デキる人になりたければ、常に「第一志望」を目指しなさい

f:id:kensukesuzuki:20150222160827j:plain

いつもお世話になっております。元銀座でクラブホステスをしておりました藤島佑雪です。唐突ですが、問題です。

あなたはレストランでどちらのメニューを選びますか? A 高いけれども食べたいもの B そこまで食べたいわけでもないけれどお得なセット

デキるビジネスマンを目指すのであれば、迷わずAを選んでいただきたかったのですが、あなたの答えはどちらだったでしょう? 長らくいろんな方の行動を拝見しておりますと見えてくるものがあります。お買い物でも「これだ!」と欲しいものをなんとしてでも買う方と、安さを優先してワゴンセールのなかから選ぶ方では人生が変わってくるんですよね。これはビジネスにおいても同じようです。

そもそも、社会人デビューへの第一歩となる就職活動からして、デキる学生さんとそうでない学生さんでは動きが異なると聞きます。つまり、一流の学生さんたちが当たり前のように第一志望の企業にエントリーシートを送る一方で、そうでない大学の学生さんたちは「どうせ入れっこない」と最初から諦めて、チャレンジすらしていないというのです。

最初から第一希望を諦めてしまうと

「例外」というチャンスを逃すことに

でも、本当にそうでしょうか。

確かに学閥のある企業もたくさんありますが、結局、入ってしまえば実力の世界。わたくしが銀座でお会いしたお客さまのなかには卒業した大学の偏差値が50以下だというのに上場企業の役員をされている方もいらっしゃいましたし、その方自身「自分もそうだし、採用する際も学校の名前より人柄を見る」とおっしゃっていました。もちろん、それはレアケースかもしれません。でも、例外はあるのです。そして、「ほかの人はダメでも自分なら大丈夫かもしれない」のです。

わたくし、学生時代の友人の転職話を聞いていて、衝撃を受けたことがあります。「第一希望はA社なんだけど、今は採用がないから諦めたの。今、採用しているなかで一番マシかなというB社を受けたら受かったから、そこに行くことにしたの」という話だったんですけど、これがわたくしには驚きで。

実はわたくし、ホステスをしながら企業の面接を何度か受けたことがあるんです。「あ!こういう仕事いいかも」というひらめきからなんですが、思い立ったら行動が早いのがわたくしです。早速、ツテを駆使して、第一希望のところで働いている方にたどり着き、話を聞いてもらい、さらに採用担当者に会わせていただきました。そのときの答えは「現在、採用の時期ではないのですが、来年、また採用の時期がきます。そのときは藤島さんを第一優先で入れたいと思います」でした。結局、翌年、もっと行きたい会社が出てきて、そちらに入ってしまったのですが、常に第一希望にアタックし、合格をもらってきたわけです。

なので、「募集をかけていないから」というだけの理由で、入社を諦めた友人の言葉が信じられなかったのです。「ほかの人なら不合格だったかもしれないけれど、あなたなら合格できたかもしれないじゃん!」というのが、そのときのわたくしの思いであり、今も変わらない考え方だからです。

効率やお得さに飛びついて

ワゴンセールから洋服を買うような選択はNG

わたくしと友人で能力に差があるとは思いません。むしろ、コツコツ真面目な分、彼女の方がデキがいいくらい。それなのにわたくしは望むところで、彼女は今ひとつ不満足なところで働くことに。違いは最初から第一希望にアタックしたか、諦めて挑戦しなかったかということだけ。思えば、彼女は常にお得なセットの定食を選び、ワゴンセールのなかから洋服を買っていました。

あるもので済ます。省エネかもしれません。でも、待っているのは大した努力をせずに、手に入れられるものしか手に入らない人生なんですよね。定食なら800円。上ロースとんかつを食べるには2000円かかる。ワゴンのなかのシャツなら1000円。ショウウインドウでひと目惚れしたスーツは20万円。その分、ほかを圧縮するのテはあります。でも、デキるビジネスマンを目指すなら、その分がんばって稼げばいいさ!という心意気をもっていただきたい。手に入らないかもしれないものをがんばって手に入れるエネルギーが、世界を動かすビジネスマンには必要ではないでしょうか。

常に第一希望を勇気をもって通すことで路が拓ける!

小さなことです。とりわけ、わたくしのエピソードなんて小さな小さな小さなお話。ですが、これを大きな大きな規模でやってのけるエリートたちが世界にはたくさんいます。反対を押しのけて25歳年上の恩師と結婚し、ありえないスピード出世で36歳にして閣僚入り、39歳にして前評判の高かったルペンさんを破って、フランスの大統領になったマクロンさんがいい例です。「こうだったらいいなあ」という夢の第一希望のプランを恥ずかしがらずに表明し、臆病がらずにチャレンジし、実現のために知恵を絞りましょう。もし、そこで失敗したとしても、後々の成功へとあなたを導いてくれるはずです。

f:id:tyo-press:20170123120821j:plain

藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)

元銀座のクラブのホステス。タロット占い師、開運アドバイザー。現在は『GQ JAPAN』WEBサイト「退役銀座ホステスが答えるお悩み相談」で、コラムを執筆。

Twitterは@ginzanoyousetsu、line@IDの@yousetsuで無料タロット占いやってます。

応募者多数の場合は、タイミング次第でお答えできないこともありますのでお許しを。

関連記事リンク(外部サイト)

なぜ「聞き流す」だけでは、英語リスニング力は上がらないのか?
ばかばかしいぐらい小さい目標が大きな成果に!「小さな習慣」のススメ
“親密な関係”を作りたいなら、「ユー・クエスチョン」を使いこなせ

  1. HOME
  2. 生活・趣味
  3. デキる人になりたければ、常に「第一志望」を目指しなさい

リクナビNEXTジャーナル

ビジネスパーソンのための、キャリアとビジネスのニュース・コラムサイト。 キャリア構築やスキルアップに役立つコンテンツを配信中!ビジネスパーソンの成長を応援します。

ウェブサイト: http://next.rikunabi.com/journal/

TwitterID: rikunabinext

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

記事ランキング