旅行添乗員がオススメする、ご当地グルメとは?
旅の醍醐味のひとつである”食”。はるばる訪れた先では、その土地ならではの郷土料理やご当地グルメ、老舗の銘菓など、物珍しい逸品を楽しみたいものです。
旅行添乗員の仕事柄、月に何度も添乗業務について日本中を飛び回り、景勝地や観光地を巡っては、各地のレストランやホテルで食事をし、空港や駅、高速のSA等ではお土産コーナーに立ち寄るというのは、現役の添乗員MoMoさん。本書『ニッポン食いしん坊手帳』では、47都道府県におけるMoMoさんオススメの逸品が紹介されていきます。
たとえば中国地方ならば、鳥取県の”因幡の白うさぎ”、島根県の”ぼてぼて茶″、岡山県の”カブトガニ饅頭”と”ママカリ”、広島県の”日本一辛い江田島鬼壷豆腐・柚子香味”、山口県の”夏みかん丸漬”といったように、次々と紹介される日本全国美味しいものの数々。
しかし旅の道中ならそれらの品々を探し、食べ歩くことが可能でも、出張等で訪れ、思うように時間が工面できなかった際には、新幹線を待つ間に駅の構内でお土産を調達しなければならない場合も。
そのようなときにも最適な、大阪でのオススメの品として本書で紹介されるのは、新大阪駅構内で購入することができる”御菓子司絹笠・とん蝶”。「新大阪駅のお土産としては若干マイナーですが隠れた絶品名物」(本書より)なのだとMoMoさんはいいます。
御菓子司絹笠とは、キタやミナミ、アベノなど大阪府下に10店舗以上ある、創業慶応3年の老舗和菓子屋。とん蝶はその御菓子絹笠が作っている、おこわのこと。もち米の白蒸しに大豆、塩昆布、小梅が2個という、二等辺三角形型のシンプルなおこわが竹皮に包まれており、味の種類には、ノーマル、黒豆入り、トウモロコシ入り、七味入りがあります。
「一口食べるともち米の旨味がじわ〜っと広がり、そこに塩昆布の塩っ気や大豆やカリカリっとした小梅の食感が…。ご飯の旨味、天然の甘さが絶品。『お米って、こんなに美味しいんだ』って思わずつぶやいてしまうほどの美味しさなのです」(本書より)
ちなみに、新大阪駅構内のお土産、人気トップ5は、5位がたこ昌のたこ焼き、4位がみたらし小餅、3位が赤福、2位がたこパティエ、そして1位が点天のひと口餃子なのだとか。
日本全国を知り尽くした旅行添乗員がオススメする旅グルメの数々。旅行や出張の際には本書を参考に、新たな味を発見してみませんか?
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