“裏”鎌倉に潜入! グルメ&雑貨屋&神社…知られざる穴場スポットへ
はじめまして。何度行っても飽きない、「面白さがある街」を愛し続けて16年。
地域誌、フリーペーパー「KAMAKURA」編集部の萩原有美子です。
鎌倉の人々を通して、街の魅力を発信しています。
今回は、まだまだ知られていない、鎌倉の穴場スポット巡りへ!
食も観光も充実度100%。おすすめの旅をご紹介します。
“裏”鎌倉って?
突然ですが皆さん、“裏”鎌倉って知っていますか?
小町通りや鶴岡八幡宮など、メジャーな観光スポットがある東口とは反対の、西口エリアのことを指します。
東口に比べ、人も少なく落ち着いているので、のんびりひとりで楽しむにはおすすめですよ。では、さっそく散策スタートです!
キッシュやバゲットサンドが美味。 「FOOD STAND magali」でランチ
到着したのはお昼すぎ。鎌倉在住のグルメな友人たちにも人気なFOOD STAND magaliへ。
御成商店街をまっすぐ歩き、最初の十字路を右に曲がって、細い路地を歩くこと2分。左手にお店が見えてきます
到着しました!
店内は10席と小さなお店ですが、居心地のよい、おしゃれな空間です。
カウンター席があるのも、ひとりで入るにはうれしいですね。
サンドウィッチ、キッシュ、ケーキやお菓子は、フレンチレストランで修業をした、店長・吉田みどりさんの手作り。
テイクアウトもできるので、街歩き中にさくっと買うこともできますよ。
この日は、吉田さんおすすめのランチプレートを注文。
メイン1品に、野菜デリとグリーンサラダがついてきます。
日替わりサンドイッチ。この日はキューバサンドでした
コッペパンは、バターで表面を焼いているので、香ばしい香りが食欲をそそります。
外はカリッとしていて、中はふわふわです。
チーズがトロ〜んととろけて、ハムとの相性抜群。
付け合せの新鮮な野菜は、自然農法や有機栽培のものを中心に使用しているので、味がしっかりしています。
自家製レモネードには、旬の果物・プラムが入っていました。
ほのかに甘くておいしい! う〜ん1軒目から幸せです。
おなかがいっぱいになったところで、次は雑貨屋さんめぐりへ。
センスがいいお店が多いのも、裏鎌倉の魅力なんですよ〜!
万年筆やレターセットなどを扱う文房具店 「TUZURU(ツズル)」
FOOD STAND magaliを出て、来た道とは反対方向に路地を進むと、市役所前交差点に出ます。紀ノ国屋(スーパーマーケット)を左手に、まっすぐ進むこと3分。
路地を曲がると、文房具店「TUZURU」へ到着です。
「こんにちは〜」とドアを開けると、最初に目に飛び込んできたのは、柄がきれいな万年筆たち。
日本から海外のものまで、店主こだわりのセレクトになっています。
もともとは「きれいな字が書けるようになりたい」という店主の想いから、万年筆を取り扱うようになったそうです。
余計な力を入れずににサラッと書けるのが、万年筆のいいところですよね。
初心者向けとして1000円ほどのリーズナブルなものから、本格的なものまでそろっています。プレゼントとして買われる方も多いそう。
私も1本購入することに! 店員さんが丁寧に使い方を教えてくれました。
店内には、ほかにも「書く」ことに関わる、ハガキやボールペン、レターセット、ポチ袋などがそろっています。
御朱印帳。猫や目玉焼きの柄で、きゅんとくるかわいさ!
奥のライティングルームでは、実際に手紙を書いて投函できるサービスも。
お店オリジナルの絵ハガキで、母へ暑中見舞いを出しました。
TUZURUオリジナルのポストカードで
宝箱みたいな雑貨屋さん 「moln(モルン)」
次はTUZURUから西口方面へ3分ほど歩いた線路沿い、踏切手前にあるお店「moln」へ。
階段を上がった2階がお店です
molnとは、スウェーデン語で「雲」という意味。
「雲のようにふわふわとした夢見がちな女の子が、無垢な気持ちを忘れずにいられるようなお店にしたい」と、店主の佐々木綾さんは言います。
だからでしょうか。かわいらしいアクセサリー、洋服が並ぶ店内にいると、少女に戻ったような、わくわくした気持ちになってきます。引き出しの中や、棚の上にも作品が並べられていて、まるで宝箱の中に入ってしまったよう。
台紙もキュートです
奥にはマトリョーシカも。引き出しの中には絵ハガキが入っていました
作家さんたちのハンドメイド雑貨や、ヨーロッパのアンティーク雑貨などは、佐々木さんが選んだもの。個性的で、くせになるかわいさがあります。
9月には、ラトビアの「森の民芸市」で仕入れてきたミトンや木のカトラリーが並ぶ個展を予定しているそうです。
参拝すると金運アップ! 「銭洗弁財天宇賀福神社」
せっかく鎌倉へ来たからには、神社にも行っておきたいところです。
molnから西口駅前まで戻りましょう。
駅を背にしてまっすぐ進み、佐助一丁目交差点を右に曲がり、そこから徒歩約15分で到着します。
やや急な坂があるので、歩きやすい靴だと安心。
暑い日は、水分補給しながら向かうのがおすすめです。
ふ〜っ。着きました!
