[白菜の部位の使い分け]スープやサラダに合う部位や調理法は?

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[白菜の部位の使い分け]スープやサラダに合う部位や調理法は?

白菜には50~70枚の葉があり、その味わいや食感は外側と内側で異なります。ここでは、大きく4つの部位に分けて特徴とおすすめの調理法を紹介。それぞれの特徴を生かして使えば、白菜のおいしさを存分に引き出せます。

白菜に適した調理方を、大きく4つの部位に分けてご紹介

①[外葉]硬めで苦みがあり、油を使った調理に

①[外葉]硬めで苦みがあり、油を使った調理に

緑色の外葉は、アブラナ科特有のほのかな苦みがあり、繊維が太くて硬いのが特徴です。下ごしらえでは、白い軸の部分と葉を切り分け、それぞれを包丁の刃先から滑らせるようにして、写真のようなそぎ切りに。繊維を断ち、断面を増やすことで、調理しやすくなります。

●おすすめ調理法
油との相性が良いので、炒めものに向きます。大きめに切って、油をからませるようにして強火で一気に炒めましょう。途中、水を少量加えると、蒸気で中までムラなく火が通ります。

②[内側の緑が残る部分]バランスのとれた味で、鍋ものに最適

②[内側の緑が残る部分]バランスのとれた味で、鍋ものに最適

適度に厚みと弾力があり、甘みと苦みのバランスが良く、シャキシャキとした食感。下ごしらえでは、包丁の刃先で引くようにして切ると繊維を傷めず、あくが出にくくなります。

●おすすめ調理法
鍋料理に向いています。白菜を1枚ずつ茹でて水気をきり、縦にくるくる巻いて一口大に切ったものを入れると、見た目が良く、食べやすくなります。

②[内側の緑が残る部分]縦にくるくる巻いて、一口大に切ると食べやすい

③[内側の黄色みがかった部分]やわらかく甘みがあり、煮もの向き

③[内側の黄色みがかった部分]やわらかく甘みがあり、煮もの向き

繊維がやわらかく甘みがある部分。火を通すとさらに甘みが増します。繊維に対して横向きに切って使います。下茹でするときは、切らずに1枚の葉ごと茹でたほうが、うまみを逃しません。沸騰した湯に芯の方から入れ、透明感が出たら全体を湯に入れます。全体に透明感が出たらザルに上げ、冷ましましょう。

●おすすめ調理法
蒸す、煮る調理に向いています。加熱するときは、十分に火を入れるのがコツ。繊維の中までやわらかくして、うまみを引き出しましょう。

④[黄色い中心部分]繊維までやわらかく、生で食べられる

④[黄色い中心部分]繊維までやわらかく、生で食べられる

成長し続けている若い部分なので繊維がやわらかく、一番甘みが強くて、生食に適しています。また、じっくり火を入れるとさらに甘みが増し、トロトロの食感に。

●おすすめ調理法
サラダやあえものにして生で食べるのがおすすめ。サラダにする場合は、葉先は手でちぎり、白い部分は軽く塩もみしましょう。加熱して食べる場合は、スープ煮、汁もの、グラタンなどに。

4つの部位に加え、捨ててしまいがちな白菜の芯も調理に使えます。芯はもっともうまみが凝縮されている部分。白菜を使った鍋や煮ものを作るときは、一緒に入れて味出しとして活用しましょう。

白菜は、丸ごとや1/2サイズで手に入れれば、部位ごとの味や食感を楽しめます。それぞれの部位を生かす調理法でおいしくいただきましょう。

[白菜]幅広い料理に合う白菜の栄養価と、保存方法

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白菜は、野菜の中でもカロリーが低く、いろいろな食材との相性もよい淡色野菜。霜にあたるとおいしさが増すと言われていて、旬は冬です。鍋料理は煮込むのでかさが減ってたくさん食べられますし、栄養の吸収率もよくなるので特におすすめです。

最終更新:2017.12.27

文:窪和子
写真:小林友美
監修:カゴメ
参考文献:
『内田悟のやさい塾 秋冬』内田悟著(メディアファクトリー)

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