Sonyはもう端末のシェア競争に勝つつもりは無い、次のパラダイムシフトに照準を合わせる

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Sony のスマートフォン事業に対する取り組みはこの数年で大きく変わり、今では市場シェアで Samsung や Apple に対抗するような立ち位置にはありません。Sony 自身もこのことを認めているのですが、今後もスマートフォン事業は継続する方針であることや、私達の知る現代のスマートフォンが 10 年以内にも無くなると予測し、その次を見据えた事業の進め方を模索していることが分かりました。Sony の CEO である平井氏はオーストラリアを訪問した際に、AFR からのインタビューに応じ、スマートフォンとバーチャルリアリティに関する今後の見通しと同社の取り組みについて語りました。Sony は一時、Sony Mobile の業績不振を理由に、Sony 本体から切り離すことを検討していると報じられたこともありますが、今はそうではなく、次に訪れるスマートフォンなどを利用したコミュニケーションのパラダイムシフトを見据え、スマートフォンに関連した技術やデバイスの研究を活発に行っています。「通信手段のパラダイムシフトはおおよそ 10 年単位で訪れますが、我々が今、ビジネスを継続していなければ、それが来たときに何もできませんし、次のパラダイムシフトを生み出すこともできません。そして、世界中の小売業者や通信事業者との関係も失うことになるでしょう。また、もし我々がそのようなことを実行したら、たとえどんなに良いアイデアが出てきたとしても商品をすぐに市場に投入することができなくなります。」平井氏は、Sony としてモバイル通信における次のステップとなり得る変化についての具体的な考えは持っていないとしながらも、これまでに自宅やオフィスで役立つ IoT 機器や Xperia Ear のようにスマートフォンを持たずに物事を処理できるウェアラブルデバイスを開発するという実験を行ってきたことに言及しました。今は試行錯誤を繰り返しながら次の一手を模索しているという状況のようです。Source : AFR

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