発表!「この2~3年で人気が高まったと思う街ランキング」トップ10の街の家賃相場。お得な街はどこ?

発表!「この2~3年で人気が高まったと思う街ランキング」トップ10の街の家賃相場。お得な街はどこ?

街の人気が高まるにつれ、家賃相場も上がっていく傾向がある。近ごろ気になるアノ街の家賃相場は、果たしていくらくらいなのだろう……?そこで、「この2~3年で人気が高まったと思う街(駅)」の調査で、トップ10にランクインした街の家賃相場を調べてみた。さっそく見ていこう。●「この2~3年で人気が高まったと思う街ランキング」トップ10の家賃相場

順位/駅名/家賃相場(主な路線/所在地)

1位 武蔵小杉 7.64万円(東急東横線/神奈川県川崎市)

2位 豊洲 10.75万円(東京メトロ有楽町線/東京都江東区)

3位 北千住 7.43万円(JR常磐線/東京都足立区)

4位 清澄白河 9.86万円(東京メトロ半蔵門線/東京都江東区)

5位 押上 8.64万円(都営浅草線/東京都墨田区)

6位 池袋 8.50万円(JR山手線/東京都豊島区)

7位 恵比寿 11.83万円(JR山手線/東京都渋谷区)

8位 流山おおたかの森 5.86万円(つくばエクスプレス/千葉県流山市)

9位 海老名 5.72万円(小田急小田原線/神奈川県海老名市)

10位 立川 6.27万円(JR中央線/東京都立川市)

工業地帯だったが再開発で大きく変ぼうした街が1位

今回のランキングに使用したのは、リクルート住まいカンパニーが今年3月に発表した「みんなが選んだ住みたい街ランキング2017 関東版」での調査結果。「この2~3年で人気が高まったと思う街(駅)」との質問に対して、関東1都4県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県)にある駅から選ばれたトップ10が上記の顔ぶれだ。今回はその10駅それぞれの、ワンルーム・1K・1DKの家賃相場を調べている。

近年、人気が上昇したと考える人が最も多かった駅は、東急東横線ほか4路線・武蔵小杉駅。工業地帯としてのにぎわいが去ったのち、武蔵小杉はどこにでもある郊外の街となっていた。しかし、再開発によりここ数年の間に大規模マンションや大型商業施設の開業が相次ぎ、街が目覚ましく発展。休日には地元住民のほかに周辺地域から遊びに来る人々も加わり、多くの人であふれている。前出の「みんなが選んだ住みたい街ランキング2017 関東版」では「住みたい街」の6位に選ばれた。同調査の2010年版では住みたい街の16位だったことを考えると、まさに「人気が上昇した」街だといえるだろう。家賃相場は7.64万円と、近隣相場と比べて少々お高めだ。

2位は東京メトロ有楽町線・ゆりかもめ 豊洲駅。武蔵小杉同様にかつては東京湾に接する工業地帯として栄えたが、2000年以降に再開発が加速して居住地へと大きく変化。大型スーパーや「ららぽーと豊洲」などの複合商業施設も同時期に誕生し、日常の買い物を支えている。ファミリー層の人口増加に伴って2007年、2015年には公立小学校が新設され、現在は豊洲駅の半径500m圏内に3校もの公立小学校がひしめいている。新しく整備された街並みと都心オフィス街へのアクセスのよさから人気が高く、家賃相場は10.75万円と都内でも高い部類。2020年をめどに現在も再開発が進行中で、今後も人気が高まると予想される。

住みやすさの割に家賃相場がリーズナブルな今が狙い目!?

ランキングトップ10を見てみると、大半は都内の駅。そのなかで異色といえるのが、千葉県流山市に位置する8位のつくばエクスプレス・流山おおたかの森駅だろう。耳慣れない駅名だと感じる人も多いかもしれないが、それもそのはず、つくばエクスプレスの開業にともなって2005年に誕生した比較的新しい駅なのだ。

流山おおたかの森駅からつくばエクスプレスの通勤快速に乗れば、都内の浅草駅まで約23分、秋葉原駅まで28分で到着できる。こうした交通の便のよさと、新線の開業に合わせて宅地開発が行われてきたことから、地域の人口はぐっと増加。流山市の人口増加率は、2015年・2016年の2年連続で県内1位となっている。さらに2018年度内の完成を目標に、駅周辺の約275haにおよぶ土地の開発が現在も進められている。ここ数年で人気が高まったのはもちろん、今後さらに注目度が高まりそう。現在の家賃相場は5.86万円とトップ10のなかでもリーズナブルだ。

もう1駅、東京以外からランクインしたのが9位の小田急小田原線・海老名駅。商業施設やマンションの建設が進む駅西口地区は2015年に「まち開き」が行われ、「扇町」と命名された。そして「ららぽーと海老名」の開業などにより注目が高まり、街の人気も上昇中だ。また、同駅は小田急小田原線・相鉄線・JR相模線の3路線が通っており、小田急線に隣接して相鉄線の駅舎が、さらに両線から少し離れた位置にJR相模線の駅舎がある。この小田急線の駅とJR線の駅の間に広がる約3.5haの地区の再開発が2016年に着工。高層分譲マンションや商業施設、教育・文化施設などが、2025年度に完成予定だ。海老名駅の現在の家賃相場はトップ10で最も安い5.72万円だが、これから街が発展するにつれて家賃も高くなるかもしれない。【画像1】新しくなったJR海老名駅前(写真/PIXTA)

【画像1】新しくなったJR海老名駅前(写真/PIXTA)

みんなが選んだ「この2~3年で人気が高まったと思う街」ランキングのトップ10には、池袋駅や恵比寿駅のように以前から知名度や人気が高かった駅も含まれていた。一方で以前は注目度が低かったものの、再開発によってここ数年で人気が高まったと思われる駅も多く、みんなの印象はなかなかするどいところを突いていたようだ。

そうした人気が高まる過程にある街は、「再開発によって住環境は向上したのに、家賃相場はそんなに上がっていない」というギャップが現れるケースも少なくない。ランクインした駅を基点に住まい探しをすると、今のうちならお得な物件に出合えるかもしれない。●調査概要

・マンション、アパートともに15戸以上登録されている駅が対象です

・家賃相場は2017年1月1日~2月28日にSUUMOに掲載された賃貸物件から算出しています

(随時更新のため変動の可能性があります)

・賃貸物件は駅徒歩20分以内、10m2以上の定期借家をのぞくワンルーム・1K・1DKが対象です
元画像url http://suumo.jp/journal/wp/wp-content/uploads/2017/06/135397_main.jpg
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