ハサミ一つで世界のファッションを変えた男 映画『ヴィダル・サスーン』が5月に公開
「ヴィダル・サスーン」と聞くと思い浮かべるのは、赤いボトルのシャンプー&コンディショナー。女子的にはヘア・アイロンやコテもお馴染みですし、安室奈美恵さんを起用したスタイリッシュでカッコイイCMはいまだに印象的ですよね。
「ヴィダル・サスーン」は言わずとしれた、ヘアケア用品のトップブランドですが、そのすべてが一人のヘア・スタイリストから始まったことを皆さんはご存知ですか? ヘアスタイリストとして、実業家として波乱の人生を送ったドキュメンタリー『ヴィダル・サスーン』が5月26日より公開となります。
美容界に革命を起こした男、ヴィダル・サスーンは1928年イギリス生まれ。“サスーン・カット”と言われる斬新なカットと確かな技術で一世を風靡し、『VOGUE』の表紙を幾度も飾ります。
また、ロマン・ポランスキー監督『ローズマリーの赤ちゃん』ではミア・ファローのヘアカットを担当するなど、60 年代スウィンギング・ロンドンのファッション・シーンを牽引。「どんな斬新なヘアスタイルを作っても、既にヴィダルがやっている」と言われるほど、美容業界に大きな功績を残しています。
映画では、ヘアスタイリストとしての仕事ぶりの他に、ロンドンの孤児院で育ち、ユダヤ人という出自、イスラエル軍兵士としての経験なども明らかに。サスーン本人のほか、盟友マリー・クワントや『VOGUE』のグレイス・コディントンなど、友人、家族、元スタッフなどのインタビューによる、貴重な映像の数々となります。
ハサミ一つで世界のファッションを変えたひとりの男の軌跡、映画『ヴィダル・サスーン』は、美容業界で無くても全ての働く人に刺激を与えてくれるでしょう。
映画『ヴィダル・サスーン』は2012 年5 月26 日(土)より渋谷アップリンク、銀座テアトルシネマ、新宿武蔵野館ほか、全国順次公開。
映画『ヴィダル・サスーン』
http://www.uplink.co.jp/sassoon/
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