【米ビルボード・アルバム・チャート】2位と大きく差をつけ、ザ・ルミニアーズが堂々の初首位をマーク

【米ビルボード・アルバム・チャート】2位と大きく差をつけ、ザ・ルミニアーズが堂々の初首位をマーク

 2013年の【グラミー賞】で<最優秀新人賞>にノミネートされたザ・ルミニアーズの2ndアルバム『クレオパトラ』が、初のNo.1を獲得した、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 12万枚を突破して、自身初の首位獲得を果たした、ザ・ルミニアーズ。【グラミー賞】ノミネート作品であるデビュー作『ザ・ルミニアーズ』は、ロング・ヒットを記録してミリオン・セールスを獲得したが、最高位は2位に留まった。今作『クレオパトラ』は、4年ぶりとなる2作目のスタジオ・アルバムで、アメリカのみならず、UKチャートでも首位を獲得、オーストラリアやアイルランドでもTOP10入りを果たしている。

 大きく差をつけられたが、およそ7万枚の初動枚数を獲得して、2位にデビューしたのは、メタル・バンドのデフトーンズ。本作『ゴア』は3年半ぶり、通算8枚目のスタジオ・アルバムで、2003年リリースの4thアルバム『デフトーンズ』と並ぶ、自己最高位をマーク。残念ながらアメリカではNo.1獲得に至らなかったが、オーストラリアとニュージーランドでは、初の首位デビューを果たしている。

 ザック・ワイルドのソロ・アルバム2作目『ブック・オブ・シャドウズ 2』が18位に初登場、続いて19位には、ベン・ハーパー&ザ・イノセント・クリミナルズの『コール・イット・ワット・イット・イズ』がデビューを果たした。18位のザック・ワイルドは、ブラック・レーベル・ソサイアティとしてのアルバムが13枚、オジー・オズボーンとのコラボ・アルバムが、ライブ盤を含めて8枚あるが、ザック・ワイルド個人としてのソロ・アルバムは、1996年の『ブック・オブ・シャドウズ』に続く、2作目のリリースとなる。前作はチャート圏外だったが、今作で一気に飛躍した。

 19位のベン・ハーパーは、ザ・イノセント・クリミナルズ名義でのアルバムとしては、1999年の『バーン・トゥ・シャイン』、2007年の『ライフライン』に続く3作目で、「今までにないような事を新しい楽曲でスタートする」と、ベン自身が話していた通り、新しい彼らの魅力が堪能できる内容に仕上がっている。ベン・ハーパー&ザ・イノセント・クリミナルズは、今年の【FUJI ROCK FESTIVAL ’16】での来日も決定している。

 ホールジーの『バッドランズ』が47位から28位へ、ジョーダン・スミスの『サムシング・ビューティフル』は62位から39位へ、今年ブレイクが期待される新人のデビュー・アルバムが、それぞれ大きくランクアップを果たした。彼らの場合、上位にランクインしている、リアーナやジャスティン・ビーバー等とは異なり、シングル曲のヒットがないにもかかわらず、アルバムがヒットしている。つまり、単曲のユニット数ではなく、アルバム自体の売上が大きい。アルバム・チャートの集計に、ストリーミング回数やシングル曲のユニット数が追加されることになったが、チャート編成がなければ、彼らのアルバムも、もっと上位にランクインできたかもしれない。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、20日22時以降となります。

◎【Hot200】トップ10
1位『クレオパトラ』 ザ・ルミニアーズ
2位『ゴア』デフトーンズ
3位『トラヴェラー』クリス・ステイプルトン
4位『ザ・ライフ・オブ・パブロ』 カニエ・ウェスト
5位『アンチ』リアーナ
6位『パーパス』ジャスティン・ビーバー
7位『ブラーリーフェイス』トウェンティ・ワン・パイロッツ
8位『マインド・オブ・マイン』ゼイン
9位『25』アデル
10位『ルーカス・グラハム』ルーカス・グラハム

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