銭洗弁財天は、お金を洗うと何倍にも増えて戻ってくるといわれている「銭洗い水」という霊水が湧く神社です。洗い清めたお金は福を呼ぶとされ、ため込まずに使うことで大きなご利益があるといわれています。
さっそく、参拝用のローソク&線香を購入。
セット売りで100円になります
参拝後、洞窟のような奥宮で小銭を洗うのですが、初めて入る時はドキドキしたものです。
奥宮の中は、ひんやり涼しい
では、さっそく洗ってみましょう!
結構濡れます(笑)。1万円札を洗っている方も!
ひしゃくですくった銭洗い水を、ザルに乗せたお札にかけていきます。
お札は暑さのせいか、風に当てたらすぐに乾きました。
洗ったお金は、お財布にしまい込まずに使ってみようと思います。
ご利益がありますように。
スペアリブ&クラフトビールの組み合わせが最高! 「Barchie’s Kamakura」(バーチーズカマクラ)」
西口駅前に戻ってきました。歩いたせいか、おなかもペコペコです。
今晩の夕飯は、ランチをしたFOOD STAND magaliのすぐ近く、「Barchie’s Kamakura」へ。
細い路地を少し歩くと、右手にあります
カウンターや、2人席、4人席もあります
「脇道に入って、おいしいお店を見つけた時のうれしい気持ちを大事にしたい」と話す、店長・千葉広人さん。
その言葉通り、脇道にある穴場のお店で、看板メニューのスペアリブは本当においしいのです!
炭火で焼いてあるので余計な脂は落ち、皮はパリッとした香ばしい焼き加減。
フルーティな自家製バーベキューソースがお肉と合うので、さっぱりとしています。
国産のクラフトビールと合わせれば、気分は最高です。
クラフトビールは国産にこだわっています
ランチ、ディナーともに、女性ひとりで来る方も多いのだとか。
次は気になるハンバーグかなあ。
今から楽しみです(笑)。
夜は、鎌倉駅から電車で約6分。大船駅近くのホテルへ宿泊しました。
甘さ控えめのワッフルで朝ごはん 「mimi Lotus(ミミロータス)」
おはようございます。
昨夜はお肉を食べたし、朝ごはんは軽めにしておきましょう。
選んだのは、紅茶と手作りスコーン&ワッフルのお店、「mimi Lotus」。
鎌倉駅西口から約4分。御成商店街をまっすぐ歩き、最初の十字路を左折すると右手に見えてきます。
階段を上がった2階にあるので、意外と穴場のお店です。
店内に入ると、ふわ〜っと甘い匂い。
店長がインドで買い付けたリボン。雑貨も買うことができます
アジアが好きな店長・吉池浩美さん。店名のミミロータスは、ベトナムの少数民族が使う言葉から。「ミミ(小さな・かわいい)」「ロータス(蓮の花)」という意味があるそうです。
かわいい蓮の花、素敵ですね。
メニューは、店長おすすめのシンプルなワッフルセットにしました。
クローテッドティワッフルとチャイ
ワッフルは、注文を受けてから焼いてくれます。
味は甘すぎず、ふわふわのワッフルに、クローテッドクリームと紅茶シロップがよく合います。チャイはポットにたっぷり入っているので、3杯は楽しめます。
自家製の紅茶シロップ。チャイに入れても◎
ゆっくり読書をしている人も、よく見かけます。
旅の疲れを癒やしつつ、のんびりしましょう〜。
スコーンや、mimi Lotusブレンドの紅茶の茶葉を買うこともできます
“裏”鎌倉、1泊2日の旅はいかがでしたか?
今回紹介した以外にも、西口周辺には魅力的なお店がたくさんあるんです。
雑貨屋やカフェはもちろん、器を扱うお店、店頭で角打ちができる酒屋、保存料や添加物を一切使わないこだわりのパン屋などが、細い路地や脇道にひっそりと隠れています。
ガイドブックにはまだ紹介されていない、穴場なお店があるかもしれないですよ。
こぢんまりした個性的なお店が多いので、入るのに勇気がいるかもしれません。
でもアットホームな雰囲気なのが、このエリアの良さ。
どのお店もひとりで気軽に入れますので、鎌倉へふらっと遊びに行ってみてください!
“裏”鎌倉に潜入! グルメ&雑貨屋&神社…知られざる穴場スポットへは旅するメディア びゅうたびで公開された投稿です。
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