【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.53「Monomi twinsとあそぼ」

【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.53「Monomi twinsとあそぼ」

こんにちは。神戸在住の音楽キュレーター、遊津場(ゆつば)です。普段は邦ロック系インディーズアーティスト情報をSNS、メディア寄稿、自主イベント開催など、様々な手法で発信する活動をしています。

そして今回、OTOTOYで私のメインの活動地域である関西エリアで活躍する若手アーティストの様々なトピックを発信する機会をいただきました。 これを読めば、関西邦ロックシーンの最前線が分かります。どうぞ、ご贔屓に。

「Monomi twinsとあそぼ」

今、関西で「愛されてるなぁ〜」と思うバンドを今回は紹介します。ライブハウスからはもちろん、関西のディストロ、そして6月には関西で多くのイベントを制作するGREENS、夢番地といった企業の主催イベントにも立て続けに呼ばれているバンドです。大阪のインディーポップバンドMonomi twinsです。

昨年2月に始動した彼ら。8月に1st EP「Come Season」をリリースしました。収録された4曲には、それぞれに柔らかさと際立たせるスパイスがあり、血流が良くなります。伊藤亮将(Gt.Vo)と小田織沙希(Ba.Vo)の男女ボーカルの重なりも大きな役割を果たしています。始動した際は伊藤、小田、船岩勇希(Gt)の3人でしたが、今年の3月25日には大和雅尚(Dr.cho)が正式加入。そして3rd Single「lol」をリリースしました。これがまた愛され度が上がる曲なんです。海外POPな柔らかでリズミカルなビートの中に入る「こんにちはー」と挨拶されるパートは思わずクスッとします。そういったユーモアさがあるままに、どんどん高度を上げて突き抜きていく展開に、自分の中のエンジンも回っていきます。そしてまたMVが面白い。小田も「終始意味が分からなくて可愛いです」とポストしました。たしかな技術と可愛げが本当にあります。

手前味噌かもしれませんが、関西のライヴハウスシーンの特徴に若手インディーロックの豊かさはあると思います。派手でガチャガチャしたバンドも多い分映えるからなのか、関西のノスタルジックな部分が海外と通ずる部分があるのか、ライヴハウスの歴史的なことなのか、いろいろと仮説は立てられるのですが、とりあえずMonomi twinsはそのシーンの中のできる末っ子的な立ち位置なのではないかと思います。ライヴも見てますが良いです。

先程も書いた6月9日のGREENSのイベント「ライブハウスであそぼ」は同じ関西拠点の水平線とPOOLSに、関東からCheCheを合わせた4マンライヴとなっております。印象としては4組とも国内外の聴いてきた音楽を独自のポップセンスを活かしてオリジナルなロックに昇華しているイメージがあり、グッドフィーリングな1日になること間違いなしでしょう。月曜日からユラユラ揺れていきましょう。

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OTOTOY

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