『e-maのど飴 コーヒーフラッペ』スペシャルティ・コーヒーブームを牽引する猿田彦珈琲がのど飴を共同開発!?
味覚糖株式会社から発売されている「e-maのど飴」だが、人気芸能人を使ったそのCMの数々は記憶に残る。今回はスペシャルティ・コーヒーブームの先駆け的存在である”猿田彦珈琲”監修のもとに作られた『e-maのど飴 コーヒーフラッペ』が新発売された。のど飴なのにコーヒー味なんて、少し怪しい気もするが…!?
「猿田彦珈琲」だからできる本格こだわりコーヒー味ののど飴だが…
「猿田彦珈琲」は「ジョージア ヨーロピアン」シリーズを手がけていることでも知られるスペシャルティ・コーヒーの代表格的お店。スペシャルティ・コーヒーはサードウェーブ・コーヒーとも称されるけれど、要は品質にこだわったコーヒーのこと。セカンドウェーブは、90年代後半に日本上陸した「スターバックス コーヒー」などの深煎りメインのシアトル系コーヒーチェーンなどの台頭により広まった波。
そして目下ブームを呼んでいるのが、スペシャルティともサードウェーブとも称されるブーム。豆の選定から各工程までこだわりを極め、基本的にハンドドリップで丁寧に淹れられるのが特徴。その先駆けになったのが、東京・恵比寿の「猿田彦珈琲」なのだ。そんなお店がのど飴を手がけるというのだから気になる。
コーヒーフラッペ味の「e-maのど飴」は本格的なコーヒーの味がする!
さらに気になったのはコーヒー味ではなく、コーヒーフラッペだということ。フラッペとは、簡単にいうとかき氷ドリンク。コーヒー色の可愛いパッケージの『e-maのど飴 コーヒーフラッペ』(33g・希望小売価格 税抜204円・発売中)はどの辺がフラッペなのだろうか。
「e-maのど飴」と言えばフルーツ風味のイメージがあり、コーヒーフラッペ味となると少し身構えてしまう。
口に入れるとコーヒーの香りが広がった。コーヒーと言っても、ちゃんと焙煎された香ばしいタイプのコーヒー。あの”美味しい珈琲をどうぞ”の看板が目立ちがちな高級カフェを通った時の程よく焦げた香ばしい香り。
だがこの『e-maのど飴 コーヒーフラッペ』は苦味よりも甘味が強い。苦味はほんのり。実に食べやすい。
舐めているとコーヒーの風味とともに、チューインガムのような味がしてくる。もしかしてこれがアクセントと称しているオレンジピール(果皮)なのだろうか?
舐め続け、ある程度小さくなったところで噛んでみた。そうすると飴がほろりと崩れて、中から苦いコーヒー味が飛び出してきた。
最後に苦味を感じて思ったのだが、もしかしてこの『e-maのど飴 コーヒーフラッペ』は噛んで食べるものなのだろうか。最初の甘いコーヒーと最後の苦いコーヒーを一緒に感じられたらもっとおいしい気がしてならない。
ところがこの『e-maのど飴 コーヒーフラッペ』は大変硬く、噛もうとしたら詰め物が取れてしまいそうだったので断念。素直に甘さを感じながら美味しさを味わい、最後の苦味が口の中をリセットしてくれる感覚を味わう。コーヒー味のかき氷ドリンクと言われれば、そんな気も。
のど飴とはいえ、メントールのような爽快感はなし。成分ものど飴的成分はほとんどなし。そもそものど飴は成分等による基準はなく、売り手がのど飴として販売すればのど飴なのでありではあるが。効果としては飴を舐める事だけでも、分泌された唾液と水飴が喉を覆うため、喉を潤し乾燥に効くのである。
コーヒーフラッペと称したのは、やはりこの甘さがメインの感覚ゆえだろうか。のど飴で本格的なコーヒー感を追求し尽くすのは無理があるということなのか。謎は深まるばかりだが、どちらにしても美味しく食べられるので、コーヒー嫌いでなければ、一度チャレンジしてみたい。
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