ベビーカーも余裕の圧巻の収納力! 乗ればワクワクする家族のためのステップワゴン
▲小さい子供とのお出かけに必須のベビーカー、車に積むとなると結構な荷物になります。そこで、1泊旅行に行くとしたら、ちゃんとベビーカーや荷物が積めるのか、使い勝手はどうなのか、ママ目線で検証します!
大型ベビーカー、車にちゃんと積める!?
小さい子供とのお出かけにマストハブなのが、そうベビーカー。
これ、結構な体積と重量ですよね。特に、新生児期から使用できるリクライニング式背もたれや、可動式シートを装備したA型といわれるベビーカーはなおさら。
折り畳めるとは言うものの、「あれ? 案外小さくならない……」というのが実態です。
▲こちらは、1泊2日の旅行スタイル。短期間とはいえ、子供の荷物が盛りだくさん! スーツケースの中にはオムツと予備を含めたお着替え、離乳食やミルクにおもちゃ……と、ママは荷物が膨大。ベビーカーは昨年4月に発売された「サイベックス ミオス」
これでは、ノープランで車を買ったり借りたりしたときに、「キャー!!! 載らない……」なーんて悲劇が起こりかねません。
そこで、ベビーカーを乗せてドライブ旅行に出かけるなら、どんな車が最適なのでしょうか?
新米ママである筆者が、自らのベビーカーを実際に車に積んで試してみました。
■ N-BOX編「ベビーカーの出し入れ楽勝! 使い勝手抜群のN-BOXはママの味方!」はこちら■ デミオ編「夫婦2人で乗るのは◎のデミオだが、ベビーカーの収納はやや苦手」はこちら
▲今回検証するのは、ホンダの人気5ナンバーミニバン「ステップワゴン/スパーダ」。広い室内空間や安定した走りが魅力
まずは王道。ラゲージへの荷積みにトライ!
今回、検証する車は、ホンダ ステップワゴンです。ラゲージに家族の荷物を詰め込んだスーツケースをまず積みます。そして、空いたスペースにベビーカーを載せてみます。
もう、見るからに安心感がある!
どっしりとした、圧倒的な存在感です。乗る前から、中は広々、いかなる荷物も収納してくれるだろう期待を感じます。
特にリアゲートの大きさたるや。
タテに大きく開き、幅も高さも笑っちゃうくらいのゆとり。それでいて床は低いのですから、重いベビーカーを積むのだって楽勝です。
がんばれば片手でもいけるかも。
「これは余裕でしょ~」と高をくくっていたら、意外にもベビーカーを載せる段階で問題が。
いくら天下のファミリーカー・ステップワゴンとはいえ、3列シートの状態では、この特大ベビーカーを収納できなかったのです。
▲荷室の地上高は445mmと低いので、重い荷物の積み降ろしは楽勝! でしたが、さすがに3列シートの状態では幅が足りず……
マジックのように次々と生まれる広々空間
しかし、ファミリーのための車「ステップワゴン」。あらゆるニーズを想定していないわけがありません。
3列目のシートを床下に格納すれば、フラットなスペースが新たに誕生!
さらにこの車、シートを折り畳んだり、倒したり、引き出したりすることでスペースが変幻自在。
その豊富なバリエーションと無駄のない空間設計はまるで手品。ファミリーカーの真髄、ここにありです。
▲スペースの作り方は、荷物の大きさや用途によってアレンジ自在
3列目の片方だけ倒せば、赤ちゃんとドライバーの他に大人が3人乗れます。これならおじいちゃん、おばあちゃんとの大家族旅行も楽しめます。
▲3列目を床下に格納すればフラットに。大きなスーツケース、ゴルフバッグ、バーベキューセット、なんでもこいです
3列目のシートをすべて格納すれば、より広々としたスペースが生まれます。
ちょっとした部屋かってくらいくつろげます。ベビーカーを水平に置いて走行中の安定も保てるし、スーツケースも平置きできます。
大きなスーツケースも、アウトドアやスポーツを楽しむのに必要な大型器具も、この車なら問題ありませんね。
その名のとおり“わくわく”させられるゲートでテンションアップ↑
さらに!!!
この車で最もテンションが上がったのが、縦だけでなく横にも開く『わくわくゲート』。
▲子供だけでなく、アラフォーのおばさんもテンションの上がった『わくわくゲート』。横に開くので後ろに余裕のない駐車場での荷物の積み降ろしも可能
子供ウケ抜群らしいのですが、アラフォーのおばさんにも刺さりまくりです!
