モブ・ディープのプロディジー、新曲で新政権への不満をあらわに

トランプ政権が発足してまだ1週間も経たないが、記録的に低い支持率や世界中で巻き起こっている反トランプ・デモなどからアメリカ社会の分断が鮮明になっている。
そんな中、モブ・ディープのメンバーとしても知られるベテラン・ラッパーのプロディジーが、トランプ大統領のスローガン“アメリカを再び偉大にしよう”を皮肉ったタイトルの新曲「Make America Great Again: Maf–kin’ U.S.A.」で現政権への不満をあらわにした。
“俺たちは皆美しく、皆力強く、皆一つの人類だ”とサビで繰り返すこの曲は、現在のアメリカに変化を巻き起こしたいという願望が込められている。ジャジーなビートに乗せた骨太なラップで、“武装解除し、武器を捨てる”のではなく「ノー」という返事を拒否すると宣言し、黒人は国の一部だと主張している。傍観者のままでは何も変わらず、“第三の眼を開け、さもないと全て見逃すことになる”と、現状をしっかり見据えて行動に移すよう呼びかけている。
「Maf–kin’ U.S.A.」はプロディジーのニュー・アルバム『Hegelian Dialectic: The Book of Revelation』に収録されている。14曲入りのこのアルバムにはアルケミスト、ノレッジ(Knxwledge)、Beat Butcha、Budgie Beatsなどがプロデュースを担当している。
◎「Make America Great Again: Maf–kin’ U.S.A.」音源
https://goo.gl/BThVvQ
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