ダウンサイジングターボ、今度はハリアーに搭載
▲2Lターボの追加設定と同時にマイナーチェンジが行われ、前後ランプ類やバンパーが新デザインに変わるとの情報あり。セーフティセンスPも新搭載されるだろう
国内専売車として高い人気を誇るミドルサイズSUV
国内ユーザーと営業部門の根強い要望を受けて、ブランド存続が決まったハリアー。国内専売車として改めて開発された現行モデルが支持を集めている。追加モデルが追い風となるか。
カムリ系のKプラットフォームからMCプラットフォーム採用の国内専売車に変わってハリアーがスタートを切ったのは2013年11月のことだった。特有の豪華さを巧みに演出して、トヨペット店の稼ぎ頭として貢献し続けていることは言うまでもない。2016年に入ってからの累計販売台数は2万5000台を超えており、月販平均に換算すると3000台をキープしている。
▲レクサス NXを皮切りに実用化が進んでいる2L直4ターボ。トヨタブランドではクラウンに搭載済みだが、まだFF車への搭載例はないためハリアーが最初の車になる可能性がある
2L直4ターボは、FFベース車では初搭載となる可能性も
前述のとおり、高い人気を得ているハリアーだが、2017年初夏、モデルライフ後半を迎えるにあたってマイナーチェンジを受ける。そのタイミングで、ターボ車がラインナップされることが判明した。
搭載されるのは、レクサス NXやクラウンに採用済みの2L直4ターボ。最高出力238ps/最大トルク350N・mを発生し、8速ATとの組み合わせで公称燃費13.0km/Lに達する公算が大きい。このエンジンがトヨタブランドのFF車に用いられるのは初めてだ(4WDも設定)。
既存の2Lガソリンおよび2.5Lハイブリッドは継続設定されるが、これらとの差別化を図るため、ターボ車には専用サスペンションや強化ブレーキ、大径ホイールが採用されてスポーティな印象が強調される。インテリア加飾にも専用パーツが用いられる見通しだ。2WDモデルのエントリー価格は365万円程度に設定か。
マイナーチェンジでセーフティセンスPを採用
マイナーチェンジでは、前後バンパーやランプ類が一新される。フロントバンパーでは、エアインテークがワイド化されて、キーンルックの流れをくむ表情が織り込まれるかもしれない。精悍さが魅力的なLEDのポジションランプの形状も変更か。
内装では特別仕様車に先行採用されているウォームグレーが新たに設定される可能性も。あわせてシート表皮も一新されるだろう。安全面においては、プリクラッシュセーフティに代わって、単眼カメラ&ミリ波レーダー採用のセーフティセンスPが新設定され、全グレードに標準装備される。
※2016年10月17日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
【SPECIFICATIONS】
■予想発表時期:2017年6月
■全長×全幅×全高:4720×1835×1690(mm)
■搭載エンジン:2L 直4+ターボ 他text/マガジンX編集部
photo/マガジンX編集部
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