[ショウガの保存]鮮度とおいしさを長持ちさせる超簡単保存法
煮ものに、炒めものに、薬味にと、幅広い用途で使えるショウガ。体を温める効果があるので、寒い冬には積極的に摂りたい野菜です。ただ、保存の仕方が分からず、残ったショウガが干からびたり変色したりした経験はありませんか?そこで今回は、鮮度と風味を長持ちさせる、2つの保存法を紹介します。
水に浸すだけで、約1カ月も保存可能に!
ショウガは乾燥を防ぐために、水に浸して保存するのが最適です。定期的に水を取り替えれば1カ月ほどもちます。上の写真は水につけて保存したショウガ(左)と、そのまま保存したショウガ(右)の8日後の様子を比べたもの。水に浸したショウガはみずみずしいのに対し、そのまま保存したショウガは表面が乾いてしまいました。
ショウガの冷蔵保存
ショウガを水洗いし、保存容器(煮沸消毒した瓶)に入れる。
かぶるくらいの水を注いでふたを閉じ、冷蔵庫の冷蔵室に保存する。
2、3日おきに水を取り替える。
丸ごとのほか、使いかけやスライスしたものも、この方法で保存できます。
保存の目安:約1カ月
新鮮なショウガを選ぶのが第一!
ショウガを長持ちさせるには、鮮度の良いものを選ぶことも大切です。ふっくらしていてハリがあり、硬いものを選びましょう。傷があったり、切り口が乾燥していたりするものは避けましょう。
使いやすい状態で冷凍すれば、すぐに調理できて便利
ショウガは生のまま冷凍できるので、使いやすい大きさにカットし、小分けにして冷凍しておくのもおすすめです。解凍せず、そのまま調理できるので便利。
すりおろしてから冷凍する場合は、細い棒状(上の写真)や板状にラップで包んで冷凍しておくと、必要な量だけポキッと折って手早く使えます。
ショウガの冷凍保存
ショウガを水洗いして水気を拭き取り、薄切り、せん切り、すりおろしなど、使いやすい状態にする。
小分けにしてラップで包み、冷凍用保存袋に入れる。
冷凍庫で保存する。使うときは解凍せず、凍ったまま調理する。
保存の目安:約1カ月
一度に使いきれなかったショウガは、そのまま冷蔵庫に戻さずに、ひと手間加えた保存法で鮮度をキープ。長持ちさせるコツをマスターして、さまざまな料理に活用しながら、おいしく食べきりましょう。
[ショウガ]冷え対策の栄養素から、レシピ別の切り方まで紹介
さわやかな辛みと香りが料理をキリッとひきしめてくれるショウガ。漢方薬として、また冷え性などの民間療法としても、その効果は世界中で認められています。
生のショウガにはたんぱく質を分解する酵素が含まれていて、肉をやわらかくする効果があります。チューブ入りのショウガは加熱処理をされているため、酵素があまり働かず、肉をやわらかくする効果は期待できません。
最終更新:2018.02.14
文:窪和子
写真:小林友美
監修:カゴメ
参考文献:
『ひと目でわかる! 食品保存事典』島本美由紀著(講談社)
『新・野菜の便利帳』板木利隆監修(高橋書店)
『もっとからだにおいしい野菜の便利帳』白鳥早奈英・板木利隆監修(高橋書店)
『改訂9版 野菜と果物の品目ガイド』(農経新聞社)
出典:
「ショウガ摂取がヒト表体温に及ぼす影響」
「生姜抽出物の経口摂取が冷え性の人のエネルギー消費等に及ぼす効果」
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