テスラ、世界最大規模のリチウムイオン蓄電池施設をオーストラリアに建設へ
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同社によると、この施設は世界最大規模になり、住宅3万戸に電力を供給する能力を持つという。今年12月1日までに完成させる。
・電力の安定供給を
サウスオーストラリア州では昨年大規模な停電が起き、住民170万人が影響を受けた。同州では、再生可能エネルギーをかなり活用しているが、電力の安定供給が課題となっていた。
この停電の直後に、同社のイーロン・マスクCEOが「テスラの蓄電池技術を使えば100日以内に解決できる」とアピール。そして今回、同州が実施した蓄電システムの入札で、受注に至った。
・夜間に蓄電
発表によると、チウムイオン蓄電池施設は風力発電施設の近くに建設される。容量は10万キロワット、出力は100メガワットで住宅3万戸超に電力供給する。
風力で発電された電気を、夜間など電力の需要が落ちる間に同社のバッテリーPowerpackに蓄電することで、日中の需要ピーク時にも安定して供給することができるのだという。
受注に関して、マスクCEOは「発言通り100日で施設を完成させる。もし完成させられなければ、施設代はただにする」と自信を見せている。
風力や太陽光などを活用した自然エネルギーは出力の変動が大きく、いかに安定供給するかが課題。今回のプロジェクトがうまくいけば、自然エネルギーを導入する動きが世界中で加速するかもしれない。
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