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『聖闘士星矢』再演!! 富田麻帆さんにその見所を伺う

『聖闘士星矢』再演!! 富田麻帆さんにその見所を伺う

12月22日から25日まで『天王洲 銀河劇場』にてスーパーミュージカル『聖闘士星矢』が公演される。 『聖闘士星矢』といえば『少年ジャンプ』で一大ブームを巻き起こし映画化・アニメ化・フィギュア化等もされヒットを飛ばしている作品だ。 本公演は今年7月にも舞台化しているが即完売となる程の人気ぶりを受け、更にパワーアップした上での再演となっている。 今回はそのスーパーミュージカル『聖闘士星矢』でアテナ/城戸沙織役を務める富田麻帆さんにインタビューを行い、本作品並びに富田さんご自身のことを伺った。

アテナと自分は180度違います(笑)

-今回の『聖闘士星矢』、アテナ役として1回目の時にどんな気持ちで演じられましたか?
私は一番流行っていた時期に子供だったのでリアルタイムで『聖闘士星矢』を知らなかったけれど、今でも手に取るようにその人気ぶりは分かる作品ですし、その原作ファンに対して納得してもらえるように、逆に『聖闘士星矢』を知らない人にも好きになってもらいたいという気持ちと、アテナというよりも富田が演じるアテナを届けたいと思っています。

-アテナと富田さんのキャラの違いはありましたか?
180度違いますね(笑) アテナはお嬢様、という感じじゃないですか。 凄いなって思うのは13,4歳なのにその歳で使命を受け入れるってところですね。 その意志の強さというか芯の強さというか。 最終的に皆を包んでいるのはアテナだなと思うのですが、そういう優しさや包容力が私にはないので……。

-全出演作のニコニコミュージカル♯007『源氏物語』では紫の上を演じていましたが、どちらが演じやすかったですか?
すごく難しい質問ですけど……、紫の方がやりやすかったです。 幼い紫の時は特に。 アテナは常に凛々しい役ですし。 一番最初、(演出家の)茅野さんからの駄目出しで「オーラが足りない」って言われて(笑) 目で訴える顔をしていたのですが「ドスが効いている」と(笑)

-特に演じていて好きなシーンや難しいシーンは?
体を動かす方が得意なのか、殺陣のシーンがあって敵役とちょっと手を交えるシーンはやっていて楽しかったですね。 舞台後半からは動く場所がないので……。 磔になりながら歌うシーンでは(磔の姿勢が)肩も上がっちゃって歌う姿勢ではないので如何に自分が歌いやすいポジションをとるかということに初演では色々と苦労しました。

今回の再演では初演の時と意識の違いなどはありますか?
作品自体が同じなので手に取るように分かる違いをお届けできるかは分からないですが、沙織さんと付き合う時間は増えたので、より一層沙織さんに近づけていたらいいな、より素敵な登場人物になれたらいいなと思っていますね。

スタッフ・役者陣に関しても伺ってみた

-アテナだけの話ではなく『聖闘士星矢』全体の話として1回目2回目の見所は?
初演を見て頂いたお客さんには、初演との違いを楽しんで欲しいですね。 微妙な台詞が違ったり、(劇場が変わったことで)出ハケ(舞台の入退場のこと)が違ったり、照明も変わっていると思います。 他にも初演では無かった演出が加わっていたりもするので、そこは見ていて楽しいんじゃないかな、と。 そして新キャストですね。 初演のキャストも素敵でしたけれど、新キャストも素敵なんです。 茅野さんも「良くやっている」と言ってくださっているくらい魅力があると思います。

-どんな雰囲気で稽古は進んでいますか?
単純にワイワイしていますね。 あとは良くオルフェイス役のヤスカさん(齋藤ヤスカさん)が炊き出しをしてくれたんですよ。 最初は遅刻の罰ゲーム的な感じだったんですが、ずんどう鍋を買い、コンロを買い、そこで調理も(笑) それが美味しいんですよ。 カレーにしても何にしても隠し味であったり、十何種類も食材を入れてくれたりすごく美味しかった。 稽古場も寒かったのでとても暖まって。 なんだろう同じ釜の飯を、と言うじゃないですか。 鍋がみんなの心を繋いだんじゃないかな、と? (ヤスカさんとは)敵同士ですが(笑)

