
2 月に登場した Android Wear 2.0 のスマートウォッチが iPhone でどの程度まで使用できるのかを LG Watch Stlye と iPhone 7 Plus の組み合わせで確かめてみました。iOS のサポートは機種によって異なりますが、LG Watch Style は iOS 9 以上を搭載した iPhone と互換性を持っています。iOS でサポートする機能が Android よりも少ないのは Android Wear 2.0 でも同じなのですが、Android Wear 2.0 では Google Play ストアからアプリを追加でき、スマートウォッチ上でアプリを実行できることから、iPhone とペアリングしている場合でも利用できるアプリは Android Wear 1.x から格段に増えたと言えます。

LG Watch Style と iPhone の組み合わせで可能なことはスマートウォッチ単体で実行できる機能(本体の設定変更と、タイマーやストップウォッチ、カレンダー、Google Fit のトレーニング等のプリインストールアプリの実行)、通知の転送、Google アカウントのセットアップです。

LG Watch Style のセットアップ方法は Android Wear 1.x 時代と変わず、iPhone で Bluetooth を有効にして「Android Wear」アプリを使ってペアリングします。Android Wear 2.0 では Google アカウントの追加をサポートしているので、セットアップ時(セットアップ後も可能)に Google アカウントをコピーする操作を行います。

Google アカウントを追加すると、LG Watch Style の Google Play ストアや Google アプリを利用できますが、Google Play ストアを起動するには Wi-Fi 接続が必須となっており、iPhone 経由でダウンロードすることはできない模様です。Google アシスタントを利用した音声検索や通知の転送は iPhone 経由でも可能でした。この点が Android とペアリングした状態とは大きく異なると言えます。
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