ニコ動の精鋭が束になっても勝てず 与謝野馨の恐るべき「趣味力」

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「囲碁無双」でまさに無双状態だった与謝野氏

 政界の「多趣味人」として知られる衆議院議員の与謝野馨氏が、その趣味に関するゲームで、ニコニコ動画ユーザーの精鋭たちと競い合う異色の企画、『与謝野トライアスロンin ニコファーレ』が2012月1月22日夜に開催され、その模様はニコニコ生放送で中継された。現在73歳になる与謝野氏だが、若いニコ動ユーザーを相手に互角以上の戦いを見せた。
 
 第1種目「自作PCタイムトライアル」では、PC自作歴14年というベテランユーザーらに対して、与謝野氏はマイペースかつ着実にPCを組み上げ、ときに作業の進捗具合を説明する余裕を見せる。最終目標であるOSのインストールにも成功するものの、惜しくもPC本体の組み上がりで遅れを取り、ユーザー側に軍配が上がった。

 続く「囲碁無双」は、アマ七段の腕を持つ与謝野氏1人とユーザー3名が同時に対戦する「多面打ち」で勝負。すべてのユーザーに対し与謝野氏が圧勝し、対戦相手に、「強かった」「(完敗で)笑うしかない」「全然ダメだった」などと言わせしめた。第3種目の「カメラグランプリ」は、実際に「選挙ポスターの撮影を行っていた」という手腕を、遺憾なく発揮。女性モデルを真正面から撮り続け、制限時間を2分も残して撮影を終了。視聴者アンケートの結果、与謝野氏が48.7%の支持を得て、堂々の勝利を果たした。

 与謝野氏自身にまつわる問題もあった第4種目の「クイズ!与謝野馨」と、与謝野氏の祖母・与謝野晶子氏の歌のみに限られた第5種目「一人百首」は、いずれも与謝野氏に有利な内容となっているが、ユーザーの猛追と好プレーがあった。しかしながら、いずれも与謝野氏が勝利。4時間に及ぶ”トライアスロン”を駆け抜け、総合成績で4勝1敗と改めて「趣味力」の強さを見せ付けた与謝野氏は、クイズについて「問題が私寄りに偏っていたので、もっと若い世代の方と共通の問題があればいい勝負になったはず」と、さらに厳しい条件下での勝負を希望していた。

◇関連サイト
・[ニコニコ生放送]「自作PCタイムトライアル」部分から視聴 – 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv73495646?po=news&ref=rews#13:16

(内田智隆)

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