工芸品のようなグリルを備え、次期LS降臨
▲メッシュ模様が動いているかのように変化するスピンドルグリルに加え、有機的に交差するヘッドランプとLEDポジショニングライトが印象的な次期LS
強い目ヂカラとフロントグリルが印象的
レクサスのフラッグシップセダンである、LSの次期型が2017年5月にリリースされる。今回はその確定マスクについてお知らせする。
次期LSには、TNGAコンセプトに基づいて開発された新世代FRプラットフォームが採用される。このプラットフォームは、2016年1月のデトロイトショーでベールを脱いだLC500に採用されるものと同じだ。
トヨタは、このプラットフォームを「走りの理想形に近いフロントミッドシップを創造した」と解説しており、走りへの期待も高まる。
▲2016年1月に発表されたLC500は、新世代FRシャシーが最初に採用されるラグジュアリー2ドアクーペ。グリルのデザインは次期LSにも継承されるはず
トップの予想イラストをご覧いただきたい。2015年の東京モーターショーに出展された、レクサス次世代フラッグシップカーのコンセプト「LF-FC」とは似て非なるデザインであることがわかるだろう。
一番の注目点は、やはりフロントグリルだろう。ボディ造形と一体化されて躍動感が高められたスピンドルグリルは、上から下へ行くに連れて、メッシュ模様の網目も変化するという非常に凝ったデザインだ。これは2016年1月に発表された、2ドアラグジュアリークーペのLC500にもみられる手法で、今後のレクサスデザインを定義するアイデンティティのひとつになるのかもしれない。
矢印をモチーフにしたLEDポジションランプは、ヘッドランプとは別に配置され、ランプの一部はメインのヘッドランプと交差。これにより、有機的でエレガントな印象が演出される。ポジションランプにはデイライト機能も備わっており、昼間でもレクサス顔をアピール。
▲2015年の東京モーターショーで発表された燃料電池搭載のコンセプトカー、LF-FC。次期LSのスタディモデルのひとつか
パワートレインもプラットフォーム同様に刷新される。ハイブリッドは、現行のV8から3.5LのV6へとダウンサイジングされる。一方、Fスポーツには、AMG S63などをにらみ、新開発のV8ターボが搭載される見通しだ。
さらに、モデルライフ後半にも新たなパワートレインが追加される。目玉は2020年に発売が予定されている、FC(燃料電池)仕様だ。東京オリンピックのオフィシャルカーとして供給される狙いだが、市販化もされる。日本発のFCVが世界を驚かすことになるだろう。
また、2.5L直4ターボに10速ATが組み合わされた、新しいエントリーグレード、LS250tも加わる予定だ。
年内にも解禁されるミラーレス車を設定か
次期LSで気になるポイントは、ミラーレス車の存在。現在はドアミラーの代わりにカメラを使うことは違法だが、自動車の国際基準が改正されて、2016年6月にもミラーレス車が解禁となる。
東京モーターショーに出品されたLF-FCにドアミラーの代わりにカメラが使われていたことも考えると、最先端をアピールしたいLSにはミラーレス車が設定される可能性が高いだろう。
※2016年6月1日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
【SPECIFICATIONS】
■予想発表時期:2017年5月
■全長x全幅x全高:5100x1915x1470(mm)
■搭載エンジン:3.5L V6+モーター他
text/マガジンX編集部
photo/マガジンX編集部
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