東京ゲームショウ2011 Androidユーザー見どころガイド

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東京ゲームショウ2011 Androidユーザー見どころガイド

千葉・幕張メッセで開催中の『東京ゲームショウ2011』。17日からはいよいよ一般公開が始まります。ソーシャルゲーム、モバイルゲームの展示が増えた今回のゲームショウで、Androidユーザー注目の展示内容をまとめてみます。

『Xperia PLAY』がプレイアブル出展

『Xperia PLAY』ブース

ゲームショウ開催直前に突如ドコモからの発表された、ソニー・エリクソンのAndroidスマートフォン『Xperia PLAY SO-01D』。会場のモバイル&ソーシャルコーナーに大きなブースを構え、プレイアブル出展されています。初代『プレイステーション』タイトルを遊べる『PlayStation Certified』の同端末をHDMIケーブルでテレビにつなぎ、端末やテレビ画面を見ながら10分間、ゲームがプレイ可能。

ゲームパッドを収納すると見た目はスマートフォン 実際に操作するとこんな感じ

実際にプレイしてみましたが、本体は思ったより薄く、コントローラー操作も違和感なく遊べたのが印象的でした。Android端末で遊ぶゲームの可能性を広げる端末になりそうですが、今後どれぐらいアプリのラインアップが充実していくかで成否が問われそうです。試遊用の端末はゲームショウのために用意したもので実際の製品とは異なるため、端末の接写は残念ながら禁止。コンパニオンのお姉さんが持っている端末は撮影可ということで、撮影させていただきました。いち早く端末をチェックしてみたい方は、会場で試遊してみることをオススメします。

『ハンゲーム』の『G CLOUD』がデモ出展

『ハンゲーム』は『G CLOUD』を展示

9月8日にNTTドコモがLTEタブレット『GALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D』『ARROWS Tab LTE F-01D』を発表した際、対応コンテンツとして発表された『ハンゲーム』の『G CLOUD』が、Gaming PC WORLDブースに出展されています。『G CLOUD』はゲームをクラウド上で動作させ、端末からの操作の結果を映像として端末に配信するサービス。通信用のクライアントアプリをインストールすれば、その後は配信中のゲームを追加でインストールすることなくプレイできます。端末はAndroidスマートフォン、タブレット、パソコンが対応。技術的には『iPhone』『iPad』でも動作可能ですが、クライアントアプリが『AppStore』の審査を通らなかったため、今のところ非対応となっています。

LTEタブレットは参考展示

会場ではオンラインアクションRPG『ドラゴンネスト』をパソコンからプレイ可能。LTEタブレット『GALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D』『ARROWS Tab LTE F-01D』もブースには展示されているのですが、残念ながら会場全体のWi-Fi使用率が高く、帯域が確保できないためゲームが動作できなかったとのこと。家電・情報機器の展示会『CEATEC』ではLTEを使用して出展する予定だそうで、その際はタブレットでも動作するデモを見ることができそうです。『G CLOUD』は、この秋にサービス開始を予定しています。

大手メーカータイトルが勢ぞろい

Games for Smartphone & Tabletコーナー

モバイル&ソーシャルコーナーでは、大手ゲームメーカーが出展するiPhone/iPadアプリやAndroidアプリを試遊できます。昨年はAndroid、iPhoneと別々にブースがあったのが、今回は「Games for Smartphone & Tablet」という1コーナーにまとめられているのが特徴です。

Androidアプリではバンダイナムコゲームスが『太鼓の達人』『RIDGE RACER ACCELERATED 006SH』といった3Dゲームを出展しているほか、チュンソフトが『風来のシレン』『かまいたちの夜』『双剣舞曲オンライン』といったタイトルを、カプコンが『biohazard 4 Mobile edition』、セガが『3D麻雀 激牌』、コナミが『モバイル パワフルプロ野球 3D』、ハドソンが『ZOMBIE LIFE』、タイトーが『スペースインベーダー インフィニティジーン』を出展しています。

隠れた名作が見つかる? Android Application Awardブース

Android Application Awardブース

一方、大手、中小など規模を問わずメーカーのゲームや個人が制作したゲームをピックアップして紹介しているのがAndroid Application Awardブース。こちらでは下記15タイトルのゲームが実際に試遊できます。

『マジカルドロップ』(G-mode)
『鉄Qプリンセス』(Akimasa Shimobayashi)
『ダンジョンスイーパーLITE』(ましまろ)
『くるくるベジタブル』(CyberAgent)
『田中部長 -激アツver-』(hondakiyoshi)
『光速スワイプWR』(ISBS-DEV)
『うどん職人』(Honda Seminar)
『TaptapSumo』(PapayaB.D.)
『Spinky Classic Class』(fujitane contents designworks)
『old room -本の世界からの脱出-』(IzumiArtisan)
『Raging Thunder – LITE』(polarbit)
『ApeFlip』(PMR)
『Football Kicks』(Distinctive Wireless)
『Diversion』(Ezone.com)
『GalaxyLaser VSBOSS』(SAT-BOX)

パネルにはQRコードを記載

遊んでみて気に入ったアプリがあれば、パネルのQRコードからダウンロードできるので、いちいちダウンロードせずにいろいろなゲームをチェックしたい方にはオススメです。

昨年と比べると、Androidゲームアプリの出展数が大幅に増えた印象の今回のゲームショウ。一方で、昨年は大手メーカーが自社ブースでもアプリを出展していたのに対して、今回はメーカーブースでの出展はゼロ。スクウェア・エニックスが15日に独自のAndroidアプリマーケット『SQUARE ENIX MARKET』の今冬オープンを発表したり、バンダイナムコゲームスがこの夏独自マーケット『バナドロイド』をオープンすることを発表していましたが、それらに関する展示はありませんでした。大手ゲームメーカーのAndroid参入の動きと今回のゲームショウの展示がリンクしなかったのはちょっと残念。来年のゲームショウではいよいよAndroid花盛り、といった状況になっているのでしょうか。

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shnsk

宮原俊介(編集主幹) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長を務める。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

ウェブサイト: http://mogera.jp/

TwitterID: shnskm

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