調布市とか山口市とか「地球の歩き方」国内シリーズがピンポイントすぎる件

海外旅行に出かける際、「地球の歩き方」を携行する日本人は多いかと思います。

「海外旅行の必需品」「海外旅行のバイブル」などと言われてきたガイドブック「地球の歩き方」が、日本国内シリーズを展開しているのをご存知でしょうか?

国内シリーズは「北海道」「沖縄」といった県単位のものや、「世田谷区」「杉並区」などの市区町村単位のもので構成され、これまでのシリーズ累計発行部数は120万部を突破しています。

地球の歩き方の広報担当者に「地球の歩き方」国内シリーズについて色々と話を聞きました。

ーー国内シリーズはいつから出版しているんですか?

担当者:初の国内版「地球の歩き方 東京」を2020年に発売しました。もともとは東京五輪の開催に合わせ、地方から東京を訪れる方々に向けて、海外版のセルフパロディ的に企画したのがきっかけです。

また2020年は「地球の歩き方」の創刊40周年でもありましたので、周年記念的な意味合いもあり、約1年半前から企画し、制作準備をしていました。

ーー国内シリーズは日本人観光客向け?

担当者:はい、日本人向けのガイドブックです。特に観光客よりも、地元に住む方々からの支持が非常に高く、「地元再発見」として楽しんでいただいています。

ーー「調布市」とか「山口市」とかピンポイントすぎませんか?

担当者:「地球の歩き方 東京」を発売した際に、地元の方から大きな反響をいただきました。続いて「東京 多摩地域」を出したところ、売上の7~8割以上が地元の方々によるものでした。この経験から、「狭いエリアほど地元の方々の熱量が高い」という確信を得て、北九州市・世田谷区・横浜市・杉並区などでも展開しています。結果として、どの地域でも地元発の盛り上がりが起こっています。

ーー購入者はどういう人ですか?

担当者:購入者の約9割が地元の在住者や出身者です。「地元再発見」をテーマに、住んでいても知らなかった魅力を再発見できるガイドブックとして支持されています。出張や転勤、進学などで新たにその土地を訪れる方々にも重宝されています。

ーー今後発売予定の国内シリーズはどういった都道府県/市区町村?

担当者:2026年3月に「新潟」編を発行予定です。

ーー売り上げトップ3の都道府県/市区町村は?

担当者:1位は「日本」編、2位は「東京」編、3位は「北九州市」編となっています。

ーーありがとうございました。

「地球の歩き方」はいまや定番の海外旅行ガイドブック以外にも、今回ご紹介した国内シリーズ、歴史時代シリーズ、島旅シリーズ、arucoシリーズなども展開しています。

地球の歩き方 公式サイト
https://www.arukikata.co.jp/[リンク]

※画像提供:株式会社地球の歩き方

(執筆者: 6PAC)

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