Motorola MOTOACTV開封の儀

Motorolaが11月上旬に米国で発売した「MOTOACTV」を入手したので早速開封の儀を執り行います。この記事は製品の紹介が中心で、実際に使用した感想や機能などは別の記事で紹介します。MOTOACTVはAndroidを搭載したGPSトレーニングウォッチで、ミュージックプレイヤーやFMラジオとしても機能し、さらに、スマートフォンやタブレットとBluetooth経由で通信します。GarminのGPSウォッチ+iPod shuflle+ソニエリのLiveViewの機能が一体となった製品で、ランニング/ウォーキング/サイクリング中のスピードやペース、移動距離、心拍数といったトレーニングデータや、移動中のルートをリアルタイムで表示するだではなく、保存したトレーニングデータはWi-Fi経由でMOTOACTV.comというWEBサイト上にアップロードして、ブラウザでトレーニングデータや移動した場所を確認することができます。(スペックなどはこちら

MOTOACTVそのものは1枚目の画像のような縦46mm×横46mm×厚さ9.6 mm、質量35gの小型端末ですが、別売のリストストラップに装着すると腕時計として使用することもできます。アクセサリーはリストストラップのほか、腕に巻くアームバンド、自転車のハンドルに固定するためのバイクマウント、心拍センサー付きBluetoothヘッドセット、心拍センサー付きヘッドセットといったものも販売されています。MOTOACTVには、Wi-Fi、Bluetooth、GPSモジュールが搭載されており、さらに、2.4GHz帯の電波を使用する無線通信規格「ANT+」にも対応しています。BluetoothまたはANT+対応のセンサー(心拍センサー、スピードメーターなど)と通信し、それらセンサーから取得したデータを表示・記録することもできます。箱の中身を紹介します。同梱品はMOTOACTV本体、クリップ(服やカバンに挟める)、耳かけタイプのヘッドセット、USB端子2つ付きの電源アダプタ、USBケーブル、取扱説明書類です。今回購入したMOTOACTVには8GBのフラッシュメモリが搭載されていますが、マイクロSDカードスロットはありません。ちなみに価格は8GBモデルで$248。

こちらはクリップです。はめ込み式ではなく、横からスライドして装着するタイプなので、クリップからMOTOACTVが外れることは滅多に無いと思います。

服やカバンの縁などに挟むことができます。

電源をUSB変換するアダプタです。出力用のUSB端子が二つ付いています。

耳かけタイプのヘッドセット。交換用のイヤーピースが2セット付属します。

こちらがバイクマウント。ゴムでハンドルに巻きつけ固定します。ボルトで固定するタイプではないので何かの拍子でマウントごと外れる可能性はあります。

こちらはリストストラップです。バンドは結構太め。調節用の穴が短い間隔で開いているので微調整しやすいと思います。クリップと同様にスライドしてMOTOACTVを装着するので外れることは無いと思います。

手首に付けたときの画像です。ちょっと大きいですね。腕時計代わりに使うことに対して抵抗を持つ方は多いと思います。私はForerunner 405を付けて通勤していたこともあり、個人的には気になりません。

こちらはアームバンド。ケースに入れるタイプのものではなく、クリップやリストストラップと同様のアタッチメントに装着するタイプとなっています。むき出しです。バンドはベルクロで固定するので微調節しやすいと思います。

本体上部。右側のボタンはトレーニング中のログ取り開始・停止ボタン(長押しするとログ取り開始画面が起動する)。左側のボタンは音楽/FMラジオ再生・停止ボタン(長押しするとミュージックプレイヤーが起動する)。

本体右側です。ボリューム調節ボタンとPowerボタンが搭載されています。

本体下部。写真では確認しづらいですが、3.5mmオーディオジャックが搭載されています。

本体左側です。マイクロUSB端子があります。パソコンとのデータ通信(音楽の同期など)、充電に使われます。

MOTOACTVを起動後、まず、日付や時刻、個人のデータ(生年月日、身長、体重・・・カロリー計算のために重要)を登録します。MOTOACTVでサポートされている言語は英語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語のみ。日本語はサポートされていません。