-敵といえば湯澤幸一郎さんとは『源氏物語』では生みの親の紫式部と紫の上の関係でしたがうって変わっての関係ですが?
『源氏物語』が終わった翌日の10時から『聖闘士星矢』の稽古だったので、すごく変な気持ちでした。 前日まで「ありがとう。良い人生だったわ…」とかだったのに、翌日からは「邪心エリス!許しません!!!!」でしたから(笑)

-付き合い方が変わったりするものなのでしょうか?
それはないですね。 殆ど毎日一緒に湯澤さんといます(笑) 二人で御飯を食べに行くことも多くて、『源氏物語』の時から焼き肉屋さんへ週に2回くらい食べに行っているんですよ。

-仲良しですね(笑) どのような会話をされるんですか?
ねぇ(笑) どうしょうもない話をしている時もあれば真面目な話をしている時もあって、「この作品は見たほうがいいよ」「この役者はいいよ」といった話もしています。 ただ、意外に自分たちの出ている芝居の話はしないかもですね。 特に『聖闘士星矢』の時は湯澤さんが演出家ではないので。

ーそれでは今回の演出である茅野さんについてお聞きかせ下さい、少し怖い感じもありますが。
茅野さんは熱い人ですね。 (怖いというのは)出来ると思うから怒る、愛があっての怖さなので。 本当にいつも熱い人だな、とは思いますが、普段は優しいですよ。

ー茅野さんの演出・湯澤さんの演出の違いって役者として感じることはありますか?
茅野さんも湯澤さんも結構最初は自由にやらしてくれるんですよ。 うーん……、まぁ茅野さんの方がカミナリ落ちる機会が多いかな(笑) 湯澤さんは「こうこうこうだから、こう見えるからこうした方が良い」と説明してくれて、本人に気付かせようとしてくれるのが茅野さんかな、と思います。 「何でそう言われたんだろう?」って思わせるのが茅野さんなのかな、と個人的に感じています。

今回の再演では茅野さんのカミナリはどうでしたか?
実は初演に比べて再演では全然カミナリが落ちなかったんですよ。 ただ最終的な駄目出しを全員にされたのですが、「若い世代には分からないかも」とおっしゃりつつ「凄いパワーを発散させているんだけど、どこか閉じこもっている」と。 最後の「明日の笑顔」はメッセージ性が強くて、最近震災があったりとかへのメッセージも詰まっていたりするんですけど、「自分達で”ここまで”とどこかで決めつけてしまっている」、「120%を出せ」、「気持ちを伝えて欲しい」と言われました。

ーその気持ちは伝えられそうですか?
伝えたいですね。 茅野さんにも見せたいですし「俺の言ったことをちゃんとやってくれた」と思って欲しいですし。 私達も成長できると思うので。 ただ全員のナンバーなので全員が一つにならないと出来ないことではあるので、皆様にお届け出来ていたらな、と。

富田麻帆さん自身についてもお尋ねしました

-富田さんはテレビや舞台、歌手など様々な分野で活躍をされていますが、ご自身では舞台役者や(テレビの)女優など、どういった立ち位置になるのでしょうか?
それすごく難しいんですよね。 子供の時から舞台をやらせて頂いて、一番最初のデビューがミュージカルでした。 どちらかというと舞台を主に生きてきた人間なので、舞台女優が正しいのかな? とも思うんですけど、ただジャンルを制限せずに表現者でありたい、ライブやアニソンを歌う時もそうですけれど、表現者の一人として立っているので、あまり括られない人でありたい、とは思っています。

-カメラに写っている時、舞台で生のお客さんに見られている時、その時々で自分の気持ちのスイッチなんかはあるんでしょうか。
あまりそこに変化はないかもしれません。 見てもらっている以上、楽しんで貰えることが全てだと思っているので、根本的なところは変わらないです。

