突然の運休でも困らない!“リスク回避”の得意な駅とは?<関東編>
東京ではほぼ毎日、どこかしらの路線で運休や大幅な遅延が発生している状況です。そのため誰しもが「突然の運休に出くわすリスク」を抱えています。さて、普段通勤で利用している鉄道で、突然の運休が発生した場合に、あなたはどのようにこのピンチを乗り切っていますか?
今回は、突然の運休でも困らない、“リスク回避”の得意な駅をご紹介します。
その1:「複数路線乗り入れ」が充実している駅
当たり前のことですが、複数路線が乗り入れている駅を使えば一つの路線が使えなくなっても、すぐに代替路線に乗り換えることができます。それが多少遠回りになっても、通常よりも多少の遅れで通勤先に到着できるため、ビジネスパーソンにとっても人気の駅になりやすいのでは。
今年発表された「みんなが選んだ住みたい街ランキング2017 関東版」のトップ10では、
1位:吉祥寺(JR中央線・京王井の頭線が乗り入れ)
2位:恵比寿(JR山手線/埼京線・東京メトロ日比谷線が乗り入れ)
3位:横浜(JR各線・京急線・東急東横線・横浜高速鉄道みなとみらい線・相鉄線・横浜市営地下鉄ブルーラインが乗り入れ)
4位:目黒(JR山手線・東急目黒線・東京メトロ南北線が乗り入れ)
5位:品川(東海道新幹線/JR各線・京急線が乗り入れ)
6位:武蔵小杉(JR南武線/横須賀線・東急東横線が乗り入れ)
7位:池袋(JR山手線/埼京線・東武東上線・西武池袋線・東京メトロ有楽町線/副都心線/丸の内線が乗り入れ)
8位:中目黒(東急東横線・東京メトロ日比谷線が乗り入れ)
9位:東京(新幹線/JR各線・東京メトロ丸の内線が乗り入れ)
10位:渋谷(JR山手線/埼京線・東急東横線/田園都市線・東京メトロ半蔵門線/副都心線・京王井の頭線が乗り入れ)
※「みんなが選んだ住みたい街ランキング2017 関東版」
リクルート住まいカンパニー調べ
このように、ベスト10すべての街・駅に複数路線が乗り入れています。
その2:「タテ軸」の路線が充実している駅
多くの方が郊外から都心に向けて通勤されていると思いますが、そのニーズに合わせて路線が都心と郊外を結んでいます。例えば都心から西側に向けて路線を伸ばす京急線・JR東海道線・東急東横線・東急田園都市線・京王線・小田急線・JR中央線・西武新宿線・西武池袋線・東武東上線など、多くの鉄道は横に広がっています。
この、横に広がる「ヨコ軸路線」を結びつけるのが「タテ軸路線」。都心と郊外を結ぶ路線ではなく、郊外エリアに特化した通勤路線の存在によって、仮に一つの「ヨコ軸路線」が運休したとしても、「タテ軸路線」を活用することで、比較的スムーズに乗り換えて都心に向かうことができます。
しかしこの「タテ軸路線」、「ヨコ軸路線」と比べて路線数が限られているのが特徴。
例えば東京都心から少し離れた近郊エリア(東京・神奈川・千葉・埼玉)に限ると
京王井の頭線(※他路線と交差する駅数:4…吉祥寺・明大前・下北沢・渋谷) 東急大井町線(5…二子玉川・自由が丘・大岡山・旗の台・大井町) JR南武線(11…立川・分倍河原・府中本町・稲田堤・登戸・武蔵溝ノ口・武蔵小杉・尻手・川崎・八丁畷・浜川崎) JR武蔵野線(15…府中本町・西国分寺・新秋津・北朝霞・武蔵浦和・南浦和・東川口・南越谷・南流山・新松戸・新八柱・東松戸・西船橋・南船橋・市川塩浜) 多摩都市モノレール(4:玉川上水・立川北&南・高幡不動・多摩センター) JR横浜線(8:八王子・橋本・町田・長津田・中山・新横浜・菊名・東神奈川) JR相模線(4:橋本・海老名・厚木・茅ヶ崎) 小田急江ノ島線(5:相模大野・中央林間・大和・湘南台・藤沢) 東武アーバンパークライン(野田線)(6:大宮・春日部・流山おおたかの森・柏・新鎌ヶ谷・船橋) 新京成電鉄(5:松戸・八柱・新鎌ヶ谷・北習志野・京成津田沼) JR川越線(3:大宮・川越・高麗川)
と、わずか11路線に限られます(※路線延長が短いところは除く)。
そのため、希少な「タテ軸路線」と「ヨコ軸路線」が交差する“タテヨコ”に通じる駅は、かなり「重宝する駅」になります。
その中でも特に交差駅数が多い「JR武蔵野線」「JR南武線」「JR横浜線」は、注目すべき路線。上記に挙げた駅を住まいの候補にしてみてはいかがでしょうか。
WRITING:山田モーキン イラスト:海月あいる
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