平均価格高騰中の2代目パッソが、今買いの理由

▲トヨタとダイハツの2メーカーが共同開発したコンパクトカー「パッソ」。現行型のひとつ前、2010年2月~生産されていた2代目が、今お買い得になっています!

▲トヨタとダイハツの2メーカーが共同開発したコンパクトカー「パッソ」。現行型のひとつ前、2010年2月~生産されていた2代目が、今お買い得になっています!

新型発売から2ヵ月

今年4月に新型が発売になったばかりのパッソ。言わずと知れたトヨタの売れっ子コンパクトカーです。3代目となる新型も、発売1ヵ月で受注数1万6500台以上とさすがの人気を博しています。

そこで気になるのが、新型の影響を顕著に受ける中古車相場。筆者も「新型パッソも超話題になってるし、前期型(先代)モデルは一気に安くなるだろう♪」なんてウキウキしながら、ここ2ヵ月、2代目の平均価格をチェックしてきたのですが……。

お、おかしい。変わらないならまだしも、上昇している(しかもあまり下がる気配がない……)。

▲2016年3月26日~3ヵ月の相場・台数変動グラフ。流通している中古車の平均価格が上昇しているのが分かります

▲2016年3月26日~3ヵ月の相場・台数変動グラフ。流通している中古車の平均価格が上昇しているのが分かります

そう。台数は順調に増加している中、平均価格は落ちるどころか右肩上がりの傾向に。「安くなるにはまだ時間がかかるのかなぁ……」なんてイジけながら物件をいくつか覗いてみたところ……あれ? と違和感を覚えました。高い物件がそんなに多いわけではないのです。

そう。相場は高騰傾向だったので、てっきりモデル全体が値上がりになっていると思っていたのですが、実はそうではなく、一定量の高値物件に影響を受けている状態でした。パッソのように販売台数の多い車種は、新車のリリースとともにディーラー試乗車や展示車として使われていた物件が中古車市場に出回ることがあります。おそらく、今回も20台ほどの110万円オーバー物件に全体の相場が引っ張られてしまったのでしょう。つまり、上手く探せば買い得物件はしっかり存在しているんです。

ということで今回は、(相場に惑わされた自分を恥じながらも)今こそお買い得な2代目パッソをご紹介させていただきます!

前期型だって負けてない! パッソの価値

女性目線で開発されたトヨタ最小のコンパクトカー2代目パッソ。その狙いのとおりと言っては何ですが、女性でこの車を検討している方は多いはずです。

しかも、CMなんかの宣伝効果だけではなく、実際に試乗させても女性を惚れさせてしまうのが、何ともニクイ。実は筆者も惚れてしまった一人なのですが、「絶対コレ、女の人が作ったでしょ!」と言いたくなるくらい本当に女性目線の仕上がりなんです。

例えば、前席まわりの収納は、あえて蓋をつけないつくりになっているため、ストレスを感じません。仕切りも存在しないので大容量をかなりラフに使うことができます。買い物袋がかけられる小さなフックも、地味~に便利です。もちろんデザインにも抜かりはなく、シンプルな素材やカラーを上手く組み合わせているあたり、オシャレなファッションに通ずるものを感じます。

気軽に使えるけど着飾りすぎない程度にかわいい。この絶妙な“自分の部屋感”が、女性のツボをつくのでしょう。

エンジンはガソリンのみの1L/1.3L設定があります。パワー不足を感じる方は、1.3L車をチョイスすれば問題ないと思いますが、田舎道で1L車を使いまわしていた筆者は、山道でも充分満足でしたので、ご参考程度に。

視界も良いので、初心者ドライバーにもオススメしたい1台です。

▲パカッと開けるダッシュボードタイプが主流の中、蓋のない収納スペースなんて思いつくのはやはり女性視点。インテリアの配色も、シンプルながらに上質な雰囲気です

▲パカッと開けるダッシュボードタイプが主流の中、蓋のない収納スペースなんて思いつくのはやはり女性視点。インテリアの配色も、シンプルながらに上質な雰囲気です

▲この部分にフックがあると、何かと助かりますよね!

▲この部分にフックがあると、何かと助かりますよね!

狙い目は、60万円前後ゾーン

さて、こんなパッソですが、前段で述べたとおり、相場の上昇など関係なく買い得物件は一定量存在しています。オススメゾーンは、総額60万円前後。探す際は、修復歴ナシ/走行距離3万km以下の条件で程度の良い物件に目星をつけてみてください。

新型より半額以下の物件でも、満足度は半減するどころかかなり高めが期待できる2代目パッソ。ぜひ今こそ、ご検討を!

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トヨタ パッソ(2代目)本体価格60万円以下、走行距離3万km以下で修復歴ナシの物件を探すtext/編集部

photo/TOYOTA

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