【古賀茂明氏に仕事を】蓮舫公務員改革担当大臣、公務員改革派の古賀氏起用について「わたしからどうこう口を挟むものではない」
民主党では古賀茂明氏のことについて緘口令でも敷かれているのだろうか。古賀氏の処遇についてかつてない程注目が集まっているが、政府与党のみなさんは改革派の古賀氏に仕事を与えることから逃げているようだ。
9月20日午前の記者会見で蓮舫大臣に対して、「古賀茂明氏を蓮舫大臣の方で公務員制度改革のポストで起用する考えはないか」との質問があり、このような回答がおこなわれた。
質問:古賀さんが枝野大臣の元で月内にも退職という方向になってますけれども蓮舫大臣の方で公務員制度改革のポストで起用というようなことはお考えになってはないでしょうか?
蓮舫大臣:
まず、いまおっしゃったような第一段階の部分の枝野大臣の元での人事は私全く承知しておりませんし、これは所管大臣の仕事でございますのでわたしからどうこう口を挟むものでもございませんので答弁自体成り立ちません。
質問は退職後の抜擢は有りうるかという内容だったのですが、少々ちぐはぐな答えなのは残念。ただ、古賀茂明さんに公務員改革の仕事をさせるお考えは、どうやらなさそうな雰囲気。しかし公務員改革といえば真っ先に名前が上がる古賀茂明さんの登用を考えていないとなれば、大変残念な話です。
ちなみに上記の「所管大臣」とは枝野経産大臣のこと。「所管大臣の仕事」と言われた本人の枝野氏は、この件に関し、先週の記者会見で「(人事は)次官以下にお任せしている」と、責任を丸投げする発言をしています。しかし日本中からこれだけ注目が集まっている古賀茂明さんの処遇について「部下に任せた」とは少々無責任ではないでしょうか。
しかも、大臣は責任を丸投げしたにもかかわらず、枝野大臣の部下は「枝野大臣が退職の準備をするように言っている」と古賀氏をだまして一旦は辞表を提出させています。後に、このトラップに気づいた古賀氏は辞表を撤回。再度、枝野大臣本人に、仕事を与えてもらえないか頼むということです。さすがに今度は枝野大臣も「部下に任せた」とは言えないでしょう。また、上記のトラップについて枝野大臣は直ちに調査をおこない、しかるべき段階で「古賀さんを辞めさせようとしている官僚に古賀さんの処遇を丸投げしてしまった責任」をしっかりとるべきだと思います。
尚、古賀茂明さんの著書を読んでいるかという質問に対して蓮舫大臣は同じ記者会見で以下のように答えています。
質問:古賀茂明さんが「日本中枢の崩壊」「官僚の責任」においてあるべき公務員制度改革について唱えていますけれども大臣は古賀さんの本を読まれましたでしょうか?
蓮舫大臣:
まだ読んでません。
本を読んでいないのはしょうがないにしても、これだけ国民から注目と期待が集まっている人物に対して何も仕事を与えず、本人が「仕事を与えてください」と訴えている状況、それに対して何もできない蓮舫氏、枝野幸男氏。あまりにおかしな話ではないでしょうか。
古賀茂明氏は、再度枝野経産大臣に仕事を与えてくれるように訴えるとのことですが、果たして公務員改革派の古賀茂明氏に公務員改革の仕事は与えられるのでしょうか。
[情報提供:東京プレスクラブ」
トンチの効いた新製品が大好き。ITベンチャー「デジタルデザイン」創業参画後、メールマガジン発行システム「まぐまぐ」を個人で開発。利用者と共につくるネットメディアとかわいいキャラに興味がある。
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