弾道ミサイルから命を守る避難誘導アプリがKickstarterに登場
![](https://getnews.jp/extimage.php?8ea01d470d7fbae2cf85efb4d5b86810/https%3A%2F%2Ftechable.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2017%2F10%2Ftech171031jmws1-300x225.jpg)
だがこのJアラートは、数々の課題を残したのも事実。その代表例が「避難場所のガイダンスがない」という点だろう。
警報を受け取ったはいいが、どこに避難すればいいか分からない。そもそも現行のJアラートとは弾道ミサイル発射を知らせるシステムであり、国民への具体的な避難指示をガイダンスするものではないということは知っておくべきだ。
・間近の避難場所を表示
![](https://getnews.jp/extimage.php?2f2977ebd0e23a80cbf5daedd6f7e360/https%3A%2F%2Ftechable.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2017%2F10%2Ftech171031jmws3-300x225.jpg)
ミサイル警報システムアプリ「Japan Missile Warning System(以下JMWS)」である。
これは、「国民の緊急避難」というものを重点に置いたシステムである。日本へ飛来する弾道ミサイルの即時把握はもちろんながら、ユーザーの現在位置に応じた間近の避難場所を表示してくれる。膨大なデータベースを駆使することにより、的確な情報を敏速に届けることができるのだ。
さらに、このアプリを使用している家族や友人の位置情報もキャッチできる。あまり想定したくないことではあるが、大事な人の「最後の位置」もJMWSが知らせてくれる。
緊急時の連絡のため、FacebookやTwitterとも連携する。それに加え、オフライン状況下を想定したBluetoothチャット機能も用意されている。外部からの情報取得の場面では、このアプリでアメリカ太平洋軍のラジオ放送などを受信できる。
・1ドルからの出資枠
![](https://getnews.jp/extimage.php?e9bdec33f8b42fd8a0722fce3f6445da/https%3A%2F%2Ftechable.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2017%2F10%2Ftech171031jmws2-300x225.jpg)
JMWSは、日本政府が配布しているPDF避難マニュアルとも連携している。アプリを経由してこのマニュアルを閲覧できるのだ。いざという時の予行準備も、このアプリを介して行うといいだろう。
Kickstarterのキャンペーンでは、1ドルからの出資枠を設けている。どちらかというと「寄付」に近いイメージか。だが10ドル(約1130円)の出資を行うと、ベータ版アプリの1年無料使用権が与えられる上、クレジットに名前が掲載される。
ちなみに300ドル(約3万4000円)以上の出資をすると、開発チームと居酒屋で飲みに行けるそうだ。
![Techable](https://px1img.getnews.jp/img/archives/2019/08/origin_Techable.jpg)
ウェブサイト: https://techable.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。