MOTOACTVの画面は5面(設定、ワークアウト、時計、ミュージックプレイヤー、スマートフォン)で構成されており、左右にフリックすることで表示(機能)を切り替えて使います。中央はま時計画面です。この画面にはその日の消費カロリー、歩数も表示されます。アラーム機能やストップウォッチ機能、タイマー機能は、未確認ですが搭載されていないようです。

一番左の画面は「設定」です。Androidの設定画面と似たようなもの(中身は違いますが・・・)。

トレーニング中の動作設定(ログ取り機能の自動停止・自動スタート、ラップ設定など)、センサーの接続設定、Wi-Fi/BluetoothのON/OFFやペアリング設定、ミュージックプレイヤーやFMラジオの地域設定(FMラジオは日本にも対応しています!)、ディスプレイ輝度・通知用LEDのON/OFF設定、MOTOACTVの状態確認や時刻・言語設定、といったことを行うことができます。

About画面にAndroidのバージョンは表示されません。また、8GBモデルの空き容量は約6.7GB。

左から2枚目は「ワークアウト」です。この画面をタップすると、トレーニングの開始や過去のトレーニングデータを確認できる画面が開きます。

「Recent」では過去のトレーニングデータを閲覧できます。その下の「Running」、「Cycling」、「Walking」、「Elliptical(エリプティカルマシンのことです)」、「Step Machine」という5種類の中からこれから行うトレーニングを選択します。どれかを選択することで、トレーニング中のデータ表示・記録機能を使えるようになります。

トレーニングはしてませんが、実際にトレーニング中のデータを表示させたときの表示です。画面中の各表示項目は「設定」画面でカスタマイズできます。

右から2番目は「ミュージックプレイヤー」です。この画面をタップすると内蔵メモリに保存した曲の選択画面や、FMラジオの選局画面が起動します。

MOTOACTVにはスポーツに合いそうな25曲の洋楽が同梱されていました。音楽はMotorolaのPC/Mac向けソフト「MotoCAST USB」を使って、Pパソコンと同期します。MotoCAST USBはiTunesとWindows Meda Playerのプレイリストを同期することもできます。(DRM保護の楽曲は同期されません)

音楽は、MOTOACTV本体の3.5mmジャックに挿したヘッドホン、Bluetothヘッドホンのどちらを使ってでも聴くことができます。

右端の画面は「スマートフォン」です。MOTOACTVは、Bluetoothでスマートフォンと通信することができます。スマートフォンで受けた電話着信やSMS、予定のリマインダをMOTOACTVに通知することができます。電話着信の場合、MOTOACTVにヘッドセットが装着されているとそのまま電話に応答することもできます。また、MOTOACTVからスマートフォンに対して電話発信指示を出すこともできます。スマートフォン側にAndroidマーケットで公開されている「MOTOACTV」アプリをインストールするとMOTOACTV本体との接続設定、通知する情報の種類の変更を行うことができます。機能はLiveViewのようにプラグインで拡張できるようですが、現在のところは1つしか公開されていません。

着信履歴やSMSを確認を確認できます。


(juggly.cn)記事関連リンク
Droid 4のスペックシートがリーク、1.2GHzデュアルコアCPUを搭載、GSM/WCDMAにも対応(更新1:プレス画像とDroid 3とのスペック比較表追加)
米AT&T、画面アスペクト比4:3のAndroidスマートフォン「Pantech Pocket」を発売
ソフトバンク、フラット型パケット定額サービス加入者を対象に、「ソフトバンクWi-Fiスポット」を申込み不要・無料で提供

  1. HOME
  2. デジタル・IT
  3. Motorola MOTOACTV開封の儀

juggly.cn

国内・海外のAndroid(アンドロイド)スマートフォン・タブレットに関するニュースや情報、AndroidアプリのレビューやWEBサービスの活用、Android端末の紹介などをお届けする個人運営ブログ

ウェブサイト: http://juggly.cn/

TwitterID: juggly

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。