体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

より速くよりお得でカバー率が高いのはどこ? 高速モバイルインターネットサービスを徹底比較

モバイルインターネットサービスの実態は?(MMD研究所による調査より)

モバイルインターネットサービスの利用を検討する人は必見の調査結果が発表されました。昨年のNTTドコモ『Xi』を皮切りに、2012年2月24日にはソフトバンクが『ULTRA WiFi 4G』を、3月15日にはイー・モバイルが『EMOBILE LTE』を提供開始。これだけ多くなってくると「結局、どこを選べばいいわけ!?」と言いたくなってきますね。

今回、MMD研究所は各社のサービスを徹底的に比較した調査結果を発表。迷えるユーザーにとって非常に有用な情報になりそうですので、実効速度、サービススペック、料金などについて詳しく紹介したいと思います。 調査期間は2012年3月16日~23日。

全国主要都市での実効速度は『ULTRA WiFi 4G』と『UQ WiMAX』が際立つ

全国主要都市での実効速度比較(MMD研究所調べ)

まずは、全国8都市で各サービスの実効速度の計測結果からいってみましょう。ソフトバンク『ULTRA WiFi 4G』と『UQ WiMAX』が他の二社より断然速いのですが、『ULTRA WiFi 4G』は建物が林立している場所や半地下では3G通信、あるいは通信圏外になるなど不安定になる現象が見られました。一方の『UQ WiMAX』はいずれの調査ポイントにおいても実効速度が安定しています。

各社ともにスペック値の最大速度と測定された最速値との間にかい離が見られました。『UQ WiMAX』以外の3社は下り最大速度を「75Mbps」としていますが、今回の調査においては一ケタ台を記録することもしばしば。皮肉なことに、安定して最速値を記録したのは「下り最大40Mbps」とする『UQ WiMAX』でした。
 

高速エリアカバー率で優位なのは?

各社が発表する高速エリアカバー率では、『UQ WiMAX』が全国80%をカバーとトップに立っています。イー・モバイルは全国40%、NTTドコモは25%、ソフトバンクは全国主要都市のみ。しかし『UQ WiMAX』は3G回線に対応していないのが弱点です。今回の調査では使用されていませんが、たとえばau『DATA08』は、auの3G回線+WiMAXの高速回線を使えるので優秀な製品だと言えそうです。
 

利用制限(速度制限)は?

サービススペック比較:利用制限(MMD研究所調べ)

スマートフォンの普及に伴い、各キャリアは回線パンクを避けるために利用制限を導入しています。利用制限は、大容量のデータを送受信はできても高速サービスを思い切り使えないというユーザーの足かせになりかねません。ところが『UQ WiMAX』は利用制限ナシ。高速回線を好きなだけ使うことが可能です。
 

“2年契約縛り”と料金プランを比べてみると?

契約時に“常識化”している「2年契約縛り」。次々に新しい機種が発表される今のご時世で、2年はちょっと長すぎると思ったことはありませんか? その点では、『UQ WiMAX』の1年縛り契約は魅力的に思えます。また、『WiMAX』を含めて今年から来年度に向けて、各社ともに100Mbps超えサービスの提供が予想されるなか、このタイミングで2年間の契約をするべきかどうかは悩ましい気がします。

各社の定額プランの月額料金、契約期間、契約解除料を下記にまとめてみました。料金の面ではイー・モバイルとUQ WiMAXがともに3880円とお手頃です。しかし、イー・モバイルの契約解除料および2年縛りを考えると、今はひとまず『UQ WiMAX』で契約をして来年度のサービス状況を見て乗り換えを検討するのもアリかもしれませんね。

NTTドコモ『Xiデータプランフラットにねん』 6510円 2年(契約解除料:9975円)
ソフトバンク『4Gデータし放題フラット』 6510円 2年(9975円)
UQ WiMAX『UQ Flat 年間パスポート』3880円 1年(9975~5250円)
イー・モバイル『LTEフラット にねん+アシスト1600)』3880円 2年(3万
8400~1万800円)

 

今回使用したルータおよび調査方法について

実効速度調査で使用したWiFIルーター一覧(MMD研究所が各社ウェブ情報より作成)

今回の調査では、パナソニック『Let’s note J10』(Windows XP/Intel Core i5)を使用し、『価格.com』ブロードバンドスピードテストで9時~23時の間に同じ条件のもとで各3回を計測、最高速を記録しました。調査に使用したWiFiルーター端末は下記のとおりです。

実は、ルーターごとに利用時間や待機時間の長さには大きな差がありますので、ルーターを選ぶときはスペックチェックもお忘れなく!

NTTドコモ『Xi』(L-09C)
連続利用時間:6時間
連続待機時間:210時間
サイズと重さ:H122×W64×D15.9mm、重さ156g

ソフトバンク『ULTRA WiFi 4G』(SoftBank 101SI)
連続利用時間:3.5時間
連続待機時間:27時間
サイズと重さ:H100×W64×D16.1mm、重さ110g

UQ WiMAX『WiMAX』(AtermWM3600R)
連続利用時間:10時間
連続待機時間:170時間
サイズと重さ:H70×W95×D12.8mm、重さ110g

イー・モバイル『EMOBILE LTE』(Pocket WiFi LTE(GL01P))
連続利用時間:9時間
連続待機時間:200時間
サイズと重さ:H113×W62×D13.5mm、重さ140g
 

Kyoko Sugimotoの記事一覧をみる

記者:

京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。

  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。