JCB、可視光を用いたスマホ手の平認証システムの実証実験を開始

日本発の世界的なクレジットカード会社 JCB は 1 月 5 日、スマートフォンによる “手の平認証” でも近赤外線ではなく可視光を用いたサーバー型マルチサービスの実証実験を 2 月より実施すると発表しました。静脈認証、あるいは手の平認証は、手の平に光を当ててその人の静脈パターンを読み取り、個人と関連付けることで実現しています。従来の技術だとこれに用いる光は近赤外域の電磁波ですが、JCB は他人受入率 1,000 億分の 1 とも言われる精度の高いユニバーサルロボット(UR)社の「可視光手のひら認証技術」をスマートフォン認証に活用する研究を同社と進めており、このほど実証実験ができるレベルにまでそれが成熟しました。今回の実験はあくまでも認証プラットフォームの技術的な部分、すなわちスマートフォンでの登録、サーバーへの保管、認証、スマートフォンへの認証結果の返却が期待通りに動作するかどうかを確認するためのもので、商用サービスの開始に向けた実験ではありません。ですが今後は、一度自分のスマートフォンで手の平の情報をサーバーに登録すると、再度登録することなく様々なサービスで認証技術を活用できることも検討されています。つまり、通常は業者や会社の担当者がするような認証データの登録作業を自分でして、それをいろんなサービスで利用したり、特別で高価な機材を導入しなくてもスマートフォンがあれば同じようなことが可能になる、ということです。Source : JCB

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