ヒネリ操作で3種類のモードを使いこなす!トラックボール『SlimBlade Trackball』製品レビュー
Kensingtonのトラックボール『SlimBlade Trackball』をお借りしました。薄型の本体がスマートなこちらの製品、“カーソルモード”“ビューモード”“メディアモード”の3種類のモードが使い分けられるのが大きな特徴です。早速触ってみましょう(すべての写真を見る)。
■仕様
まず製品の仕様確認から。
接続方式:USB 2.0
サイズ:W133×D150×H60mm
重量:306g
対応OS:Windows Vista/XP、Mac OS X(10.4.1以降)
■ドライバのインストール
本体のUSBケーブルをパソコン(PC)に接続すると、自動でドライバのインストールが完了します。モードを切り替えて使う場合は、販売元である七陽商事のサイトからドライバソフトをダウンロードしてインストールします。
■ヒネリ操作がポイント
本体の構成はトラックボール、マウスの左右ボタンに対応する手前側の2ボタン、モードを切り替える奥側の2ボタンです。奥側右のボタンで“ビューモード”、奥側左のボタンで“メディアモード”に切り替えられます。トラックボールで注目すべきは、水平方向でひねるように操作できること。ボタン操作なしで、モードに応じて様々な操作ができるので、なかなか便利な機能といえます。
■快適操作のカーソルモード
通常の操作モードが“カーソルモード”。トラックボールによるカーソル操作、左右ボタンの操作ができるのはもちろんのこと、ヒネリ操作で上下のスクロールができます。ブラウザでウェブサイトを見る場合や、テキストファイルや文書ファイルを見る場合に快適な操作モードです。
■画像や表を見るのに便利なビューモード
奥側右のボタンを1回押すと“ビューモード”。ヒネリ操作でズームイン/ズームアウトができ、トラックボール操作で上下方向だけでなく、左右方向にもスクロールできます。拡大した画面は、手前左のボタン一発で100%表示に復帰。手前右ボタンを押すと、画面の幅に合わせた表示ができます。画像ファイルを細かくチェックしたり、大きなサイズの表ドキュメントを見る場合に役立つモードです。ただし、ドライバソフトが対応するアプリケーション以外では、このモードは使えません。七陽商事のウェブサイトで確認しておきましょう。
■音楽や動画の鑑賞専用!メディアモード
奥側左のボタンを1回押すと“メディアモード”。手前左ボタンは、音楽プレーヤーの再生ボタンとして、再生と一時停止が切り替えできます。手前右ボタンは停止ボタン。トラックボールの左右操作で、曲送りと戻しができます。ヒネリ操作は、ボリュームの調整。画面上に音量のゲージが表示され、視覚的に本体ボリュームを調整可能です。対応アプリケーションは『Windows Media Player』と『iTunes』。Macで対応するのは『iTunes』のみです。
■使用感
薄型の本体は、机に置いた状態で手になじみやすく、長時間の使用でも疲れにくいのが特徴です。トラックボールのヒネリ操作にはクリック音が鳴り、ダイヤルを回しているような印象。メディアモードで使っていると、新しいオーディオインタフェースのように楽しく操作できます。ビジネス用途でも快適に使えますが、最も活躍するのは、家庭で音楽や動画を楽しむ用途といえるでしょう。欲を言えば、メディアモードで使うなら、ワイヤレスでリモコンのように使えると、もっと楽めるかもしれません。とはいえ、3種類のモードがお得なこの製品。自宅でのPCライフを充実させるガジェットとして、チェックしてみてください。
■関連サイト
七陽商事『SlimBlade Trackball』製品サイト
■関連記事
1台3役?『ワイヤレス トラックボールマウス』製品レビュー
大きいことはいいことだ!光学式トラックボール『オプトトラックボールPro(MA-TB38BK)』製品レビュー
ノートPCをタッチパネルに変えるペンマウス『Duo for laptop』製品レビュー
TVリモコン感覚!ワイヤレスキーボード『IRC-01』製品レビュー
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
TwitterID: shnskm
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。