。優劣をつけるのに悩むところではあるが、味も値段もカロリーもほぼ同じとなれば日本製の『ノアール』に一票を投じたいように思う。
ヤマザキビスケット『ノアール』は1袋18枚入りで参考価格は税抜220円。全国のスーパーやコンビニエンスストアなどで幅広く発売中。
店頭で見かけて「オレオのニセモノ!?」なんて警戒していた人も、完全なる合法製品なので、安心して購入して頂きたい!
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