【CEATEC JAPAN 2011】スマートフォンやタブレットでライブ映像をカスタマイズして楽しめる『自由視点コンサート』
10月5日から8日にかけて千葉・幕張メッセで開催されている家電・ITの国内最大の見本市『CEATEC JAPAN 2010』。KDDIは、バンドのライブ映像をカスタマイズして、スマートフォンやタブレット、テレビで楽しめる技術『自由視点コンサート』を出展しています。
「自由視点」の名のとおり、ライブ映像を好きな視点から楽しめるだけでなく、バンド映像ならたとえばギターの近くの視点ではギターが大きく聞こえるなど、3次元の音場を合成して聞こえ方まで変化するのが特徴。背景を変更すると、会場の反射音などを考慮して音を変化させることもできます。
ブースではスマートフォンやタブレットから、カメラ位置や背景を変えたり、バンドのメンバーをドラッグして立ち位置を変更するなどの操作で映像をカスタマイズし、ヘッドホンで音を確認することができます。好きなバンドのライブを自分好みにカスタマイズして楽しめるのは面白そう。説明員によると、「CDの特典映像として利用できるのではないか」とのこと。スポーツ観戦にもこの技術を応用できるというお話でした。個人的には会場の歓声も収録したプロレスを観てみたいです。
映像は、前後左右の4点からクロマキー撮影し、各メンバーの演奏や歌を1人1本のマイクで収録しています。映像をいじるのも面白いですが、ユーザーが『自由視点コンサート』用に撮影もできるようになると普及が進みそうですね。
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
TwitterID: shnskm
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