藤村官房長官、電気料金引き上げに慎重姿勢
藤村修官房長官は2011年9月7日午前の記者会見で、東京電力が電気料金の引き上げを検討しているという報道について、自身が担当していた衆院震災復興特別委員会での原子力損害賠償支援機構法をめぐる議論を振り返り「『電気料金に簡単に上乗せなんかできないですね』というのが議論の流れだった」と慎重な姿勢を示した。
藤村長官は会見で、一部で報道されている東電による電気料金の引き上げ検討について、「所管は経済産業省なので、経産省の下できちっと検討されると思う」と前置きした上で、
「私も復興特(衆院震災復興特別委員会)で原賠機構法(原子力損害賠償支援機構法)を担当し、審議に加わっている中では、与野党の議論において、『電気料金に簡単に上乗せなんかできないですね』というのが議論の流れだった」
と述べた。
また、藤村長官は、政府に対して東電から電気料金値上げの申請があった場合には、「経済産業省にお任せしたいと思う」と話した。
野田内閣の閣僚の中では、玄葉光一郎外相が6日の記者会見で、東京電力が電気料金の引き上げを検討しているとの報道について、電気料金の値上げは「看過できない」と述べ、強い不快感を示していた。
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(三好尚紀)
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