掃除に200%活用!クエン酸活用術5選
酸性の性質を持つクエン酸を使った掃除方法をご紹介。粉のまま使う方法からペーストやパックにして使う方法、さらには重曹と混ぜて使う方法など、クエン酸をより賢く使う方法を伝授します。
目次
クエン酸とは
【使い方1】粉のまま使う
【使い方2】クエン酸を水に混ぜて使う
【使い方3】ペーストにして使う
【使い方4】パックして使う
【使い方5】重曹と混ぜて使う
クエン酸とは
クエン酸は重曹と並ぶナチュラルクリーニングの代表格ですが、どうして掃除に使えるのかご存知でしょうか?
まずはクエン酸の性質を、あらためて確認しておきましょう。
クエン酸と重曹の違いって?
クエン酸とは、レモンなどの柑橘類に含まれる酸っぱい成分のこと。
アルカリ性の重曹とは真逆の酸性の性質を持ち、中和作用によってアルカリ性の汚れを落とすのが得意です。
クエン酸を掃除に使う前に以下のことを必ずチェックして!
【クエン酸と混ぜてはいけないもの】
塩素系洗剤
【クエン酸を使ってはいけないもの】
鉄
セメント
大理石
セメントや大理石に使うと変色させてしまう恐れがあり、鉄製品に対しては錆びやすくしてしまうことも。
塩素系の洗剤に至っては、クエン酸を混ぜることで有毒ガスが発生し大変危険なので、特に注意が必要です。
【使い方1】粉のまま使う
ここでは、クエン酸を粉末のまま使う掃除方法をご紹介します。
クエン酸さえあればできる方法なので、ぜひ試してみてくださいね。
電気ポット内の掃除に
© PIXTA電気ポット内の白いくすみは、水に含まれるカルシウム成分が主な原因。
クエン酸ならこうしたアルカリ性の汚れを中和して、簡単に落とすことができますよ。
【用意するもの】
クエン酸・・・50グラム
【電気ポットの掃除方法】
満水にした電気ポットにクエン酸の粉末を入れて溶かし、電源を入れて沸騰させます。
沸騰したら電源を切り、お湯が冷めるまで待ちます。冷めた後はポットの中身を捨てて、水ですすいでください。
もう一度電気ポットに水を入れて、電源を入れて再び沸騰させます。沸騰したら中身が冷めるまでしばらく待ちましょう。
最後に冷ました水を捨てて、ポット内を乾燥させてお掃除完了です。
三角コーナーやゴミ箱の消臭に
何かと重曹と比較しがちなクエン酸ですが、重曹と同じく消臭効果を持っています。
三角コーナーに溜まった生ゴミの上に粉のままふりかけるだけで、気になる生ゴミの臭いを消臭してくれますよ。
加湿器のフィルターのお手入れに
© PIXTA乾燥する季節に活躍する加湿器のお手入れにもクエン酸がおすすめ。
加湿器のフィルター掃除に使う方法をご紹介しましょう。
【用意するもの】
クエン酸・・・水1リットルに対して小さじ2杯
お湯・・・適量
フィルターが丸ごと入る容器(洗面器など)・・・1個
【クエン酸を使った加湿器のフィルター掃除方法】
洗面器などの容器に40度未満のお湯を張り、クエン酸の粉末を入れて容器一杯のクエン酸水をつくります。
加湿器のフィルターを取り外して水で軽くゆすいでから、クエン酸水を入れた容器に全体を浸します。フィルターの取り外し方は、お使いの加湿器の取扱説明書に従ってください。
フィルターをクエン酸水に浸したまま、2時間ほどつけおきにします。
時間が経ったらフィルターを取り出し、クエン酸の成分が残らないよう、水でしっかりすすぎます。
最後にフィルターをよく乾かしてから加湿器に戻し、お掃除完了です。
【使い方2】クエン酸を水に混ぜて使う
© PIXTAクエン酸と水を混ぜて、スプレーボトルに入れれば、いろいろなスペースで活用できますよ。
例えば、洗面所の鏡についた水垢やトイレ掃除など、スプレーだからこその手軽さが一番のメリット。
詳しい作り方と使い方はこちらの記事をチェックしてくださいね。
【使い方3】ペーストにして使う
