Amazonが音声アシスタント『Alexa』対応スマートスピーカー『Amazon Echo』3製品を11月13日以降に出荷開始 定額制音楽配信サービスも発表

Amazonが音声アシスタント『Alexa』対応スマートスピーカー『Amazon Echo』3製品を11月13日以降に出荷開始 定額制音楽配信サービスも発表

Amazon.co.jp(以下Amazon)は11月8日、クラウドベースの音声アシスタント『Amazon Alexa』対応のスマートスピーカー『Amazon Echo(以下『Echo』)の発表会を開催。『Echo』『Echo Plus』『Echo Dot』の3製品を招待制で販売を開始し、11月13日週から出荷開始することを発表しました。『Echo』の発売に合わせて、定額音楽配信サービス『Amazon Music Unlimited』を本日から開始することを発表しています。

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『Amazon Alexa』は、ユーザーが話しかけるだけで音楽の再生、ニュースやスケジュールの読み上げ、タイマーやアラームのセット、スポーツ結果の確認などができるクラウドベースの音声アシスタント。『Echo』は、『Alexa』に話しかける音声操作によりハンズフリー操作できるスマートスピーカーで、日本は米国、英国、ドイツ、インドに続く5か国目の提供となります。

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遠隔音声認識技術と7つのマイクアレイにより、部屋中の様々な場所から発した音声を明確に聞き取ることが可能。それぞれのマイクの音声を合成するビームフォーミング技術により、ノイズや反響音、音声指示以外の話し声を抑制できるのも特徴です。

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発表会では

「今何時?」
「今日の予定教えて」
「週末の新宿の天気は?」
「最新ニュースお教えて」
「歌を歌って」

など、音声操作でできることを実演しました。発表会の模様は後述する動画でご覧ください。

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『Amazon Web Services』を活用したクラウドコンピューティングとマシンラーニングにより、自然言語処理を実現。「アレクサ、のど飴を買い物リストに追加して」と話しかけると、同音異義語の「雨」ではなく「飴」であるということをコンテクストに沿って理解します。

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日本向けにお正月など日本の文化、プロ野球、Jリーグといったスポーツの知識、日本で使われる単位などの知識も備えています。デモでは「9月場所の結果を教えて」と聞いたところ、力士の名前や決まり手なども流暢に答えていました。

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開発者が独自にAlexaスキル(機能)を作成できる『Alexa Skills Kit(ASK)』を利用して、国内向けの様々なスキルが開発されています。発表会当日には265種類のスキル提供が発表され、発表会のデモでは『全国タクシー』『アルクの英語クイズ』『駅しりとり』など、その一部が紹介されました。

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ハードウェアメーカー向けにAlexa対応製品を開発可能にする『Alexa Voice Service(AVS)』を利用して、国内向けにはアンカー・ジャパン、HTC、オンキヨー、ハーマンインターナショナルなどの企業がAlexa対応製品の発売を予定しています。

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今回発売されるスマートスピーカーは3製品。『Echo』は遠隔音声認識技術とDolbyプロセッシング、360°全方位対応のスピーカーを搭載する製品で、価格は1万1980円(税込み)。プライム会員は11月17日23時59分まで4000円引きの7980円(税込み)で購入できます。カラーバリエーションは、サンドストーン、ヘザーグレー、チャコールの3色。

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『Echo Dot』はコンパクトサイズの製品で、内蔵スピーカーを利用できるほか、Bluetoothや3.5mmステレオケーブルを使って手持ちのオーディオ機器に接続して使えるのが特徴。価格は5980円(税込み)で、プライム会員は11月17日23時59分まで2000円引きの3980円(税込み)で購入できます。本体カラーはブラックとホワイトの2色。

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『Echo Plus』は、『Echo』の機能に、スマートホームハブの機能を統合した製品。音声操作で部屋の中の対応機器を探したり、設定を行うことが可能。本体カラーはシルバー、ホワイト、ブラックの3色で、価格は1万7980円(税込み)。購入キャンペーンとして、スマート電球『Philips Hue』が1個、追加費用なしで購入できます。

3製品とも購入は招待制で、Amazonから招待状をリクエストして招待状経由で購入ができます。出荷開始時期は11月13日から順次。

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『Echo』の利用時に中心的な用途になりそうなのが音楽の再生。『Echo』の発売に合わせて、定額音楽配信サービス『Amazon Music Unlimited』の11月8日からの提供開始が発表されました。iOS/Androidスマートフォン、タブレット、パソコン、『Fire』タブレット、『Fire TV』に加えて『Echo』『Echo Plus』『Echo Dot』で利用可能な音楽聞き放題サービスで、4000万曲以上の楽曲と数百のプレイリスト、カスタマイズされたラジオが利用可能。

『Echo』から利用する場合、「〇〇をかけて」と曲名やアーティスト名で楽曲が再生できるほか、「この曲名は何?」「この曲のアルバムは何?」など、楽曲に関する情報を調べることが可能。年代やジャンルで指定したり、「ハッピーな曲をかけて」など気分に応じたプレイリストの再生にも対応します。

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料金は、個人プランが月額980円。プライム会員は月額780円か年額7800円を選択できます。家族最大6名まで登録可能なファミリープランは月額1480円で、プライム会員向けには年額1万4800円。『Echo』所有者には、月額380円の『Echo』プランを提供します。『Echo』プランでは、他デバイスで利用する場合には通常プランへのアップグレードが必要。30日間の無料体験が可能で、『Echo』を購入して『Echo』から無料体験に申し込むと、個人プランに使えるクーポン最大2940円分をプレゼントするキャンペーンも実施するとのこと。

発表会のプレゼンテーションとデモは、動画でご覧いただけます。

【ノーカット】『Alexa』対応のスマートスピーカー『Amazon Echo』発表会(YouTube)
https://youtu.be/CiRbALnLh4M

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宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

ウェブサイト: http://mogera.jp/

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