“おやつ in 鍋”の不思議なB級グルメ“せんべい汁”を作ってみた「さてその味は……」

access_time create folder生活・趣味
“鍋 in おやつ”不思議なB級グルメ『せんべい汁』を作ってみた「さてその味は……」

本州の最北端“青森”。そこに江戸後期から伝わる伝統料理『せんべい汁』。最近では『B級ご当地グルメの祭典 B-1グランプリ』でも常に上位にランクインするご当地料理の代表格。

しかし、私は食べたことがなかった。「鍋にお菓子を入れるなんて、まるで闇鍋……」ぶっちゃけそう思っていた。「一生食べることもないかもしれない」そうも思っていました。ある日、同じ部署のS君(青森県出身)がおみやげに『おつゆせんべい(せんべい汁用のせんべい)』を買ってくるまでは……。

全ての写真を見たい方はこちらからどうぞ

“鍋 in おやつ”不思議なB級グルメ『せんべい汁』を作ってみた「さてその味は……」

S君が買ってきたのは『おつゆせんべい』というせんべい汁用のせんべい。「せんべい汁用なのでそのまま食べてもおいしくないですよ」というのでしばらく放置されていた。賞味期限が迫ってきたので、いよいよ作ってみることに。

作り方を調査

作り方が全くわからないのでネットで調べてみました。

・味付け:しょう油ベースが一般的だが、塩、みそなど家庭でさまざま。
・具(肉・魚介類):鶏肉がポピュラーだが、豚肉、馬肉、牛肉(すき焼き)、サバ缶、白身魚、カニ、焼きサバ、焼きサケなどお好みで。
・具(野菜類):キノコ、にんじん、ごぼう、長ネギ、白菜、キャベツ、山菜、豆腐、糸こんにゃく、こんにゃく、大根、水菜、三つ葉、タマネギなどお好みで。

うぅぅ、頭痛い。調べれば調べるほど、色々なパターンが……。

分かったこと

「結局、好きな鍋にせんべい入れればいいやん!!!」

ということで、一般的な作り方に沿って、ザックリ作ってみることにしました。

材料(今回用意したもの)

せんべい汁の材料

<具材>
・鶏肉
・にんじん
・ごぼう
・長ネギ
・油揚げ
・厚揚げ
・こんにゃく
・干ししいたけ
・白菜
・しめじ
・マイタケ
※全てそろわなくてもあるものでよい

<味付け(しょう油ベース)>
・白ダシ ※あれば
・昆布
・干ししいたけのもどし汁 ※あれば
・めんつゆ
・しょう油
・酒
・みりんか砂糖
※分量は全て適量

作り方

1.鍋に昆布と水を入れ火にかける。しいたけはぬるま湯か水を入れたボウルに入れてもどしておく。
2.鍋のベースの味をつける。
  – 1の鍋にしいたけの戻し汁を加える
  – 更に白だし、めんつゆ、しょう油、酒、みりんなどで味を調える

出汁をとる

3.野菜や肉などの具材を適当な大きさに切る。
4.煮えにくい具材から鍋に加える

具材を投入

5.せんべいを適当な大きさに割る
 鍋に入れる前のせんべいを食べてみた。「堅っ!」普通の南部せんべいの3倍くらいの堅い。このままではやはりあまりおいしくはなかった。

せんべいを割る

6.せんべいを4の鍋に投入する

せんべい投入

6.せんべいが(アルデンテくらいに)柔らかくなったらできあがり

せんべい汁完成

みんなの感想

・意外にイケル!!!!!!!!!!
・驚きのうまさ!
・通販で買いたい
・(せんべいが)もちもちしておいしい!
・(せんべいが)煮込めば煮込むほど味が染みて激うま!

何この高評価!? いや、でもほんとにおいしかった。青森県民の皆さんごめんなさい。せんべい汁なめてました。

読者の皆さんにも、せんべい汁用のせんべいが手に入ったら鍋に加えてみることをオススメします。

注意:せんべいを入れた後はけっこう長く煮る。30分くらい煮たところがおいしい。S君に10回くらい「まだ煮えてない!」と怒られました。

最後に『せんべい汁』のことを的確に表現しているすんばらしい歌を聞きながら終わります。

・PV?好きだDear!八戸せんべい汁『ニコニコ動画』 [リンク]
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1704080

「せんべ~い、汁汁汁汁!」

参考

・『八戸せんべい汁研究所』ホームページ
http://www.senbei-jiru.com/ [リンク]
・せんべい汁 『Wikipedia』
http://ja.wikipedia.org/wiki/せんべい汁 [リンク]
・その他、さまざまなせんべい汁に関するサイト

  1. HOME
  2. 生活・趣味
  3. “おやつ in 鍋”の不思議なB級グルメ“せんべい汁”を作ってみた「さてその味は……」
access_time create folder生活・趣味

020

TwitterID: miho020

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。