【知っ得】中華鍋の手入れ方法|焦げ付きとおさらば!
中華鍋を長く使うための、正しい手入れの方法をご紹介。合わせて中華鍋を長持ちさせるための普段の心がけや、初めて使う時の準備方法をご紹介します。これから中華鍋の購入を考えている方は必見!
目次
中華鍋の正しい手入れ方法
これから中華鍋を使い始めるなら
中華鍋を長持ちさせる賢い使い方3選
中華鍋の正しい手入れ方法
まずは中華鍋の正しい手入れ術をご紹介します。
これから中華鍋を使おうと考えているなら要チェック!
中華鍋の手入れ方法
余熱が残った状態でお湯に付けたほうが焦げ付きは取れやすくなりますが、火傷には十分注意してくださいね。
【用意するもの】
お湯・・・適量
油・・・適量
スポンジ・・・1個
キッチンペーパー・・・適量
【中華鍋の手入れ】
中華鍋を調理に使用した後、まだ余熱が残っているうちに、お湯で汚れを洗い流します。ガンコな油汚れや焦げ付きは、スポンジを使って軽くこすって落としましょう。
汚れを落とした後はキッチンペーパーで水分を拭き取り、さらに弱火にかけて残った水分を飛ばして乾燥させます。
最後にサビを防ぐため、油を染み込ませたキッチンペーパーを使って、中華鍋に油を薄く塗って手入れ完了です。
中華鍋に馴染んだ油も落としてしまうため、洗剤を使って洗うのは避けて。
スポンジで汚れが落ちない場合は洗剤を使って洗うほかありませんが、洗った後は忘れずに油を塗り込んでおきましょう。
【サビができてしまった時は】
お使いの中華鍋にサビができてしまったら、クレンザーを付けた金たわしか、150番程度のサンドペーパーを使って擦り落とすようにしましょう。
サビを落とした跡は焦げ付きやすくなっているので、一度中華鍋を強火にかけ、後述する”油慣らし”をおこなってくださいね。
これから中華鍋を使い始めるなら
© PIXTAもし、あなたがもっている中華鍋が購入した新品のものなら、いきなり調理には使わないでください。
”空焼き”と”油慣らし”をする必要があるからです。ここでは、その2つの方法をご紹介しましょう。
空焼きで錆止め加工を取る
工場から出荷された状態の新品の鍋は、錆止め加工が施してあります。
購入した新品の中華鍋は、この錆止めを落とす”空焼き”の必要があります。その方法をご紹介しましょう。
【用意するもの】
水・・・適量
台所用中性洗剤・・・適量
キッチンペーパー・・・適量
スポンジ・・・1個
【空焼きの方法】
最初に中華鍋の表面の汚れやホコリを取り除きます。水と中性洗剤を使って、スポンジで軽くこする程度で十分です。
洗剤を水でよく洗い流し、キッチンペーパーを使って中華鍋に残った水気を拭き取ります。
水気を拭き取った中華鍋をコンロに移して中火にかけ、白い煙が出始めたら強火で空焼きします。錆止め加工が焼ききれると煙は出なくなりますが、念のため換気扇を回しておくようにしましょう。
中華鍋の表面が青みがかった黒色になったら空焼き終了の目安。中央の部分だけでなく、中華鍋を傾けて側面も空焼きを行いましょう。
全体の空焼きが終わったら火を止め、熱が自然に冷めるのを待ちます。冷めた後はもう一度水と洗剤を使って、スポンジで汚れを洗い流しましょう。
最後にキッチンペーパーで水気を拭き取って、使い始めの空焼きは完了です。
中華鍋の中心部分だけでなく側面も空焼きする必要があるので、火にかけたまま放置しないように。
また空焼き中は鍋が高温になるため、火傷にはくれぐれも注意してくださいね。
”くず野菜”で油慣らしを行い中華鍋に油を馴染ませる
© PIXTA使用するくず野菜には、ネギの青い部分やキャベツの芯など、香味野菜が最適。
鉄製品の使い始めの時期にありがちな鉄臭さを取ることができるので、ぜひ試してみてくださいね。
【用意するもの】
サラダ油・・・適量
くず野菜・・・適量
お玉・・・1本
たわし(またはささら)・・・1個
【油慣らしのやり方】
中華鍋に水分が残っている場合はキッチンペーパーで拭き取ってから、お玉1杯分のサラダ油を鍋に入れます。
次に中火にかけて中華鍋を温め、鍋全体に油を馴染ませます。油がまんべんなく行き渡った後は油を捨てて、くず野菜を鍋に入れます。
中火のままくず野菜を軽く炒めます。中華鍋を振って鍋全体に野菜を動かしましょう。
くず野菜を軽く炒め終わったら慣らしは終了です。くず野菜を捨てて中華鍋を洗いましょう。ここで洗剤を使うとせっかく馴染んだ油が落ちてしまうので、水とたわしで表面の汚れを落とす程度にしてください。
洗った後はキッチンペーパーを使って水分を拭き取り、油を染み込ませた別のキッチンペーパーで、拭くように塗り込みます。表面に油が行き渡ったら油慣らしは完了です。
中華鍋を長持ちさせる賢い使い方3選
普段の手入れやサビ落としの方法は分かったけど、もっと賢く使いたい……!
ここでは中華鍋を長持ちさせる、ちょっとしたポイントをご紹介します。
油慣らしは料理前にも効果的
普段のお手入れから油を馴染ませるのが中華鍋の特徴ですが、料理前に一度油を入れて加熱する方法もあります。
最初に煙が立つ程度に中華鍋を加熱し、キッチンペーパーで汚れを拭き取ってから油を入れて馴染ませます。
油が十分馴染んだら一度油を捨て、ここで炒め用の油を入れて料理を始めましょう。
こうすることで食材が鍋に付きにくくなりますよ。
調理後は必ず中華鍋から料理を移す
© PIXTA作った料理を中華鍋に入れたままにしておくと、料理から出る水分によって、鍋の表面がサビてしまいます。
そのまま皿代わりにするなど横着なことはせず、きちんと別の皿に移すようにしたほうが、中華鍋の寿命は長くなりますよ。
しばらく使わないときは油を塗ってから保管
保管する場所の湿気が多かったり、気付かないうちに付着した水分が原因で、中華鍋がサビてしまうことがあります。
特にシンク下の収納は湿気も多いため、油断は禁物。
しばらく使わないことが分かっているなら、保管前に薄く油を塗っておきましょう。
いかがでしたか? 中華鍋の手入れのポイントは、なんといっても洗剤を使わないこと。
手入れをしっかりした中華鍋で、美味しい料理を作ってくださいね。
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