【大阪府大阪市】保護ねこルームと自然派和食カフェが融合した、「ホーリーハウス」OPEN！

CATS WELCAREが、保護ねこルームと自然派和食カフェを併設した新施設「ホーリーハウス」を、4月24日(木)に大阪市阿倍野区にオープン。「癒しと交流」をテーマに、誰もが気軽に訪れ、くつろげる場所を目指している。

気軽に保護猫と触れ合い、身近に感じられる新施設

近年、環境省の統計(※)によると、行政による犬・猫の殺処分数は大きく減少しているとのこと。

これは、多くの関係者の努力により殺処分削減が進んだ結果であり、また、世間でも「行政に依頼する＝殺処分につながる」という認識が広まったことで、引き取り数の減少につながっていると考えられる。

一方で、単身高齢者の増加に伴い、健康上・経済上の理由で飼育継続が困難となり、ペットを手放さざるを得ないケースが増加。行き場を失った猫たちは民間の保護施設へと流れ込み、保護依頼の件数も年々増えているという。

このような現状を受けて、一人でも多くの人に保護猫の存在を知り、関心を持ち、家庭に迎え入れてもらえるよう、日々活動を続けているCATS WELCAREは、気軽に保護猫と触れ合い、その存在を身近に感じてもらいたいという思いから、新たに「ホーリーハウス」を開設した。

1階はカフェ「夏目」

「ホーリーハウス」の1階にあるのは、「猫と暮らす自然派ご飯のお店〜夏目」。

「夏目」という言葉には、木の年輪のうち、成長期に形成される太い部分という意味があるそう。それは、植物が力強く生命を育み、次の時代へと命をつないでいく証で、このカフェもまたそんな年輪のように植物の恵みを感じ、猫たちと共に穏やかに暮らし、人と人が心を通わせ、新たな縁を結ぶ場でありたいと願っているという。

ランチタイムには、季節の野菜をふんだんに使い、素材の味を丁寧に引き出した料理を用意。なかでも、季節の野菜を彩り豊かに盛りつけた「森を食べるご飯」は、自然の恵みを五感で楽しめる一皿だ。

じっくりと焼き上げて引き出した甘みや香ばしさ、みずみずしい葉物の爽やかさ、滋味深いソースの余韻。自然が育んだ色彩・香り・食感を味わいながら、森のエネルギーを心と体にたっぷりと感じよう。

食べることをゆっくり楽しむ工夫の凝らされた「木漏れ日御膳」や、

辛さを抑えた「優しいスパイスキーマカレー」も味わってみて。

カフェタイムには、自然素材にこだわる和菓子の名店「餅匠しづく」のお菓子を提供。四季折々の美しい和菓子を、古民家の温かな空間で楽しむ贅沢なひとときを過ごそう。

2階は「保護ねこルーム」

2階にある「保護ねこルーム CATS WELCARE あべの店」では、様々な背景から保護された猫たちが共同生活を送りながら、新しい家族との出会いを待っている。

「保護ねこルーム」の利用目的は、里親になることだけではないそう。中には、過去の経験から人を恐れている猫たちもいるが、彼らには、人との温かい交流の機会を提供することが必要だ。人を信頼する心をはぐくむことで、彼らの幸せな未来につながるという。

もちろん、ただ猫と触れ合って癒されたいという人も大歓迎とのこと。ここには、保護した猫の中でも特に人懐こい子たちがたくさん待っている。

来訪するだけで猫たちの支援につながる

また、「夏目」の飲食代の一部や「保護ねこルーム」の利用料は、猫たちの保護費用に充てられるそう。つまり、来訪するだけで猫たちの支援につながるのだ。

保護ねこルームと古民家カフェが融合した「ホーリーハウス」に足を運んでみては。

■ホーリーハウス
住所：大阪府大阪市阿倍野区三明町1丁目8-26
夏目営業時間：(火～日)11:00～18:00
保護ねこルーム営業時間：(火～日)12:30～18:00
定休日：月曜(月曜が祝日の場合は営業、翌平日が休み)
公式サイト：https://catswelcare.org/room/room2

CATS WELCAREの保護ねこ支援：https://catswelcare.org/support

(※)環境省 統計資料：https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html

(佐藤ゆり)

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