会社の近く、実家の近く…エリア選びからはじめる家さがしのススメ

会社の近く、実家の近く…エリア選びからはじめる家さがしのススメ

そろそろ新しい家に引越したいなと思ったら、まず新しい街で、どんな暮らしをしたいかを考えてみませんか? 例えば、会社・(子どもの)学校の近く、知り合いの近く、遊び場の近く、今住んでいる場所の近く、実家の近くなど、5つのエリアで考えてみませんか? それぞれどんな暮らしが待っているか想像してみると、住まい探しが一歩前進するはずです。

1.「会社の近く・学校の近く」に住んだ場合

【画像1】写真/PIXTA

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まず、通勤・通学時間がかかりません。朝30分でも長く寝ることができるって幸せです。仕事で疲れた帰宅時も、家が近ければ会社を出てから30分後にはお風呂に入ってソファでくつろぐなんてこともできるかも。子どもの学校が近ければ、部活で遅くなるときも、暗くなる前に子どもが帰ってくることができるので、心配がありませんよね。仕事場の近くに一戸建てを購入したIさんも、「仕事場に自転車で行けるのが一番の魅力。下の子の託児所にもすぐに迎えに行けて便利です」と言います。

また、平日も休日も、活動エリアがほぼ同じなのもメリットのひとつ。例えば休みの日にクリーニングを会社の近くで頼んでおいて、仕事帰りに閉店前の店で受け取る、なんてことも可能です。

2.「友人・知り合いの住まいの近く」に住んだ場合

【画像2】写真/PIXTA

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なんといっても、気軽に知人に会えるのが最大のメリット。休日はもちろん、平日の夜だって、地元で集合して一緒に晩御飯、なんてこともできちゃいます。流行りのシェアハウスには少し抵抗がある人も、住まいが別々なら適度にプライベートを保つことが可能。ほどよい距離感で付き合えるのがおすすめポイントです。

また、「友達とは外でも会いますが、家に集まることも多いので、掃除をまめにするようになりました。結果、家が常にキレイなのは予想外のメリットかも」と、賃貸マンションに引越しをしたAさん。Aさんにとって家をキレイに保つコツは人を呼ぶこと。人を呼べば料理もしたくなり、料理上手になるかもしれません。

3.「遊び場の近く」に住んだ場合

【画像3】写真/PIXTA

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平日に夜遊びした後、すぐに家に帰れるって最高です。深夜タクシーや深夜バスの代金ってバカになりません。積もり積もって月に何万円もかかってしまったなんてことも。それなら少し家賃が高くても、いつもの遊び場の近くに住むのが賢い選択。土日に買い物に行くのだって、近いというだけでちょっと優越感があります。「○○に住んでるの」と、住所でアイデンティティーを確立できるのもうれしい点です。

交通アクセスのいい繁華街に住んだTさんは、仕事は忙しいけれど、友達と飲みに行くことも欠かしたくない30代。「飲んで盛り上がっても、終電が遅くまであるから安心。都心なので、友達を呼びやすく、ホームパーティーが気軽にできて楽しいです」と満足げです。

4.「今住んでいる場所の近く」に住んだ場合

【画像4】写真/PIXTA

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子どもが学校を転校せずにすむことが多く、子どもにとっても親にとっても不安が少ないケース。特に小学生以上の子どもがいる家庭では、家の近くを引越し先の候補にすることが多いようです。この場合、学校の交友関係や買い物をするスーパー、食事をする店など、普段の生活スタイルを大きく変えることなく、すぐに新しい環境になじむことができます。

上の子が小学校にあがるタイミングで中古マンションを購入したGさんは、「生活面で今までと変わることがないので、子どもたちはストレスなく新しい住まいになじみました」と言います。その上で、希望していた広くて日当たりのいい住まいを手に入れられたので大満足だそう。

5.「実家の近く」に住んだ場合

【画像5】写真/PIXTA

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子育て時期と親が高齢になった時期に特にメリットがあります。子育て世代にとっては、親に子育ての悩みをすぐ相談できたり、気軽に預けられて心強いでしょう。共働きの場合には、子どもが急に病気やケガをしたとしても、両親がお迎えやお世話をしてくれるので安心。また、親が高齢になっても、すぐに駆けつけられます。一緒に出かけたり、ご飯を食べたりを気軽にできるのもうれしいですよね。

先日第1子である赤ちゃんが生まれたばかりのIさんは、「もともと住んでいた場所なので、勝手が分かっていて住みやすいのに加え、赤ちゃんのお世話に関して何かと母親に相談できるのがうれしいです」。早々に仕事への復帰も考えているそうです。

エリアを決めれば、そこに住んだときの具体的な生活が浮かんできます。あなたの思い描く生活はありましたか? 今はもちろん、例えば3年後など少し先の将来を見据えて考えると、後悔することなく、満足のいく住まいが手に入るはず。そろそろ引越ししたいなと思ったら、5つのエリアでの暮らしを想像することからスタートしてみてはいかがでしょう。5つのエリアそれぞれの街で暮らすことをイメージしてみよう(SUUMO編集部にて作成)

5つのエリアそれぞれの街で暮らすことをイメージしてみよう(SUUMO編集部にて作成)
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