-富田さんの今後とかは?
やったことが無い役をやってみたいですね。 今まで奇抜な役をやったことがないんですよ。 話の真ん中のラインのとこにいる役が多いので、遊びが出来る役を。 『源氏物語』で言えば腐女子チームであったりとか、オモシロどころをやってみたいというのもありますし、古典とかシェイクスピアとかの難しい作品にも、もっと触れたいなと思いますね。

-舞台以外ではありますか?
歌ではミュージカルとポップスで歌い方が違って、ポップスにおいては私はまだまだ勉強中で、そんな中でも楽しみながら「私の声が好きだ」といってくれる人に向けて歌っていけたらいいな、というのがながーい目標なんです。 一番近い目標では最近ライブが出来ていないのでライブをやりたいなというのがあります。

-近々はライブの予定はないのですか?
来月三人組でライブをやるんですよ。 子供の時からやっていたメンバーと「子役あがり隊 ファーストライブ born はじめての夜」という名前で1月28日に南青山の曼荼羅でやるんですけど、それに向けての準備を今も進めています。 それも富田麻帆個人のライブと全然違うライブになると思うんですね。 どんなタイミングなのかは分からないんですけど、最近色んなことに挑戦させて頂いているので、今年はそういう年なのかな? と前向きに色んな事に挑戦して、色んな事を吸収して一歩一歩成長していきたいな、と思っています。

ー最後に初めて『聖闘士星矢』を観るお客さん・それと前回も見たお客さんに向けたメッセージをお願いします!
原作ファンの方、キャストのファンの方、ちょっと気になって来た方と色んな方がいらっしゃると思うんですけど、とても熱い舞台だと思うんですよね。 リアルに考えたらあり得ないことばかりだけれど、その世界観に入って頂いて一緒に楽しんで頂けたらな、と思っています。 予備知識が無くても楽しめる作品になっていますので、星矢達の熱いパワーを、私の熱い祈りを(笑)感じて貰えたらなと思います。 前回も観られた方でしたら、前回との違いを楽しんで貰いたいです。 役と付き合ってきた時間が単純に増えているので皆パワーアップしているんですよ。 そのパワーアップしている姿と新キャストの輝きを見て欲しいと思います。

ーありがとうございました!

スーパーミュージカル『聖闘士星矢』は12月22日から東京『天王洲 銀河劇場』で開催されている。 詳しい情報は下記オフィシャルサイトをチェックしてみて欲しい。 また三人合わせて芸歴64年という「子役あがり隊 ファーストライブ born はじめての夜」、その他の情報に関しては富田麻帆さんのブログをチェックしてみて欲しい。

公演情報

スーパーミュージカル『聖闘士星矢』オフィシャルサイト
http://www.musical-seiya.com/

【日時】
2011年12月22日(木)~2011年12月25日(日)

【場所】
天王洲 銀河劇場 東京都品川区東品川2-3-16
シーフォートスクエア内2階
地図:http://www.gingeki.jp/access.html[リンク]

【原作】
車田 正美(集英社刊)

【スタッフ】
演出:茅野イサム
脚本:三井秀樹
音楽:佐橋俊彦

【協力】
ス-パーミュージカル「聖闘士星矢」制作委員会

【出演】
鎌苅健太、富田麻帆、植野堀誠、広瀬友祐、福山聖二、西村ミツアキ、松崎裕、松岡佑季、藤原祐規、林野健志、齋藤ヤスカ、上原健太、加藤茜、下園愛弓、中村景好、金子直行、長嶺恭兵、湯澤幸一郎

富田麻帆さんオフィシャルブログ「Maho Time」
http://ameblo.jp/maho-time/[リンク]

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記者:

インターネットの賑わっているところに大概参加をしながら約20年。 ここ最近はニコニコなどの動画サイトを根城にしつつ、何だかよく分からない生活を送る。 生放送においては過去に、日本全国を生放送をしつつ巡ったり、ヨハネスブルグ、ジンバブエ、カザフスタンなど「そもそも回線は大丈夫なの?」といった場所から生放送を行ったことも。 しかし、一番好きな場所は『自分の部屋』とのたまう、自称「世界で一番忙しいニート」・「世界で一番仕事をしない自宅警備員」。

ウェブサイト: http://com.nicovideo.jp/community/co7201

TwitterID: higeoyaji

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