大きなリアゲートを縦に開くスペースが後ろにない場合、この横開きが大活躍。
広さにゆとりのない駐車場で、箱買いしたペットボトルや家具、家電などかさのある荷物を積むのだって心配いりません。この考え尽くされたホスピタリティー、恐れ入りました。
でも、一番の魅力はなんといっても『楽しい!』ことです。
ドアがいくつもある遊び心、解放感が、その名のとおり車でお出かけするわくわく感をかきたてます。
ベビーカーをそのまま載せられるという奇跡……!
ママなら誰しも思い描いたことのある夢……。
そう、それは、「折り畳まずベビーカーを載せたい」という願望。
バスなどの交通機関や飲食店などでは、ベビーカーを畳まなければならないシーンが多々あるのですが、この「ベビーカーを畳む」という行為は、普通の人が考える以上にやっかいなんです。
一連の動作はこんな感じ。
抱っこ紐を装着 → 赤ちゃんをベビーカーから降ろして抱っこ(約10kg) → 自分の荷物と赤ちゃんの荷物を肩にかける → 肩からずり落ちる荷物を必死で支えながら、前方視界不良の状態で重いベビーカーを畳む
といった具合で、終わった頃には汗だくなんてことも珍しくありません。
そんなママの悲願が、なんとステップワゴンによって達成されたのです!
▲ベビーカーを立てた状態でそのままインすることも可能!
リアゲートの床面が低いので持ち上げるのが楽、かつ開口部の高さも幅も、中の容量も大きいという完璧なスペックゆえ、なせる業。
ベビーカーの転倒防止のために、ストッパーで動かないように固定すれば走行中も安全です。
さすがに長距離を走るのは避けた方がいいかもしれませんが、「ちょっとそこまで」という距離ならばこの積み方で十分そうです!
赤ちゃんとママの快適がすべて詰まった車内
▲泣く子も黙る、快適な家族のための車。上も横も前後も広々としているので、あらゆる挙動がスムーズ
子供を車に乗せる際に必要なのが、チャイルドシート。
天井が高いステップワゴンなら、ほぼ直立のままでベルトの装着ができるので、腰に負担がかかりません。
加えて床は低く、真横にスライドするドアは開口部が広いので作業がしやすい!
この高さなら、歩き始めの幼児や低学年の子供、さらには高齢者も乗り降りがしやすいはずです。
しかも、ドアハンドルを軽く操作するだけで自動開閉できるパワースライドドアが標準装備なんですって!
何度でも言いますが、両手がふさがっているのがデフォルトなママにとって、この機能は涙が出るほどありがたい。
エレベーターやドアを「どうぞ」と言って開けてくださる親切な方々がいつもそばにいてくれるような幸福感。
▲狭い空間で子供がぐずると閉塞感でストレスも募るもの。この広さであれば、ママもリラックスして赤ちゃんと過ごせます
天井の高さも、横のスペースも前後の幅もゆったりしているので、授乳はもちろん、お着替え、オムツ替えのしやすさも抜群。
3列目をフラットにして作業すれば、転落の心配もありません。同時に、子供にとっては快適なプレイスペースにもなります。
広さ、低さ、利便性と三拍子揃った、まさにファミリーカーの金字塔と言っても過言ではありません。
ステップワゴンのママの評価は……
荷室の収納力、車内空間の広さと空間アレンジのフレキシビリティの高さは秀逸。しかしそれだけにとどまらず、「わくわくゲート」で遊び心を忘れないのがニクい!
子供が喜ぶ車って、家族のお出かけのモチベーションも間違いなく上がるんですよね。
行動範囲も広がって家族の思い出も増え、乗り物としての機能を超えた価値がある気がします。
車って安い買い物ではないので、長く使えるか、使用目的にかなうかが購入の際に重要な判断基準になると思うのです。
この車なら、子供の成長とともに多様な用途で重宝すること間違いなし。家族の歴史を刻む相棒として、大活躍してくれるでしょう!
~ステップワゴンのママに優しいポイント~
・収納力抜群のラゲージ
・荷室の地上高が低く、乗降や荷物の積み降ろしが楽
・ゆとりある車内空間
・目的でシートアレンジが自在
・縦にも横にも開くリアゲート
・わくわくゲートに最高にワクワクする!
ママの使いやすさ評価:★★★★★
(★1~5個で評価)text/武田尚子
photo/逢坂聡ホンダ ステップワゴン(現行型)を探す▼検索条件ホンダ ステップワゴン(現行型)
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