重曹と同じように、クエン酸もペースト状にして掃除に活用することができますよ。
トイレの掃除に
© PIXTAクエン酸水スプレーはトイレの掃除に効果的ですが、尿石などのガンコな汚れには少々力不足。
そんな時は、こちらのクエン酸ペーストで対抗しましょう。
【用意するもの】
クエン酸・・・適量
水・・・適量
容器・・・1個
ゴム手袋・・・1本
トイレブラシ・・・1本
【クエン酸ペーストの作り方】
空の容器にクエン酸を入れ、少しずつ水を加えてペースト状になるまでよく混ぜ合わせます。
ペーストの固さが、手につけても滴り落ちない程度になれば完成です。
【クエン酸ペーストを使ったトイレの掃除方法】
便器の隅などの洗いにくい部分や、ガンコな汚れが付着した部分にクエン酸ペーストを塗り込みます。ペーストを塗り終わったら、30分ほど放置しましょう。
時間が経ったら今度はトイレブラシを使い、クエン酸ペーストを塗り込んだ箇所を擦って汚れを落としていきます。
汚れが落ちたら最後に水でよく洗い流して、お掃除完了です。
【使い方4】パックして使う
こちらはキッチンペーパーなどと組み合わせた、”クエン酸パック”の方法です。
蛇口やシャワーヘッドの水垢落としに
液体のクエン酸水スプレーでは掃除しにくい場所は、キッチンペーパーやラップを併用したクエン酸パックで掃除しましょう。
キッチンの蛇口や風呂のシャワーヘッドの掃除におすすめの方法です。
【用意するもの】
クエン酸・・・小さじ1/2杯
水・・・カップ1/2杯
ボウル・・・1個
ラップ・・・適量
キッチンペーパー・・・適量
ブラシ・・・1個
【クエン酸パックで水垢を落とす方法】
ボウルに水を入れ、クエン酸を溶かしてクエン酸水を作ります。
キッチンペーパーをクエン酸水に浸し、掃除したい箇所に巻きつけていきます。
空気が入らないように、その上からラップをかけてしっかりと固定します。
一晩ほど放置したらラップとキッチンペーパーを外し、ブラシでこするようにして洗います。
最後にパックした箇所を水でよくすすげば、お掃除完了です。
クエン酸パックはこれ以外にも、鏡・床に付着した水垢や石けんカスなど、風呂全体の掃除にも効果的。
特に風呂に残った石けんカスはカビの温床にもなるため、カビを未然に防ぐことにも繋がります。
色々と応用の効く使い方なので、ぜひ覚えておいてくださいね。
【使い方5】重曹と混ぜて使う
© PIXTAクエン酸は重曹とは真逆の性質を持っていることは先にご説明しましたが、だからといって一緒に使ってはいけないということもありません。
重曹とクエン酸を混ぜて使う掃除方法もあるのです。
排水口のぬめり取りに
キッチンの排水口のぬめり取りには、クエン酸と重曹を組み合わせた方法が効果的。
クエン酸と重曹が反応して泡を発生させ、それによって汚れを取りやすくしてくれるのです。
【用意するもの】
重曹・・・100グラム
クエン酸・・・小さじ1/2杯
水・・・100ミリリットル(カップ1/2杯)
容器・・・1個
歯ブラシ・・・1本
【排水口のぬめりを取る方法】
最初にクエン酸水を作ります。ボウルなどの容器に水とクエン酸を入れて、よくかき混ぜましょう。
次に排水口に重曹を振りかけ、その上からクエン酸水を流します。重曹とクエン酸が反応して泡が立ち始めるので、そのまま30分ほど放置してください。
30分後、泡がなくなってきているので、使い古した歯ブラシなどを使って排水口の汚れをこすり落とします。
最後に排水口をお湯で洗い流して、お掃除完了です。
いかがでしたか? クエン酸はスプレー以外にも、様々な方法で掃除に活用できます。
ご紹介した方法を参考に、クエン酸をより賢く使っていきましょう。
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