小屋の魅力から注意点まで! じわじわ人気の「小屋」まとめ
最近じわじわと人気を集めている”小屋”や”スモールハウス”。2015年11月には東京ミッドタウンで無印良品が小屋の展示を行ったほど。そこで今回はSUUMOジャーナルに掲載された記事のなかから、どんな小屋があるのか、実際に小屋を建てた人の実体験、小屋を建てるときの注意点などの記事をまとめた。小屋をおさらいしていこう。
長野・茅野市で開催された日本初の「小屋フェス」
(写真撮影:SUUMOジャーナル編集部)
◎ワクワクする小屋のある暮らしを体験!「小屋フェス」を見てきた
(2015年8月11日掲載)
7月25日~8月2日、長野県茅野市の尖石(とがりいし)遺跡周辺で開催された「小屋フェスティバル」。建築家、工務店、クリエーターが提案する16棟の小屋が、緑いっぱいの自然の中に出現した
2014年には東京・虎ノ門で「小屋展示場」が開催されたが、今回の”フェス”では展示だけでなく、「小屋のある暮らし」を実際に体験できるのがポイント。内装の自由さと快適な居住性を目指した小屋、トラックに乗せてどこまでも運搬できる小屋など、ユニークなものも多い
小屋フェスで50万円の小屋を購入! その魅力とは?
(写真撮影:オオタ・マサオ)
◎50万円で手に入れた小屋のある暮らし。その魅力とは
(2015年11月20日掲載)
小屋を購入したのは、写真家のオオタ・マサオさん(60代)。オオタさんはふだん東京と山梨県北杜市を行ったり来たりする生活で、小屋は北杜市にある自宅の敷地内に建てたのだという
すぐにでも小屋を建てたいと考えたオオタさんは、その場でフレームキットの購入を決意。小屋フェスに展示されていた小屋を最終日に解体し、翌日運搬してもらうことに。搬入後、4人の職人がわずか5時間ほどで完成させてしまったという。費用は展示品処分価格として48万6000円、運搬費と施工費を含めても50万円ちょっとだった
「もともと小屋には興味がありまして。チープでシンプルなつくりが、昔の生活を思い出させるというか。小さいころは、立派な家になんて住んでいないんです。小さい部屋にちゃぶ台があって、縁側があって……。今の生活は便利になりすぎちゃって、どうも好きじゃない」とオオタさんは笑う。「この小屋は、どこかパオ(遊牧民族の移動式の家)みたいでしょ? そこが気に入りました」
実際に小屋を建てる場合、押さえておきたい注意点
(写真提供:SuMiKa)
◎知っておきたい小屋の注意点 建築確認は? 固定資産税は?
(2015年10月23日掲載)
しかしだ、家を建てるときに守らなければならない建築基準法には「小屋」の定義はない。屋根と柱と壁があれば、すべて「建築物」となり、小屋も立派な建築物になる。そして、基本的に床面積が10m2を超える建築物を建てる場合は確認申請が必要となってくる
■建築確認申請が必要かどうかのチェックポイント
(1)「都市計画区域」か「都市計画区域外」か
(2)「更地に小屋のみを新築」か「母屋が建っている土地に小屋を増築」か
(3)土地は「防火地域・準防火地域」か
(4)小屋は「10m2」を超えるか
(5)土地の「用途地域は無指定」か
確認申請の有無や法令に関わる部分は、事前に確認しておかないと、知らないうちに法令違反をしてしまう恐れがある。自分で調べるのは大変なので、事前に各自治体の都市計画課に問い合わせたり、施工会社に相談したりするのがいいだろう
あの無印も商品化を検討! 小屋を手がけたそのワケとは?
(写真提供:無印良品)
◎なぜ、今「小屋」? 無印良品がMUJI HUTをつくったわけ
(2016年1月18日掲載)
11月に東京ミッドタウンでの展示ではじめてお披露目された「MUJI HUT」は、全部で3種類
5日間にわたる展示期間中には、たくさんの来場者が足を運んだそう。客層も年配の夫婦や若いカップル、ファミリー層などさまざまで、なかには具体的な販売日や価格を尋ねる人も
「都会ではリノベーションをして賢く気持ちよく暮らし、余暇は都会から少し離れた郊外で、『キャンプ以上・別荘未満』の住まいに滞在してのんびりと過ごす、そんなライフスタイルの提案ができないかと思案していたんです。
その延長として去年持ち上がったのが、MUJI HUTの企画。小屋ならコストも抑えながら、多拠点での暮らしも叶うのではと考えました」
ちょっとした趣味の部屋に、シンプルに暮らすための家にと小屋の使い方は人それぞれ。今後、そういったニーズにあった小屋が続々とでてくるかも? 2016年も引き続き”小屋”の展開に注目だ。
元画像url http://suumo.jp/journal/wp/wp-content/uploads/2016/03/107867_main.jpg
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